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見るだけでセンスアップ!配色パターン60選と失敗しない色選びのコツ

見るだけでセンスアップ!配色パターン60選と失敗しない色選びのコツ

「色の組み合わせがなんだかしっくりこない」「おしゃれな配色を選んだつもりなのに、いまいちパッとしない」そんな悩みをもったことはありませんか?

デザインにおいて配色は大切な要素ですが、バランスの取れた色の組み合わせを決めるのはカンタンなことではありません。

そこでこの記事では、テーマ別にオススメの配色パターンを60種類ご紹介します。また、デザインの完成度を高めるための基本的な配色ルールも解説します。

さらに「Adobe Photoshop」を使って画像の配色を変更する方法や、無料の配色ツール「Adobe Color」を使い、デザインに適したカラーパレットを手軽に作成する方法などもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

イメージに合った配色を取り入れて、デザインのクオリティをぐっと引き上げましょう。

※この記事の情報は2025年3月時点のものです。アプリケーションのバージョンにより、操作画面のUIや機能が異なる場合がありますので、ご了承ください。

Photoshopを使って画像の配色を変える方法を先にチェックする

目次

配色パターンによってデザインの印象が劇的に変わる

ポップ&カジュアルな配色パターン15選

クール&モダンな配色パターン9選

シンプル&ナチュラルな配色パターン9選

エレガント&ラグジュアリーな配色パターン6選

和風の配色パターン9選

季節を感じさせる配色パターン

知っておきたい!7つの配色基礎知識

Photoshopで画像内の配色を変更する方法

Adobe Colorで選んだ色をPhotoshopで適用する方法

Photoshopがあれば、どんな画像編集も思いのままに。

配色パターンによってデザインの印象が劇的に変わる

配色パターンを変えるだけで、デザインの印象は驚くほど変わります。

明るく華やかな印象から、落ち着いた上品な雰囲気まで、色の使い方次第で伝わるイメージはまったく違ったものになります。まずは以下の画像をご覧ください。

配色が異なる同じデザインのSNSバナー3枚

左の画像はポップで明るい印象、中央はインパクトがあり目を引く印象、右は落ち着いた大人っぽい印象を感じる方が多いのではないでしょうか?

このように、同じデザインであっても配色パターンが異なるだけで、伝わるイメージは大きく変わるのです。

そして、配色ひとつで与える印象が大きく変わるからこそ、幅広い配色パターンを知り、目的に応じて使い分けることが大切です。

では実際に、具体的な配色パターンをテイストごとに確認していきましょう。

今回は大きく6つのテイストで分類し、60種類もの配色パターンをご紹介します。

以下のリンクから、目的のテイスト別配色をチェックして、デザインにお役立てください。

ポップ&カジュアルな配色パターン15選

まずは、明るく親しみやすい印象を与える配色パターンを15個ご紹介します。

活動的なシーンに適したポップカラー、インパクト抜群のビビッドカラー、優しい雰囲気のパステルカラーなど、様々なシーンに適したカラーリングを取り揃えました。

楽しくポジティブなイメージのデザイン制作にオススメです。

ポップカラー

カジュアルで活動的な印象を与える配色パターンです。

鮮やかで目を引く色の組み合わせが特徴で、親しみやすさと軽やかさを感じさせます。

そのため、音楽フェスティバルやイベントなど、明るく楽しい雰囲気を演出するシーンに適しています。

ポップカラーの配色パターン1

明るい青空と雲を背景にした、赤・黄・青の風船

[#FF3030]×[#FFA500]×[#87CEFA]

■配色の特徴

明るいレッド(#FF3030)とオレンジ(#FFA500)に、爽やかなスカイブルー(#87CEFA)を組み合わせた配色です。レッドとオレンジが活発で元気な印象を与え、ブルーが清涼感を加えることで全体をすっきりとまとめています。力強さと軽やかさを兼ね備えた、目を引くカラーリングです。

■こんなデザインに使われています

ポップカラーの配色パターン2

[#FFD700]×[#FF69B4]×[#40E0D0]

■配色の特徴

彩度の高いイエロー(#FFD700)とピンク(#FF69B4)に、中彩度のターコイズブルー(#40E0D0)を組み合わせた、メリハリの効いた配色です。イエローとピンクは明るくエネルギッシュな印象を与え、ターコイズブルーのやや落ち着いた色合いが全体を適度に引き締めています。明度と彩度のコントラストが明確なため、視認性が高くバランスの取れた色合いです。

■こんなデザインに使われています

ポップカラーの配色パターン3

[#32CD32]×[#8A2BE2]×[#FFFF00]

■配色の特徴

高彩度のグリーン(#32CD32)とイエロー(#FFFF00)に、彩度がやや低めのパープル(#8A2BE2)を組み合わせた、高コントラストの配色です。グリーンとイエローは明るく躍動感があり視線を引きつけます。そこに暗めのパープルを加えることで色彩のコントラストが強まり、メリハリが効きつつも、まとまりのある仕上がりになっています。明度と彩度のコントラストが明確で視認性が高いため、インパクトのあるデザインに適しています。

■こんなデザインに使われています

カジュアルカラー

リラックスした雰囲気をもち、親しみやすい印象を与える配色パターンです。

彩度を抑えた色を中心に組み合わせることで、明るく軽やかでありつつも落ち着きのある印象になります。そのため、アウトドアイベントやオーガニックショップなど、カジュアルでアクティブなシーンのデザインに適しています。

カジュアルカラーの配色パターン1

ネイビーの空間を背景にした黄色の花と緑の葉

[#6B8E23]×[#FFDB58]×[#1A2E78]

■配色の特徴

ややくすんだグリーン(#6B8E23)が穏やかな印象を与え、明るいイエロー(#FFDB58)が明るいアクセントとなり、彩度・明度のコントラストが生まれます。さらに落ち着いたネイビー(#1A2E78)を加えることで、全体のバランスが整い、明るさと安定感が調和しています。親しみやすさと落ち着きを兼ね備えた配色です。

■こんなデザインに使われています

カジュアルカラーの配色パターン2

[#4682B4]×[#F4A460]×[#FFFFFF]

■配色の特徴

明るいオレンジ(#F4A460)が活動的な印象を与え、落ち着いたブルー(#4682B4)との補色関係が視覚的なメリハリを生みます。さらに明度の高いホワイト(#FFFFFF)を加えることで全体の色調が明るく引き上げられ、親しみやすく、ライトな雰囲気を感じさせる配色です。

■こんなデザインに使われています

カジュアルカラーの配色パターン3

[#844D26]×[#87CEEB]×[#FAF3E0]

■配色の特徴

ブラウン(#844D26)が温かく落ち着いた印象を与え、爽やかな水色(#87CEEB)との明度差がコントラストを生んでいます。そこに柔らかなアイボリー(#FAF3E0)が加わることで色同士の調和が取れ、親しみやすくリラックスした雰囲気を演出しています。カジュアルながらも落ち着きを感じさせる配色です。

■こんなデザインに使われています

ネオンカラー

鮮烈で大胆な印象を与える配色パターンです。

視認性や注目度を高めたいシーンでの使用に適しています。

彩度と明度が非常に高く、光を放つように目を引くカラーリングが特徴で、広告やポスター、イベントの販促物などに、特にオススメの配色です。

ネオンカラーの配色パターン1

ネオンカラーのハンドバッグ(ピンク、イエロー、グリーン)

[#FF1493]×[#FFFF33]×[#32CD32]

■配色の特徴

高彩度のピンク(#FF1493)とイエロー(#FFFF33)が強い色相差による鮮烈なコントラストを作り出し、視認性を高めています。そこに明度が近いグリーン(#32CD32)を加えることで、色同士のバランスが取れ、鮮やかな色合いでありながらも調和の取れた印象になります。エネルギッシュで目を引く配色です。

