はじめに
[Dave Ko]:こんにちは、 モーションデザイナーのDave Koです。
Adobe Premiereを発売から30年以上 使い続けています。
Premiereは単なる編集ツールを はるかに超えて進化しました。
AIを活用した オブジェクトマスクを使えば、 きれいなマスクを 数秒で作成できます。
ロトスコープ作業は不要、 After Effectsで開く必要もありません。
すべてPremiere内で完了します。
今回はオブジェクトマスクで トラッキングした顔のぼかしを フェードアウトさせる方法を紹介します。
では始めましょう。
Blur_Faceという プロジェクトファイルを開きます。
被写体にマスクをかける
プロジェクトパネルに 編集するビデオクリップが 表示されます。
それをタイムラインに ドラッグしましょう。
タイムラインをスクラブすると、 人通りの多い歩道に立つ女性を カメラを少し動かしながら撮った タイムラプス映像が流れます。
この女性の顔をトラッキングして ショットに自然に馴染む ぼかしを適用しようと思います。
ツールバーで オブジェクトマスクツールを長押しし、 その他のオプションを表示して、 楕円形マスクツールを選択します。
顔はほぼ楕円形なので、 ちょうどいいでしょう。
クリック&ドラッグして 楕円で顏を囲みます。
顔を完全に覆うように マスクを作成しましょう。
次にぼかしコントロールを選択します。
マスクの上にある小さな黒い点です。
これを外側にドラッグして エッジを柔らかくします。
髪の端までぼかしを適用して ぼかしを周囲の画像に 滑らかにブレンドします。
うまくマスクできたら、 トラッキングする必要があります。
クリップを選択した状態で、 エフェクトコントロールパネルに移動し、
クリップのマスクをトラッキングする
楕円形マスクを見ると、 トラッキングオプションがあります。
1フレームずつ、 順方向のみ、 逆方向のみ、 または双方向です。
クリップ全体をトラッキングしたいので、 中央にある 選択したマスクを順方向と逆方向にトラック ボタンをクリックします。
するとPremierのAIが すばやく映像を分析して マスクを女性の顔に固定します。
タイムラインをスクラブすると、 このマスクトラッキングが 確かなことがわかります。
次にぼかしを追加しましょう。
ぼかしエフェクトを適用して調整する
オブジェクトマスクを選択した状態で、 エフェクトパネルを開きます。
見つからない場合は、 ウィンドウメニューから 「エフェクト」を選択し、 「ブラー(ガウス)」を検索して ダブルクリックします。
マスクが選択されているため、 自動的にぼかしエフェクトの 下にネストされます。
ぼかしの量を10.0程度に変更しましょう。
次に女性の顔を徐々に表示させます。
ぼかしをアニメーション化する
ぼかしのフェードアウトを開始する位置に フレームを移動し、 ぼかしの量にキーフレームを設定します。
数秒進めて、 別のキーフレームを設定し、 ぼかしを0.0に減らします。
これで再生の準備ができました。
マスクの選択解除を忘れないでください。
解除しないと、ぼかしが赤く表示されます。
最初ぼかしが入っている顏が、 滑らかに表示されていきます。
マスクはAIによって自動的に きれいにトラッキングされています。
このように、マスクのトラッキングと ぼかしのアニメーション化を 見事に、しかも簡単に、 Premiere内ですべておこなえます。
このテクニックを応用すれば、 顔だけでなくナンバープレートなどを トラッキングしてぼかしたり、 文書や機密資料の一部を 消したりできます。
スキルの向上にぜひお役立てください。
次回もお楽しみに。
