Adobe Acrobatのファイルの圧縮と最適化について学びましょう。ぜひ動画とともにご覧ください。
※ チュートリアルは2025年6月時点のものであり、今後は変更する可能性があります。
学習内容
1. 3つの圧縮方法
2. 圧縮方法によるファイルサイズの違い
PDFを圧縮する方法は、大きく3つあります。

それぞれ、操作の手軽さや圧縮率、細かな調整のしやすさに違いがあるため、目的や状況に応じて使い分けましょう。
1. Acrobatにおまかせ
1つ目は、Acrobatにおまかせする方法です。
「すべてのツール」から「PDFを圧縮」を選び、「単一ファイル」を選択します。

保存先フォルダを設定し、「保存」をクリックすれば完了です。

自動的に最適な圧縮処理が行われるため、手軽にPDFのファイルサイズを小さくしたい場合におすすめです。
2. ドキュメントの目的に最適化
2つ目は、ドキュメントの目的に合わせて最適化する方法です。
メニューから「その他の形式で保存」を選び、「最適化されたPDF」を選択します。

ここで「容量の調査」をクリックすると、画像やフォントなど、データの内訳を確認でき、用途に合わせて圧縮設定を調整することが可能です。

例えば、web閲覧用に軽くしたり、印刷用に画質を保ったりと、目的に応じて最適化できます。

よく利用する設定はプロファイルとして保存することで、次回からすぐに使うことができます

3. AcrobatのWeb版
3つ目は、AcrobatのWeb版からPDFを圧縮する方法です。
ツールの一覧から「PDFを圧縮」を選択します。

圧縮オプションが表示されたら、「圧縮」をクリックするだけで、自動的に最適な設定でPDFのファイルサイズを小さくします。

処理が完了したら、ダウンロードのアイコンをクリックし、「保存」を選択すれば完了です。
デスクトップアプリのダウンロードが不要なため、すぐに圧縮したい場合に便利です。

それぞれの圧縮方法によって、圧縮率にも違いがあります。

Acrobatにおまかせで圧縮すると1/3程度に、用途に最適化して設定を細かく調整すれば1/10程度に軽くできます。中でもWeb版を使った圧縮は、web閲覧用に最適化されるため、3つの方法の中で最も軽く仕上がります。
またWeb版では、高圧縮・中圧縮・低圧縮の選択肢があり、それぞれ保存後のファイルサイズが事前に比較表示されるため、結果を見ながら最適な圧縮率を判断する目安になります。

目的や使用環境に応じて、最適な圧縮方法を選ぶのがポイントです。