■こんなデザインに使われています

ネオンカラーの配色パターン2

[#FFFF00]×[#BF00FF]×[#007FFF]

■配色の特徴

明度が非常に高いイエロー([#FFFF00)と、鮮やかなパープル(#BF00FF)、ブルー(#007FFF)の組み合わせです。イエローとパープルは色相環上で反対の位置にある補色関係にあり、互いの色を強調し合い、視覚的に強いメリハリを生み出します。そしてブルーを加えることで、強烈な印象が適度に引き締まります。彩度・明度・色相差のすべてにおいてコントラストが強く、視認性とインパクトが際立つ配色です。

■こんなデザインに使われています

ネオンカラーの配色パターン3

[#7DF9FF]×[#FF00FF]×[#FF4500]

■配色の特徴

明度・彩度の高い水色(#7DF9FF)と鮮烈なピンク(#FF2DFF)は色相差が大きく、強いコントラストを作り出しています。さらに、彩度が高く明度がやや低めのオレンジ(#FF4500)を加えることで、色同士の調和を保ちながらも、全体の印象を力強く引き締めています。全体として明度・彩度のメリハリが明確で、視認性が高く、印象的な配色となっています。

■こんなデザインに使われています

ビビッドカラー

鮮やかで力強い印象を与える配色パターンです。高彩度の色を組み合わせることで、エネルギッシュでダイナミックな雰囲気を演出します。スポーツイベントや音楽フェスティバル、若者向けのブランドなど、活気あふれるシーンのデザインに適しています。

ビビッドカラーの配色パターン1

明るいオレンジ、ピンク、ブルーのボトル

[#FF007F]×[#0073E6]×[#FF4500]

■配色の特徴

高彩度のオレンジ(#FF4500)とピンク(#FF007F)が温かみと活発な印象を与え、色相差による強いコントラストが目を引きます。一方で、彩度を抑えたスモーキーなブルー(#0073E6)が加わることで全体が程よく落ち着き、強い色味同士のバランスを取っています。若々しく活発なイメージを保ちつつも、派手すぎず親しみやすい印象を与えるため、幅広い用途で使いやすい配色パターンです。

■こんなデザインに使われています

ビビッドカラーの配色パターン2

[#00FFFF]×[#FFFF00]×[#32CD32]

■配色の特徴

鮮やかなシアン(#00FFFF)、イエロー(#FFFF00)、グリーン(#32CD32)の組み合わせが、明るく元気な印象を与える配色です。 強いコントラストのシアンとイエロー、そしてその間を埋めるような彩度のグリーンを組み合わせることで、鮮やかかつ調和の取れたカラーリングとなっています。

■こんなデザインに使われています

ビビッドカラーの配色パターン3

[#1A98FF]×[#FF00FF]×[#00FF40]

■配色の特徴

ブルー(#1A98FF)とグリーン(#00FF40)の近い色相が爽やかで軽やかな印象を生み出し、対照的なピンク(#FF00FF)をアクセントに加えることで、配色全体にメリハリが生まれます。彩度・明度ともに高いため、視認性が高く、エネルギッシュな印象を与える配色になっています。

■こんなデザインに使われています

パステルカラー

柔らかく穏やかな印象を与える配色パターンです。

ナチュラルで温かみのある雰囲気をもつことから、カフェや雑貨店、ウェディング関連のデザインによく用いられます。優しく上品な色合いの組み合わせが特徴です。

パステルカラーの配色パターン1

淡い黄色、ブルー、オレンジのイースターエッグ

[#FFFACD]×[#B0E0E6]×[#FFDAB9]

■配色の特徴

淡いイエロー(#FFFACD)は明度が高く温かみを感じさせ、ライトブルー(#B0E0E6)は色相が涼やかで軽やかな印象を与えます。さらに、ピーチカラー(#FFDAB9)が彩度を抑えながらも、温かみと穏やかな親しみやすさを加えています。明度・彩度・色相の調和がとれているため、視覚的な刺激が抑えられ、心地よい安らぎと優しさを感じる配色となっています。

■こんなデザインに使われています

パステルカラーの配色パターン2

[#FFD1DC]×[BFFFBF]×[#E6E6FA]

■配色の特徴

淡いピンク(#FFD1DC)、柔らかなグリーン(BFFFBF)、軽やかなラベンダー(#E6E6FA)を組み合わせた、繊細で優しい印象の配色です。全体的に明度を高めに設定し、彩度を控えめに調整することで、色同士が自然に調和し、落ち着いた穏やかな印象を作り出しています。また、色相の差が小さいため、清潔感と品の良さを兼ね備えた優しいイメージを生み出します。

■こんなデザインに使われています

パステルカラーの配色パターン3

[#A0D8EF]×[#FF6F61]×[#FFFDD0]

■配色の特徴

淡く爽やかなブルー(#A0D8EF)は明度が高く清潔感を与え、彩度を抑えたコーラルオレンジ(#FF6F61)が温かみのあるアクセントとなります。さらに明度が高いアイボリー(#FFFDD0)を加えることで、全体の明るさを調整し、柔らかな統一感を作り出しています。色同士のコントラストが穏やかで、視覚的な刺激が少なく、活気がありつつも落ち着いた印象を与える配色です。

■こんなデザインに使われています

クール&モダンな配色パターン9選

続いては、クール&モダンな配色パターンを9つご紹介します。

クールでモダンな配色は、寒色系や無彩色をベースにしたシンプルな色使いが感情的な刺激を抑え、理性的で整った印象を与えるため、「洗練」「知的」「信頼感」を強調しやすい特徴があります。

そのため、シャープでスマートなイメージを重視するビジネス、テクノロジー、ファッション関連のデザインに特に適しています。

モノトーン

モノトーンは、シンプルで上品な印象を与える配色パターンです。

彩度がなく純粋な明暗の対比だけで構成されているため、視覚的なノイズが少なく、洗練された印象を与えます。ファッションやインテリア、建築など、シンプルさと洗練さを重視するデザイン分野で広く活用されています。

モノトーンの配色パターン1

ハンガーラックに吊るされた黒、グレー、白のTシャツ

[#000000]×[#FFFFFF]×[#808080]

■配色の特徴

ブラック(#000000)、ホワイト(#FFFFFF)、グレー(#808080)のみで構成されたシンプルな配色です。色相が完全に排除され、明度の差のみで構成されているため、装飾性を抑えた洗練された印象を与えます。彩度が0で純粋な無彩色のみを使用しており、最大限のコントラスト(白と黒の明度差)が視認性を高めています。情報の伝達を重視するスタイリッシュなデザインに客観的に適しています。

■こんなデザインに使われています

モノトーンの配色パターン2

[#36454F]×[#D3D3D3]×[#FFFFFF]

■配色の特徴

チャコールグレー(#36454F)、ライトグレー(#D3D3D3)、ホワイト(#FFFFFF)を組み合わせた落ち着いた配色です。純粋な黒(#000000)を使用しないことで、明度差は確保しつつも極端なコントラストを避けており、視覚的な刺激を抑えた穏やかでシックなデザインに適しています。

■こんなデザインに使われています

モノトーンの配色パターン3

[#708090]×[#FAF3E0]×[#A9A9A9]

■配色の特徴

スレートグレー(#708090)、アイボリー(#FAF3E0)、ダークグレー(#A9A9A9)を組み合わせた、柔らかく上品な配色です。グレーを基調としつつ、わずかに黄みを帯びたアイボリーを加えることで、完全な無彩色よりも温かみのある印象を実現しています。また、黒を使用しないことでコントラストが適度に抑えられ、シャープすぎず落ち着きのある雰囲気にまとまっています。

