このチュートリアルで使用するファイルは Looping Animated Backgrounds.prprojです 皆さんもチュートリアル付属の ファイルとメディアで実習してください プロジェクトファイルをダブルクリックして Premiere Pro CCで開きます Premiere Pro CCでは エフェクトワークスペースを使用します ワークスペースをリセットするにはパネルメニューをクリックして 「保存したレイアウトにリセット」を選択します このシーケンスには アニメーションするグラフィックがありますが 背景がないので これから追加しましょう まず、アニメーションを再生します タイムラインの背景が 透明であることは画面ではわかりません 初期設定では黒で表現されるからです プログラムモニターの 設定メニューをクリックします 「透明グリッド」をオンにすると 背景が透明であることがわかります ここでは、オフにします これにユニークな背景を追加しましょう これにユニークな背景を追加しましょう まず、黒のカラーマットを作成します プロジェクトパネルのサイズを大きくして パネル下部のボタンがすべて表示されるようにします 新規項目メニューから 「カラーマット」を選択します 初期設定の 新規カラーマットは、現在のシーケンスの設定にもとづき 幅、高さ、タイムベースなどが 正しく設定されています 「OK」をクリックします カラーピッカーからカラーを選択します ここでは黒にするため、そのまま「OK」をクリックします "Background"と名前を付けて 「OK」をクリックします 背景のカラーマットがプロジェクトパネルに表示されます Premiere Pro CCのカラーマットは グラフィックと同じように動作します これをシーケンスの Video 1トラック、グラフィックの下にドラッグします 何も見えないのは 黒の背景に 黒のカラーマットを配置したからです 背景をグラフィックの デュレーションに合わせてトリミングするのではなく ループするエフェクトを適用して グラフィックを複製します それをシーケンスで繰り返し ループのタイミングを維持しましょう そこで、デュレーションを指定します 背景を右クリックして 「速度・デュレーション」を選択します 速度とデュレーション間の リンクは解除します グラフィックのため、速度オプションが無効だからです デュレーションボックスをクリックして "1000"と入力します 区切記号は不要です 自動的に追加されます ボックスの外をクリックすれば 「00:00:10:00」と表示されます 「OK」をクリックします 黒のカラーマットのみの 10秒の背景クリップが作成されました Video 2も非表示にして 作業中のクリップをわかりやすくします サムネールが表示されるように、サイズを大きくします 再生ヘッドをシーケンスの最初に移動し エフェクトパネルで セルパターンエフェクトを検索します 検索ボックスで"セル"と入力すれば表示されます エフェクトをクリップにドラッグします すぐにエフェクトが適用されて ユニークなセルパターンが表示されます シーケンスを再生してみると セルパターンはアニメーションではなく 静止画像です 停止して 再生ヘッドをクリップの先頭に移動します セルパターンエフェクトには多数のオプションがあるため このエフェクトの使い方を知るには 実際に使ってみるしかありません 端から端までドラッグしてみましょう ここで、例えば 「コントラスト」を一番下に下げると まったく見えなくなり 一番上に上げると 白黒が強調されます これはリセットします ここで使用するオプションは 「展開」です このコントロールのアニメーションをオンにすると キーフレームが追加されます エフェクトコントロールパネルの ミニタイムラインの先頭です タイムラインパネルをアクティブにするために シングルクリックします 下向き矢印キーを押して 背景クリップの最後に移動します これで、背景クリップのすぐ後のフレームに移動しました これで、背景クリップのすぐ後のフレームに移動しました 下向きと上向き矢印キーを使えば クリップの最初のフレームに移動できます 最後のフレームではありません この場合、背景カラーマットの後にクリップはないため ブランクスペースの先頭にあります しかし、背景クリップは選択されたままのため ここでキーフレームを追加すれば クリップが終了した後であっても 背景クリップに適用されます 高度なオプションを 使う場合に重要なポイントです 少し下にスクロールして 「展開」のオプションを表示します ここにあります 「展開」に"6"と "x"を入力します 6回という意味です Enterキーを押すと 表示されます これで、最後のキーフレームが6回展開されます 展開がパターンエフェクトに変わります 「サイクル展開」をオンにして ループを指定し サイクル数を展開数に合わせることで ループとクリップが揃うようにします ここでは「2」にします 6は2で割り切れ、端数が出ないからです 最後のキーフレームのエフェクトで、展開数と サイクル数を揃えたため クリップの最後は 先頭と同じになります 再生ヘッドを先頭にドラッグして エフェクトを確認しましょう 面白い動きですね 完全にループするクリップができたので それを複製します Altキー(Windows)または Optionキー(macOS)を押しながら タイムラインでクリップをドラッグします コピーを前のクリップにスナップして 位置を揃えます これをもう一度繰り返します Alt(Option)キーを押しながら コピーを作成して キーを離し、前のクリップにスナップします これでグラフィックが30秒になり 背景と前景のグラフィックが一致します 次にカラーを変更しましょう 再生ヘッドをシーケンスの先頭に移動します 背景クリップの最初のインスタンスを選択して カラーワークスペースに切り替えます 作業前にワークスペースのリセットを習慣づけましょう Lumetriカラーパネルで 「基本補正」を展開します 「色温度」を青方向に動かします ここでは簡易的に設定しますが、結果を画面で確認してください エフェクトコントロールパネルで 背景レイヤーが選択されていることを確認します ここでは、セルパターンの設定は閉じ Lumetriカラーエフェクトの「基本補正」を展開します エフェクトコントロールパネルで表示されるコントロールは 基本的にLumetriカラーパネルで アクセスできるものと同じです ここに、先ほど変更した色温度の設定があります この設定のアニメーションをオンにします クリップの先頭にキーフレームができます タイムラインパネルを クリックしてアクティブにします 下向き矢印キーを1回押します ここで問題が生じます カラーワークスペースに切り替えると シーケンスメニューで、このオプション 「再生ヘッド位置を自動選択」が自動的に有効になります 「再生ヘッド位置を自動選択」が自動的に有効になります 下向き矢印キーで、再生ヘッドが次のクリップに移動すると 次のクリップが選択される仕組みです その場合は もう一度、最初のクリップを選択します 再生ヘッドはそのままです クリックして、この色温度コントロールにキーフレームを追加します クリップの最初と最後を同じ設定にします クリップの中央をクリックします およその位置で構いません 色温度を高くします オレンジ方向にシフトします タイムラインをスクラブすると ブルー、オレンジ、ブルーに変化し 元の色なしに戻ります コピーは削除しましょう Backspaceキーを押します オリジナルにカラーエフェクトが適用されているため これをドラッグして 直後にスナップ ドラッグして 直後にスナップします 色温度の補正では 最後のクリップの直後にキーフレームを設定しましたが それが次のクリップの先頭となるため これでカラーが美しくループし セルパターンエフェクトのすべてが 結合され、連続表示されます グラフィックの表示をオンにして 再生して編集結果を 確認しましょう セルパターンのアニメーションと カラーのアニメーションが シームレスに結合されました ループするアニメーションの背景を Adobe Premiere Pro CCで作成する方法を説明しました
