このチュートリアルでは、クロップ処理とスタイル設定を上手に使って 静的な画像素材から、SNS向きの動的なビデオを 作成してみます まず、画像をフレーム全体に配置するために サイズを変更します。
コーナーをクリックし ドラッグしてフレームいっぱいの大きさにします サイズが決まったら、次に、これを3等分して 3つのセクションを別々のレイヤーに配置します 第1セクションのレイヤーから作成しましょう 「切り抜きと回転」のメニューで このように「下」クロップスライダーを動かすと 画像の上部だけ残すことができます ちょうど3分の1使いたいので「67%」と入力 こうして作ったレイヤーを複製して 第3セクションのレイヤーにします 複製ボタンをクリックしてから ドラッグして、レイヤー1の上に重ねます クロップツールで、「上」を33% 「下」も33%にして 画像の中部セクションを作ります これは、ビデオレイヤー2に配置されています もう1つ複製して、画像の下部セクションを作りましょう クロップで「上」を67%切り落とし 「下」は0%にします 以上で、元画像を上、中、下に分けた 3つのセクションが揃いました 各部分にカラープリセットを適用して変化を付けましょう まずは、一番上のセクションから カラープリセット一覧を開いて 「モノラル」を選択 中段セクションにも「モノラル」を指定しますが 「強さ」スライダーを下げて、効果を弱め 少しカラーが残るようにします 上から下へ、3つの部分を段階的に表示させるために 表示タイミングを変更しましょう ここをドラッグしてタイミングを変えます ビデオレイヤー2の表示開始タイミングを遅らせるには このようにドラッグします ビデオレイヤー3も同じようにしましょう これを再生すると、上、中、下の順に表示されます もっと動きを付けるために、各クリップの末端に デフォルトのクロスディゾルブを適用しましょう ショートカットキーでやってみます まず、MacならCommand+A WindowsならCtrl+Aで、クリップを一括選択し それから、MacならCommand+D WindowsならCtrl+Dを押すと、すべてのクリップに 標準のトランジションが付きます 先頭から再生すると、このように 滑らかにフェードイン、フェードアウトしますね もう少しダイナミックにしましょう 長さを変え、カットやカラープリセットを増やすと より変化が付きます この上部セクションのレイヤーをドラッグして 4秒に延長しましょう ビデオレイヤー2を選択して、こちらは レイヤー3のトランジション開始タイミングと 合わせます 下部セクションのレイヤーも同様にします 交互に表示されるようになりました。
完璧なループ動画です 上から下へ、だんだんと全身の姿が現れ その後、上から下へ、だんだんと消えていきます では、さらにクリップやカラートランジションを追加し レイヤーを分けて、複雑にしてみましょう まず、クリップを分割したいタイム位置まで 再生ヘッドを動かします このタイム位置で、ビデオレイヤー3を はさみアイコンで切り、クリップを分割します さらに、再生ヘッドをもう少し進めてから ここでも分割します ビデオレイヤー2も同じように このタイム位置で分割しましょう はさみアイコンをクリックするだけです ビデオレイヤー1も同じく、はさみアイコンで ここを分割します 新しくできた4つのクリップに、カラートランジションを 適用しましょう 一番上にあるレイヤー、つまり 下部セクションの新しいクリップに プリセットの 「SLブリーチ」を適用します 最後は「モノラル」にしてみましょう 選ぶプリセットはどれでも構いませんので お好きにどうぞ 中段セクションのクリップには「なし」を適用して 本来のカラーを出します ビデオレイヤー1の新しいクリップには 「SLマトリックス」を適用します 新たに分割したすべての箇所に、トランジションの クロスディゾルブをかけて変化をスムーズにしましょう 「トランジション」の「クロスディゾルブ」をクリックし 編集ポイントにドラッグするだけです しかも、適用したトランジションを別の編集ポイントにコピーし 貼り付けることもできます コピーするには、MacならCommand+C WindowsならCtrl+Cを押します。
それから 次の編集ポイントをクリックし、MacならCommand+V WindowsならCtrl+Vで貼り付け ほかの編集ポイントにも同様に貼り付けます 再生ヘッドを巻き戻して、結果を見てみましょう 再生する前に、必ず「ループ再生」をオンにして ループしたときの見え方を確認してください では、再生ボタンをクリック どんな映像になるでしょうか 以上のように、いくつかの基本的なトランジションや カラープリセット、クロップを使うだけで 1枚の静的な画像素材からダイナミックな動画を 作ることができます