■こんなデザインに使われています

クールブルー

知的で洗練された印象を与える配色パターンです。

低〜中彩度の青色を基調とし、適切な明度のコントラストにより視覚的に整理され、クールで落ち着いた印象を与えられます。また、青色の持つ冷静さと信頼性のイメージから、ビジネスやテクノロジー、医療分野などのデザインにオススメです。

クールブルーの配色パターン1

空撮した白波立つ青い海

[#000080]×[#48D1CC]×[#FFFFFF]

■配色の特徴

深みのあるネイビー(#000080)、ターコイズブルー(#48D1CC)、ホワイト(#FFFFFF)を組み合わせた配色です。ネイビーが落ち着きを与え、ターコイズブルーが爽やかさを演出。ホワイトが加わることでコントラストを生み、視認性の高い洗練された印象がより強まっています。

■こんなデザインに使われています

クールブルーの配色パターン2

[#B0E0E6]×[#4682B4]×[#D3D3D3]

■配色の特徴

低彩度・高明度のパウダーブルー(#B0E0E6)、中彩度・中明度のスチールブルー(#4682B4)、無彩色・高明度のライトグレー(#D3D3D3)を組み合わせた配色です。彩度を抑えた青系統の色と明度の異なるグレーを組み合わせることで、冷静さと親しみやすさを両立した配色となっています。

■こんなデザインに使われています

クールブルーの配色パターン3

[#4169E1]×[#191970]×#F5F5F5]

■配色の特徴

高彩度・中明度のロイヤルブルー(#4169E1)、中彩度・低明度のミッドナイトブルー(#191970)、低彩度・高明度のスモークグレー(#F5F5F5)の組み合わせです。明度差による鮮明なコントラストと青系色相の統一感が、スタイリッシュかつ、視覚的に整理された印象を与えます。

■こんなデザインに使われています

サイバーカラー

鮮やかで個性的な配色パターンです。未来的でエネルギッシュな印象を与え、テクノロジーやデジタル関連のデザインに適しています。クラブイベントのポスターやゲームのグラフィックなど、目を引くビジュアルにも活用できます。

サイバーカラーの配色パターン1

ネイビーとブルーの背景にピンク、グリーンの光を放つスマートフォン

[#1B03A3]×[#FF1493]×[#00FF00]

■配色の特徴

高彩度の深いブルー(#1B03A3)が重厚感と落ち着きを生み出し、鮮烈なピンク(#FF1493)との強い色相差が視覚的なインパクトを与えます。さらに明度と彩度の高いグリーン(#00FF00)を加えることで、ディスプレイや電子機器の表示に多用される光を連想させ、デジタル感や未来的なイメージを際立たせる配色となっています。

■こんなデザインに使われています

サイバーカラーの配色パターン2

[#0088FF]×[FF00AA]×[#708090]

■配色の特徴

鮮やかなブルー(#0088FF)のデジタル感と、明るいピンク(#FF00AA)の組み合わせがSF映画やサイバーパンクの世界観を連想させる配色です。また、スレートグレー(#708090)が加わることで洗練さが増し、テクノロジー感が強調されます。ゲームやテクノロジー関連のデザインに最適な、目を引くカラーリングです。

■こんなデザインに使われています

サイバーカラーの配色パターン3

[#082567]×[#FA245F]×[#FFFF66]

■配色の特徴

ネイビー(#082567)、やや明るめの赤(#FA245F)、高明度のイエロー(#FFFF66)の組み合わせが目を引く、コントラストの強い配色です。落ち着いたネイビーに対して、ピンクとイエローがアクセントとなり、ポップで未来的なデジタル感を強調します。

■こんなデザインに使われています

シンプル&ナチュラルな配色パターン9選

ナチュラルで落ち着きと温かみのある配色パターンを9つご紹介します。

今回取り上げるアースカラー、ニュートラルカラー、ビジネスカラーは、自然界に存在する柔らかな色合いが特徴です。これらの配色はどんなシーンにも適しており、特にインテリアデザインやファッション、ライフスタイルブランドなど、ナチュラルで心地よい印象を大切にしたい場面に最適です。

アースカラー

アースカラーは、自然の温もりを感じさせる落ち着いた色合いです。

土や木、植物を思わせるナチュラルな色合いが、リラックスした雰囲気を醸し出します。

自然を想起させやすいことから、エコやサステナビリティをテーマにしたデザインに最適で、カフェやコスメのパッケージ、ライフスタイルブランドにもぴったりです。

アースカラーの配色パターン1

白い壁の前にブルーグリーンのソファとベージュのブランケット、観葉植物

[#D3C6A6]×[#FFFFF0]×[#264653]

■配色の特徴

柔らかなベージュ(#D3C6A6)とアイボリー(#FFFFF0)に深みのあるブルーグリーン(#264653)を組み合わせた配色です。明度の異なる色調の組み合わせにより視覚的な奥行きが生まれ、ナチュラルさと洗練さを両立。温かみのある自然素材を想起させながらも、現代的で落ち着いた印象を与えます。

■こんなデザインに使われています

アースカラーの配色パターン2

[#6B8E23]×[#E2725B]×[#FFFDD0]

■配色の特徴

落ち着いたオリーブグリーン、温かみのあるコーラル、優しいクリーム色の組み合わせです。グリーンとコーラルは、互いに補色に近い関係にあるため、強いコントラストが生まれ、目を引く鮮やかさとエネルギーを感じさせます。一方、クリーム色がその強烈な印象を和らげ、全体を柔らかくまとめています。自然界の植物と夕焼けを思わせる色調が調和した、温かく親しみやすい印象の配色です。

■こんなデザインに使われています

アースカラーの配色パターン3

[#8B4513]×[#FFDB58]×[#BEBEBE]

■配色の特徴

ブラウン(#8B4513)、明るいマスタードイエロー(#FFDB58)、グレー(#BEBEBE)の組み合わせです。ブラウンの重厚感とイエローの明るさが対比をなし、無彩色のグレーが全体のバランスを整えています。木材や土、日光を連想させる配色です。

■こんなデザインに使われています

ニュートラルカラー

穏やかでシンプルな配色が特徴のニュートラルカラー。

控えめで洗練された雰囲気があり、どんなデザインにも自然に馴染みます。ナチュラル志向のファッションやインテリア、エレガントなコスメのビジュアルにぴったりで、上品な印象を与えます。

ニュートラルカラーの配色パターン1

白いテーブルに、白皿に乗せたティラミスと白いティーカップ

[#D3C6A6]×[#483C32]×[#FFFFFF]

■配色の特徴

落ち着いたベージュ(#D3C6A6)、深みのあるブラウン(#483C32)、ホワイト(#FFFFFF)の配色です。同系色のベージュとブラウンが自然な温かみを生み出し、ホワイトとの明度差が視認性と清潔感を高めています。自然素材の色調と無彩色の組み合わせで、ナチュラルさとモダンさを両立した、洗練された印象を与えます。

■こんなデザインに使われています

ニュートラルカラーの配色パターン2

[#FFFFF0]×[#D3D3D3]×[#A9A9A9]

■配色の特徴

アイボリーホワイト(#FFFFF0)、ライトグレー(#D3D3D3)、ダークグレー(#A9A9A9)の配色です。黄みを帯びたホワイトが冷たさを抑え、グレーの濃淡が視覚的な奥行きを生み出しています。彩度を抑えた色調で主張しすぎない印象ながら、明度差による適切なコントラストで視認性を確保した、洗練された雰囲気の配色です。

■こんなデザインに使われています

ニュートラルカラーの配色パターン3

[#BEBEBE]×[#C4A484]×[#D8A7B1]

■配色の特徴

ミディアムグレー(#BEBEBE)、タンベージュ(#C4A484)、モーヴピンク(#D8A7B1)の組み合わせです。彩度を抑えた3色が微妙なニュアンスを生み出し、グレーの無機質さをベージュの温かみとピンクの柔らかさが和らげています。都会的な洗練さと自然な優しさを両立させた、上品な印象の配色です。

■こんなデザインに使われています

ビジネスカラー

ビジネスカラーを使うことで、フォーマルさや信頼感、落ち着きを印象付けられます。

また、彩度と明度、コントラストを適度に抑えることで堅実性も演出でき、企業のコーポレートサイトやwebサイト、名刺、プレゼンテーション資料などに適しています。

ビジネスカラーの配色パターン1

アイボリーの背景にグレーのスーツでタブレットを持ったビジネスマンと観葉植物

[#013220]×[#36454F]×[#FAF3E0]

■配色の特徴

深いグリーン(#013220)、ダークチャコールグレー(#36454F)、柔らかなアイボリー(#FAF3E0)の配色です。ダークカラーが安定感と信頼性を表現し、アイボリーが明度差を生み視認性を高めています。落ち着いた色調と柔らかなアイボリーの対比で、堅実さと親しみやすさを兼ね備えた洗練された印象を演出できます。

■こんなデザインに使われています

ビジネスカラーの配色パターン2

[#000080]×[#D6D6BC]×[#FFFFFF]

■配色の特徴

深みのあるネイビー(#000080)、高級感のあるベージュ(#D6D6BC)、ホワイト(#FFFFFF)を組み合わせたフォーマルで清潔感漂う配色です。 ネイビーは知的で信頼感のある印象を与え、ベージュが柔らかさを加えます。ホワイトが全体を明るく整え、クリーンな印象を引き立てます。シンプルで高級感のある、調和の取れた組み合わせです。

■こんなデザインに使われています

ビジネスカラーの配色パターン3

[#808080]×[#800000]×[##F5E6C4]

■配色の特徴

ミディアムグレー(#808080)、バーガンディレッド(#800000)、温かなベージュ(#F5E6C4)の組み合わせです。グレーのもつ中立性と信頼感、レッドの凛とした存在感、ベージュの親しみやすさが調和し、ビジネスシーンに必要な信頼性と適度な個性を表現しています。

■こんなデザインに使われています

エレガント&ラグジュアリーな配色パターン6選

高級感と洗練されたイメージを演出する配色パターンを6つご紹介します。

高級レストランやホテルの内装、ジュエリーブランドのパッケージなどによく使われている配色です。豪華でありながらも派手になりすぎず、スマートな雰囲気を際立たせたいときに最適です。

ラグジュアリーカラー

高級感と洗練を感じさせる配色パターンです。プレミアムな印象を重視するブランドや、ラグジュアリーなインテリア、webデザインなどに最適です。高級ホテルのロビーやシックなジュエリーブランドのパッケージにもふさわしく、信頼感とクオリティの高さを伝える役割を果たします。

ラグジュアリーカラーの配色パターン1

白いテーブルに茶色のカッティングボード、赤ワインとチーズ

[#8B5E3C]×[#7B001C]×[#F8F5F0]

■配色の特徴

中明度・中彩度のブラウン(#8B5E3C)、低明度・高彩度の情熱的なレッド(#7B001C)、高明度・低彩度の柔らかなアイボリー(#F8F5F0)の組み合わせです。暖色系の重厚なブラウンとレッドが高級感を演出し、アイボリーが明度コントラストを生み出すことで視認性と洗練さを両立させています。

■こんなデザインに使われています

ラグジュアリーカラーの配色パターン2

[#996515]×[#B2A59B][#000000]

■配色の特徴

中明度・中彩度のブラウン(#996515)、中明度・低彩度のグレーベージュ(#B2A59B)、低明度・無彩色のブラック(#000000)の組み合わせです。優しく上品な雰囲気のブラウンとグレーベージュにブラックが加わることで、明度差によるコントラストが生まれ、視認性と高級感を同時に実現しています。

■こんなデザインに使われています

ラグジュアリーカラーの配色パターン3

[#1B2A49]×[#B5A999]×[#FFFFFF]

■配色の特徴

低明度・低彩度のネイビー(#1B2A49)、中明度・低彩度のグレーベージュ(#B5A999)、無彩色のホワイト(#FFFFFF)の組み合わせです。冷色と暖色、暗色と明色の対比が視覚的な奥行きを生み出し、控えめな彩度が上品さと洗練さを表現しています。

■こんなデザインに使われています

エレガントローズ

華やかで高貴なローズ系のカラーが特徴の配色パターンです。

エレガントさと温かみが共存し、優雅で心地よい印象を与えます。ウェディング関連やファッション、コスメデザインなどに使用されることが多く、上品さと華やかさを感じさせてくれる色合いです。

エレガントローズの配色パターン1

ブルーグレーの布を背景とした、ピンクのバラと白いパールのアクセサリー

[#B76E79]×[#9BB0C1]×[#F2E8DC]

■配色の特徴

中明度・中彩度のローズピンク(#B76E79)、中明度・低彩度のペールブルー(#9BB0C1)、高明度・低彩度のクリーム色(#F2E8DC)の組み合わせです。補色に近い関係のピンクとブルーが洗練された調和を生み、柔らかなクリーム色が全体を優しくまとめています。

■こんなデザインに使われています

エレガントローズの配色パターン2

[#65000B]×[#B7A99A]×[#FFFFFF]

■配色の特徴

低明度・高彩度のボルドーレッド(#65000B)、中明度・低彩度のウォームグレー(#B7A99A)、ホワイト(#FFFFFF)の組み合わせです。深みのあるレッドが格調高さを、グレーが落ち着きを、ホワイトが清潔感を表現し、対比による視認性の高さも実現しています。

■こんなデザインに使われています

エレガントローズの配色パターン3

[#4B2C5E]×[#E4C6C6]×[#000000]

■配色の特徴

低明度・中彩度の深いパープル(#4B2C5E)、高明度・低彩度のペールピンク(#E4C6C6)、無彩色のブラック(#000000)の組み合わせです。パープルは神秘的で上品な印象を、ピンクは優しさと温かみを与え、ブラックが全体を引き締めます。3色がバランスよく調和し、気品のあるカラーリングに仕上がっています。

■こんなデザインに使われています

和風の配色パターン9選

日本の伝統色がもつ静けさと美しさを感じさせる配色パターンを9つご紹介します。

日本の自然や文化に根ざした色合いが、品と格調高い雰囲気を生み出します。和風の店舗デザインや、伝統的な美を現代的に表現したいシーンに最適です。

自然の色調

日本の風景や四季を思わせる、落ち着いた自然の色合いを取り入れた配色パターンです。

深みのある色合いが、木や土、和紙などの質感に調和し、穏やかで温かみのある雰囲気を生み出します。和の趣を活かしたデザインに適しており、茶室や和モダンのインテリア、伝統工芸品のパッケージなどに馴染みます。

自然の色調の配色パターン1

夕暮れ時の富士山。紫、オレンジ、赤の空と海

[#B22C36]×[#E6672E]×[#A58AC4]

■配色の特徴

中明度・高彩度の朱赤(#B22C36)、中高明度・高彩度の橙(#E6672E)、中明度・中彩度の藤色(#A58AC4)の組み合わせです。

暖色系の朱赤と橙がエネルギッシュな雰囲気を生み出しつつ、寒色系の藤色で温度差のバランスをとっています。和の伝統色でありつつ、どこか現代的な印象もある配色です。

■こんなデザインに使われています

自然の色調の配色パターン2

[#275A44]×[#8F5A28]×[#D7C4BB]

■配色の特徴

低明度・低彩度の松葉色(#275A44)、中明度・中彩度の茶色(#8F5A28)、高明度・低彩度の桜鼠色(#D7C4BB)の組み合わせです。森と大地を想起させる色調が日本の風土と調和し、明度の段階的な変化が自然な奥行きを生み出しています。和の空間に欠かせない落ち着きと温もりを表現した配色です。

■こんなデザインに使われています

自然の色調の配色パターン3

[#DAC6B5]×[#7BA7A1]×[#4A91C9]

■配色の特徴

高明度・低彩度の生成色(#DAC6B5)、中明度・低彩度の青磁色(#7BA7A1)、中明度・中彩度の群青色(#4A91C9)の組み合わせです。日本の伝統的な和紙の色をベースに、陶磁器の釉薬や夏の空を思わせる青の色調が重なり、日本の水辺の風景を連想させます。温かみのある生成色と涼しげな青系統の対比が、夏の涼感と和の落ち着きを同時に表現しています。

■こんなデザインに使われています

伝統的な色調

格式のある和の色合いを取り入れた、品格のある配色パターンです。

落ち着いた雰囲気をもつと同時に、上質な印象を与えます。料亭や和装ブランド、老舗のブランディングなど、格式を大切にする場面にふさわしい色合いです。

伝統的な色調の配色パターン1

黒い背景に、赤・白の桜の花の飾り

[#16160E]×[#D9333F]×[#EAE5DA]

■配色の特徴

低明度・低彩度の黒(#16160E)、中明度・高彩度の緋色(#D9333F)、高明度・低彩度の生成色(#EAE5DA)の組み合わせです。漆器や墨、朱印を思わせる伝統色が日本らしい美しさを表現し、強いコントラストが視認性と格調高さを演出しています。

■こんなデザインに使われています

伝統的な色調の配色パターン2

[#D3381C]×[#E6A5B6]×[#00736C]

■配色の特徴

中明度・高彩度の朱色(#D3381C)、高明度・中彩度の桃色(#E6A5B6)、低明度・中彩度の深緑色(#00736C)の組み合わせです。歌舞伎や浮世絵に見られる色使いを思わせる鮮やかさと、補色関係に近い赤と緑の対比が力強さを生み出し、優しく華やかな桃色が全体をまとめています。

■こんなデザインに使われています

伝統的な色調の配色パターン3

[#2A5CAB]×[#FFF7E1]×[#B98C46]

■配色の特徴

深い藍色(#2A5CAB)、明るい象牙色(#FFF7E1)、明るい茶色(#B98C46)の組み合わせです。伝統的な藍染めの色と金色の装飾を思わせる対比が目を引き、明るい象牙色が全体に適度な抜け感をもたらします。神社仏閣の装飾や古典的な美術品の色使いを思わせる、格式高い配色です。

■こんなデザインに使われています

雅な色調

華やかさと品のよさを兼ね備えた、優雅な配色パターンです。金や朱など、日本の文化を象徴する色を取り入れることで、洗練された美しさを演出します。着物や和菓子のパッケージ、格式のあるイベントの装飾など、伝統と品位を大切にしたいデザインに最適です。

雅な色調の配色パターン1

赤や黄金色の紅葉を背景にした赤い鳥居

[#E85959]×[#F6AD49]×[#D9C5B2]

■配色の特徴

高明度・高彩度の珊瑚色(#E85959)、高明度・高彩度の山吹色(#F6AD49)、中高明度・低彩度の亜麻色(#D9C5B2)の組み合わせです。春の花や紅葉を思わせる暖色系の組み合わせが季節の移ろいを表現し、亜麻色の落ち着きが全体をまとめています。

■こんなデザインに使われています

雅な色調の配色パターン2

[#D74894]×[#F5A191]×[#F8F4E6]

■配色の特徴

中明度・高彩度の牡丹色(#D74894)、高明度・中彩度の珊瑚朱色(#F5A191)、高明度・低彩度の練色(#F8F4E6)の組み合わせです。柔らかさと品格をもつ色調の組み合わせが、雛祭りや桜の季節を想起させ、日本の美意識に見られる上品な華やかさと繊細さを表現しています。

■こんなデザインに使われています

雅な色調の配色パターン3

[#8C77CF]×[#BFB1ED]×[#D3CA82]

■配色の特徴

中明度・中彩度の藤紫(#8C77CF)、高明度・中彩度の淡藤色(#BFB1ED)、中高明度・中彩度の鶯色(#D3CA82)の組み合わせです。初夏の藤と若葉を思わせる色調が和の風情を感じさせ、紫系統の色に黄緑をアクセントとして加えることで、格調高さと季節感が調和した配色となっています。

■こんなデザインに使われています

季節を感じさせる配色パターン

春夏秋冬、それぞれの季節にふさわしい配色パターンを12種類ご紹介します。

各季節の自然や風景に見られる色合いや、季節感をイメージさせる色を反映した配色が、デザインに季節感をもたらします。季節ごとの魅力を最大限に活かしたいシーンに最適です。

春らしい配色

柔らかな陽射しと花々の色彩を感じさせる、優しく爽やかな配色です。

自然の息吹が感じられるこの組み合わせは、春のイベントポスターやフラワーショップのデザイン、さらにはパステル調のアパレルブランドにも最適です。

春らしい配色パターン1

コスモスの花畑。ピンクと白の花と緑の茎や葉

[#F4C6C3]×[#A2D5AB]×[#F9F7F0]

■配色の特徴

淡い桜色(#F4C6C3)と若葉のようなグリーン(#A2D5AB)、優しいアイボリー(#F9F7F0)の組み合わせです。低彩度・高明度の色調が春の柔らかな陽光を思わせ、桜と新緑という日本の春を象徴する色のコントラストが、穏やかで爽やかな印象を生み出しています。

■こんなデザインに使われています

春らしい配色パターン2

[#A7D8F0]×[#FCE77C]×[#F8AFA6]

■配色の特徴

春の空を思わせる水色(#A7D8F0)、菜の花のような明るい黄色(#FCE77C)、桃の花のようなピンク(#F8AFA6)の組み合わせです。高明度・中彩度の色調が春の明るさと軽やかさを表現し、寒色と暖色のバランスが心地よい調和を生み出しています。

■こんなデザインに使われています

春らしい配色パターン3

[#B49AC2] ×[#EADDC8]×[#F88379]

■配色の特徴

藤の花を思わせる淡いパープル(#B49AC2)、ベージュ(#EADDC8)、コーラルピンク(#F88379)の組み合わせです。パープルとピンクの彩度差が春の多様な花の表情を表現し、中間色のベージュが全体をまとめることで、優雅で上品な春の雰囲気を醸し出しています。

■こんなデザインに使われています

夏らしい配色

空や海の青さ、夏の日差しを思わせる鮮やかな色合いが特徴の夏の配色パターンです。

涼しげなブルーや明るいイエローが、暑さと爽やかさを同時に演出します。スポーツブランドの広告やリゾート系のデザインに使われることが多く、夏らしく元気なイメージのアイテムやパッケージのデザインにも最適です。

夏らしい配色パターン1

水色の海を背景にした、黄色い向日葵と白いマグカップ

[#FFD300]×[#87CEEB]×[#FFFFFF]

■配色の特徴

太陽を思わせる鮮やかな黄色(#FFD300)、夏空のような明るい青(#87CEEB)、清潔感のある白(#FFFFFF)の組み合わせです。

高彩度・高明度の色調と強いコントラストが夏の強い日差しと澄んだ空気を表現し、爽快感と明るさを生み出しています。

■こんなデザインに使われています

夏らしい配色パターン2

[#007ACD]×[#00E5EE]×[#BFEFEF]

■配色の特徴

明るい青(#007ACD)、鮮やかなターコイズ(#00E5EE)、淡い水色(#BFEFEF)の組み合わせです。明度と彩度の異なる青系統の色を使うことで、海の深さと透明感を表現し、夏の海の涼しさと清々しさを感じさせる配色になっています。

■こんなデザインに使われています

夏らしい配色パターン3

[#FFF44F]×[#FF6F91]×[#40E0D0]

■配色の特徴

トロピカルな黄色(#FFF44F)とピンク(#FF6F91)、南国の海を思わせるターコイズ(#40E0D0)の組み合わせです。高彩度・高明度の3色による鮮やかなコントラストが華やかさを表現し、エネルギッシュで楽しい夏のイメージを演出しています。

■こんなデザインに使われています

秋らしい配色

紅葉や落ち葉、収穫の時期に見られる色合いを反映した配色パターンです。

深みのある赤やオレンジ、ブラウンなどが特徴で、落ち着いた雰囲気を作り出します。

秋のイベントやブランディング、また高級感を演出したいときにオススメの配色です。

秋らしい配色パターン1

ワイン色・黄金色に色づく紅葉と、ダークブラウンの木の幹

[#D4A017]×[#800020]×[#5C4033]

■配色の特徴

秋の銀杏を思わせる金色(#D4A017)、深い紅葉のようなバーガンディ(#800020)、木の幹のようなくすんだ茶色(#5C4033)の組み合わせです。彩度が高く、暖色系で統一することで、温かみのある秋らしい雰囲気を生み出しています。

■こんなデザインに使われています

秋らしい配色パターン2

[#E2725B]×[#808000]×[#F5DEB3]

■配色の特徴

柿のようなピンクオレンジ(#E2725B)、オリーブグリーン(#808000)、ベージュ(#F5DEB3)の組み合わせです。実りの秋を感じさせる色調で、彩度と明度のバランスが中間的で落ち着いた印象を与えます。農作物や自然の恵みを連想させる色の組み合わせが、秋の豊かさと穏やかさを表現しています。

■こんなデザインに使われています

秋らしい配色パターン3

[#C19A6B]×[#C75B39]×[#FAF3E0]

■配色の特徴

落ち葉のような淡い茶色(#C19A6B)、紅葉のような赤褐色(#C75B39)、秋の霧を思わせる白色(#FAF3E0)の組み合わせです。中〜高明度と中程度の彩度が秋の柔らかな日差しを表現し、暖色系の色調が秋の温かさと柔らかさを引き立てています。

■こんなデザインに使われています

冬らしい配色

澄んだ空気や雪景色をイメージした、クールで洗練された配色パターンです。

深みのあるネイビーやシルバーなどが、静けさと上品さを演出します。冬のジュエリーブランドやホリデーシーズンの広告、モダンなライフスタイルブランドのデザインにオススメです。

冬らしい配色パターン1

雪の夜、ネイビーの空の下に建つ2軒のログハウス

[#191970]×[#D3D3D3]×[#F7E7CE]

■配色の特徴

冬の夜空を思わせる深いネイビー(#191970)、雪を連想させるシルバーグレー(#D3D3D3)、柔らかな灯りのようなクリーム色(#F7E7CE)の組み合わせです。低明度の寒色と高明度の無彩色のコントラストが冬の澄んだ空気と静けさを表現し、クリーム色の温かみが冬の室内の安らぎを感じさせます。

■こんなデザインに使われています

冬らしい配色パターン2

[#800020]×[#FFF0D6]×[#6F4E37]

■配色の特徴

クラシックな深いレッド(#800020)、温かみのある象牙色(#FFF0D6)、落ち着いた茶色(#6F4E37)の組み合わせです。高彩度の深い赤と低彩度の茶色、そして高明度の象牙色というコントラストが、冬の室内の暖かさと落ち着きを表現しています。クラシックな冬のインテリアや暖炉のある部屋を思わせる色調が、冬の温もりと上質な雰囲気を生み出しています。

■こんなデザインに使われています

冬らしい配色パターン3

[#1D2951]×[#7851A9]×[#AFDBE9]

■配色の特徴

冬の夜明け前の空のような紺色(#1D2951)、冬の朝焼けを思わせる紫(#7851A9)、氷のような淡い水色(#AFDBE9)の組み合わせです。低〜中明度の寒色系統と明度差による静かなコントラストが冬の静けさを表現し、近い色相で統一することで洗練された印象を生み出しています。

■こんなデザインに使われています

ここまで、様々な配色パターンをご紹介してきました。

これらのパターンを活用することで、デザインに統一感を持たせたり、印象を大きく変えたりすることもできます。

次に、実際に配色を行う際に役立つ基礎知識をご紹介します。

配色の基本を理解すれば、色の選び方や組み合わせに自信がもてるようになり、デザインの完成度もさらに向上するでしょう。

知っておきたい!7つの配色基礎知識

ここからは配色の基礎知識を7つ解説します。

「色の3要素」や「補色」、オススメの「色数」などのポイントを押さえることで、目的に応じて色を選びやすくなり、より洗練された配色が実現できます。

1.色の3要素「色相・彩度・明度」

第一に、基本的な色の三要素からおさらいしていきましょう。

色は「色相」「彩度」「明度」の3つの属性で構成されています。

この3つの要素を効果的に組み合わせることで、情報を際立たせたり、特定のイメージを表現したりできます。

色相

色相の解説

色相は基本的な色の種類のことです。

赤、オレンジ、黄、緑、青、紫などがこれにあたります。

目的に合った色相を選ぶことで、ブランドイメージを構築できます。

例えば、青系は信頼性や清潔感、赤系は情熱や活発性、緑系はやすらぎや落ち着きを連想させやすい特徴があるため、目的に応じて色を選びましょう。

赤、オレンジ、黄色、緑、青、紫の色の特徴

彩度

彩度の解説図。左から右に向かうほど、彩度が高くなる

彩度は色の純度や鮮やかさを表します。高彩度は目を引き活気がある一方、低彩度は落ち着きや洗練された印象を与えます。こうした性質から、例えばビジネス向けのデザインでは彩度を抑える、子ども向けなら彩度を高くするといった使い分けに活かせます。

明度

明度の解説図。左から右に向かうほど、明度が高くなる

明度は色の明るさを表します。

明度の高い色は開放的で軽やか、低い色は重厚で落ち着いた印象になります。

デザインにおいては、明度の差を利用して可読性を高めたり、視線の流れをコントロールしたりすることが可能です。

例えば、文字と背景の明度差を大きくすると読みやすくでき、重要な要素に高明度を使うと目立たせられます。

2.色の効果やデザインのターゲットを意識する

ターゲットや与えたい印象によって、適した色は異なります。

色が持つイメージや心理的効果を押さえつつ、デザインの目的に合った配色を選びましょう。

■子ども向けのデザイン

楽しさや親しみやすさを演出するには、原色に近いビビッドカラーを取り入れることが効果的です。特に、赤やオレンジ、黄色などの暖色系は、明るく元気な印象を与え、子どもの好奇心を引きやすくなります。

■大人向けのデザイン

成熟した大人に似合う色を選ぶ場合は、深みのある色やシックな色がよいでしょう。例えば、ネイビーやグレー、ダークブラウン、ボルドーなどは品のよさと重厚感を演出し、落ち着いた雰囲気を作り出します。

■ビジネス向けのデザイン

ブルーやグレー系を活用すると、すっきり清潔感のある印象になり、誠実さやスマートさを演出できるでしょう。特に、ダークブルーやスレートグレーは、プロフェッショナルで落ち着いた印象を与え、信頼性や安定感を伝える効果的な色です。

3.デザイン全体でトーンを統一する

トーンとは、明度と彩度が組み合わさった色の調子のことです。

デザイン全体で色のトーンを統一すると、自然な調和が生まれ、プロフェッショナルな印象を与えやすくなります。

例えば、全体にくすんだ色調を使うか、すべて明るく鮮やかな色を使うかのどちらかに統一することで、一貫性のあるデザインが確立できます。

反対に、パステルカラーと原色、くすみカラーと蛍光色といったように異なるトーンを混在させると、ちぐはぐで落ち着きのない印象になってしまうため注意しましょう。

4.使う色数を3色に絞る

色の使いすぎはデザインを煩雑にし、情報の伝達を妨げます。

そこで「ベースカラー」「メインカラー」「アクセントカラー」の3色構成に絞ることで、視認性の高い、整理されたデザインが実現できます。

ベースカラーの役割

ベースカラーにおける彩度の解説図示

ベースカラーはデザインの基盤となり、面積の最も広い部分(背景や余白など)に使用します。他の色を引き立てる土台となるため、無彩色や低彩度の色がオススメです。

ちなみに、明るい色を選ぶと開放的な印象に、暗い色だと高級感や落ち着きを演出できます。暗色を選ぶ場合は他の要素とのコントラストを確保し、重苦しさを避けるようにしましょう。

メインカラーの役割

メインカラーの解説図。適した例と不適切な例

メインカラーはデザインの主役となる色です。

ロゴやタイトルなど、視線を集める部分に使用します。

メインカラーを使用する際には、ベースカラーとの関係性が重要で、

例えばメインカラーとベースカラーが同系色であれば統一感が、補色ならメリハリが強調できるでしょう。また、ベースカラーが淡色の場合、メインカラーを濃色にすると視認性を高められます。

アクセントカラーの役割

アクセントカラーの解説図。webページの見出しとボタンの例

アクセントカラーは、その名のとおり強調したい部分に限定して使います。

具体的にはボタンやリンク、見出しなど、ユーザーに注目させたい要素に活用します。

なお、基本的にはメインカラーよりも目立つ色を選び、視線の誘導と情報の優先順位を明確に示せるようにしましょう。

5.「7:2.5:0.5」の比率を心がける

配色のバランスを整える一例として、ベースカラー、メインカラー、アクセントカラーの面積比を約7:2.5:0.5(70%:25%:5%)に設定する方法があります。

多くの場合において、この比率に色合いを調整することで、視覚的に調和のとれた印象を生み出すとされています。

ベースカラー・メインカラー・アクセントカラーの理想的な割合を示す図

6.強調するときは「補色」を取り入れる

色相を円形に並べたものを「色相環」と呼びます。

そして、色相環で正反対の位置にある色同士を「補色」といいます。

補色の解説

補色同士を組み合わせると、それぞれの色が引き立て合い、鮮やかに見える性質があります。そのため、色相環を意識して色を組み合わせると、目立たせたい部分を意図的に強調することが可能です。

7.ハレーションに注意する

先に紹介した補色は、何かを目立たせる際にアクセントとして使う分には問題ありません。

ただし、明度が近く彩度が高い色同士を隣接させると、目がチカチカしたり、色の境界線が見づらくなってしまいがちです。そして、この現象を色彩における「ハレーション」といいます。

特に重要なテキストや情報を伝える要素では、このような色の組み合わせは避けましょう。

色同士の境界がぼやけ、ハレーションを起こす例とハレーションを回避する例

ハレーションを避けて視認性を高めるには、明度差を十分に確保することが重要です。

色相の差だけでなく明度のコントラストを意識すると、視覚的なストレスを軽減でき、情報が正確に伝わりやすくなります。

特に文字と背景の組み合わせでは、適切なコントラスト比を保つことがアクセシビリティの観点からも重要です。

これまでに配色の基本や重要なポイントを解説してきました。

続いては、専門的な理論や複雑なテクニックに頼らず、Photoshopを使って画像内の色をシンプルに変更する方法をご紹介します。事前に決めたメインカラー、ベースカラー、アクセントカラーをそれぞれどのように反映させるか、順を追ってわかりやすく解説します。

Photoshopで画像内の配色を変更する方法

ここからは画像編集アプリPhotoshopを使って、画像の配色を変更する方法を詳しく解説します。

Photoshopは、世界中のクリエイターに使われているPC向けの画像編集アプリです。

画像の色彩調整はもちろん、背景の透過や細かなレタッチなど、様々な編集ができます。

Photoshopを7日間無料で試してみる

Photoshopには、デスクトップアプリ版web版があり、今回はデスクトップアプリ版を使った方法を解説します。

それではPhotoshopを使って、以下の画像の背景・ソファ・クッションの色を変更していきます。

白い壁を背景とした、青いソファとオレンジ色のクッション

配色を変更する前に、まずは「メインカラー」「ベースカラー」「アクセントカラー」を決めましょう。

メインカラー、ベースカラー、アクセントカラーを決める

画像の配色を設定します。

変更前の配色は「カジュアルカラーの配色パターン2」でご紹介した[#4682B4]×[#F4A460]×[#FFFFFF]です。

ここから「ラグジュアリーカラーの配色パターン3」でご紹介した[#1B2A49]×[#B5A999]×[#FFFFFF]に変更してみます。

色ごとの変更イメージは、以下のとおりです。

配色変更のイメージ。カジュアルカラー2からラグジュアリーカラー3に変更

【手順1】Photoshopで配色を変更したいデータを開く

まずはPhotoshopを起動します。

画面左にある「開く」をクリックし、編集したい写真を選択しましょう。

Photoshopで画像を開く手順を解説した画像

【手順2】色を変える範囲を指定する

最初は背景色(ベースカラー)から変更しましょう。

まずソファを選択したあと、選択範囲を反転させて背景部分だけを選択状態にします。

この操作は「コンテキストタスクバー」を使うとカンタンに作業できます。

なお、コンテキストタスクバーは現在の作業に応じて必要なツールを自動的に表示してくれる便利な機能です。表示されていない場合は、「ウィンドウ」>「コンテキストタスクバー」の順にクリックして表示させましょう。

コンテキストタスクバーをクリック

コンテキストタスクバーが表示されたら「被写体を選択」をクリックしてください。

コンテキストタスクバーから「被写体を選択」をクリック

すると、ソファの範囲が選択されました。

ソファの範囲が選択

続いて、画面上部のメニューから「選択範囲」>「選択範囲を反転」をクリックし、背景のみを選択します。

画面上部のメニューから「選択範囲」>「選択範囲を反転」をクリック

【手順3】ベースカラーを変更する

背景のみが選択されたら、「イメージ」>「色調補正」>「色の置き換え」をクリックしましょう。


「イメージ」>「色調補正」>「色の置き換え」をクリック

すると、「色の置き換え」ダイアログボックスが開きます。

ダイアログボックス上の、スポイトアイコンをクリックしてください。

「色の置き換え」ダイアログボックスからスポイトアイコンをクリック

カーソルがスポイト上になるため、画像内の壁の色を選択し、クリックしてください。

その後「カラー」の項目をクリックし、「カラーピッカー」を開きましょう。


「カラー」の項目をクリックし、「カラーピッカー」を開く

カラーコードで数値を指定する場合は、「カラーピッカー」下部の「#」の項目に数値を入力します。今回は、先ほど決めた[#FFFFFF]を指定します。

カラーピッカーにカラーコードを入力する

すると、すぐに画像に色が反映されました。

意図した色にならないときは、「色の置き換え」の「許容量」のスライダーを左右に動かし、色の置き換えが適用される範囲を調整しましょう。

「許容量」のスライダーを左右に動かし、色の置き換えが適用される範囲を調整

【手順4】メインカラーを変更する

背景の色を変更したら、次はメインカラーであるソファの色を変更します。

ソファの色を選択するため、再度「選択範囲」>「選択範囲を反転」をクリックしましょう。

ソファが選択されたら、ツールバーから「オブジェクト選択ツール」を選択します。

ツールバーから「オブジェクト選択ツール」を選択

また、ここではソファの色のみを変更するため、クッションを選択範囲から外します。

一部のみを選択範囲から外す際には、キーボードの「Alt(Option)」キーを押しながら対象をクリックします。

今回は2つのクッションをそれぞれクリック(または囲むようにドラッグ)して、ソファだけを選択しました。

「Alt(Option)」キーを押しながら、対象を囲むようにドラッグ

そして「イメージ」>「色調補正」>「色の置き換え」の順にクリックし、背景と同様の手順でソファの色を変更してください。

今回は「#1B2A49」に置き換えました。

イメージ」>「色調補正」>「色の置き換え」の順にクリック

ソファの色が変わったら、「選択範囲」>「選択を解除」をクリックして、選択範囲を解除しましょう。

【手順5】アクセントカラーを変更する

最後に「オブジェクトツール」を使って、アクセントカラーであるクッションの色を変更しましょう。

「Shift」を押しながら対象物をクリックすることで、複数の対象を選択できます。

「Shift」を押しながら対象物をクリックすることで、複数の対象を選択できる

2つのクッションを選択した状態で、「イメージ」>「色調補正」>「色の置き換え」をクリックし、壁やソファと同様の手順でクッションの色を変更してください。

今回は「#B5A999」に置き換えました。

以上で、Photoshopを使った色の置き換えは完了です。

色を置き換えた前後を比較してみると、上質で落ち着いた印象へと生まれ変わったことがわかるでしょう。

色を置き換える前のソファ&クッションと、Photoshopを使って色を置き換えた後の比較画像

また今回のように、ベースカラー・メインカラー・アクセントカラーを意識して配色することで、全体的に調和がとれ、統一感のある仕上がりになります。

また、今回ご紹介した色の置き換え機能について、以下の記事でも解説しています。様々なバリエーションを確認したい方は、ぜひあわせてご覧ください。

Photoshopで色を置き換える手順を解説!できないときの解決法も


さて、 Photoshopでの色変更テクニックを習得したところで、次はより効率的に色を選ぶ方法に目を向けてみましょう。これまで紹介してきた配色パターンを参考にすることも大切ですが、実際のデザイン作業では、プロジェクトに応じて最適な色の組み合わせを探すことも多いでしょう。

そこで役立つのが「Adobe Color」というツールです。

このツールを使えば理想的な配色をカンタンに見つけ出し、そのままPhotoshopで活用することもできます。それでは、具体的な使い方をチェックしていきましょう。

Adobe Colorで選んだ色をPhotoshopで適用する方法

ここからは、無料の配色ツール「Adobe Color」の使い方を解説します。

とってもカンタンに使えて、色選びを効率化してくれるので、日々のデザイン業務にぜひご活用ください。

【手順1】Adobe Colorを開く

まずは「Adobe Color」にアクセスしましょう。

ホーム画面では、配色を作成できる「カラーホイール」のタブが選択された状態になっています。

Adobe Colorのカラーホイールを開く

【手順2】配色ルールを選択する

次に「カラーハーモニー」の項目から、プルダウンメニューを開きましょう。

この項目からは複数のカラーハーモニールールを選択でき、調和のとれたテーマを素早く作成できます。

選択できるのは、以下の9種類です。

  1. 類似職
  2. モノクロマティック
  3. トライアド
  4. 補色
  5. 分割補色
  6. 正方形
  7. コンパウンド
  8. シェード
  9. カスタム

例えば、統一感のある配色を作りたい場合は「類似色」や「モノクロマティック」を。コントラストの強い配色にしたいときは「補色」や「分割補色」を選択してみましょう。

自由に色を調整したい場合は「カスタム」を選択してください。

カラーハーモニーを選び、カスタムをクリック

【手順3】カラーホイールで配色を調整し、カラーセットを作成する

あとはカラーホイールを動かして、好みの配色に調整し、デザインに合うカラーセットを作成するだけです。

カラーホイールを前後左右に動かす

なお、カラーコードは手入力することも可能です。

カラーコードを入力する

また、ごみ箱アイコンをクリックするとカラーセットを減らせます。

今回の記事でご紹介した、3色の組み合わせも作れます。

ごみ箱アイコンをクリックして、カラーセットの色数を調整できる

【手順4】配色を保存する

最後に「保存」をクリックすると、作成した配色がAdobeアカウントに保存されます。

保存した配色は「マイライブラリ」で確認が可能です。

保存した配色をマイライブラリで確認する

そして、保存した配色はPhotoshopの「CCライブラリ」に自動的に追加されます。

PhotoshopのCCライブラリで配色を確認

クリックするだけでカラーパレットとして利用できるので、ぜひデザインの作成に役立ててみてくださいね。

Adobe Colorで、配色の可読性・視認性も確認できる

ちなみに、Adobe Colorには配色の可読性・視認性を判断する機能もあります。

アクセシビリティツールのタブをクリックし、「テキストカラー」「背景色」にそれぞれ任意のカラーコードを入れると、テキストが読みやすいか、テキストやアイコンが見やすいかを、「合格」「不合格」で判定してくれます。

webページやバナーなどを作る際に、ぜひ活用してみましょう。

Adobe Colorで配色の可読性・視認性を判断する

Adobe Colorアクセシビリティツール

以上が、Adobe Colorの使い方でした。

なお、今回配色の調整に使ったPhotoshopには、写真・画像の編集やデザイン制作を強力にサポートする、様々な機能が備わっています。

最後に、Photoshopの魅力について改めて紹介します。

Photoshopがあれば、どんな画像編集も思いのままに。

幅広いユーザーに支持されている画像編集アプリ「Photoshop」

Photoshopは、プロのフォトグラファーやデザイナーから趣味で写真を楽しむ人まで、幅広いユーザーに支持されているPC向けの画像編集アプリです。画像の補正やエフェクトの追加はもちろん、合成や生成AIを使った画像生成など多彩な画像編集が可能で、プロフェッショナルな仕上がりを実現できます。

高度な写真補正ができる

Photoshopなら、写真の明るさや色味の微調整はもちろん、不要な要素の消去や高度な合成もカンタンです。例えば、写真の中で色あせてしまった空を鮮やかな青に置き換えたり、商品のカラーバリエーションをカンタンに試したりと、思い描いた色彩を瞬時に再現できます。

多彩なデザイン制作に役立つ

SNS用のバナー、ポスター、webグラフィックなど、Photoshopにはクリエイティブを形にするための機能が多数備わっています。写真やテキストを自由に組み合わせ、プロ仕様のデザインが誰でも手軽に作成できます。

リアルなイラスト作成にも使える

Photoshopのブラシツールは、使う人の感性をそのままに表現します。水彩画や油絵のような繊細なタッチ、筆圧感知や傾きに反応するリアルな描画で、手描きの風合いをそのまま再現できます。

魅力的な写真・画像をシンプルに共有

Photoshopで仕上げた写真は、最適なサイズや形式で出力でき、SNSやwebでの共有もスムーズです。プロフィール写真からカバー画像まで、思い通りにカスタマイズできます。

Photoshopがあれば、今回ご紹介した方法や豊富な機能を使って、画像をイメージ通りに仕上げられます。この機会にぜひPhotoshopを使って、想像を超えた新しいクリエイティブの世界をお楽しみください。

Photoshopを7日間無料で試してみる

https://main--cc--adobecom.hlx.page/jp/cc-shared/fragments/roc/seo/product-blade/photoshop