チュートリアル記事

初級

4 分

ファイルの圧縮と最適化

Adobe Acrobatのファイルの圧縮と最適化について学びましょう。ぜひ動画とともにご覧ください。

※ チュートリアルは2025年6月時点のものであり、今後は変更する可能性があります。

学習内容

1. 3つの圧縮方法

2. 圧縮方法によるファイルサイズの違い

3つの圧縮方法

PDFを圧縮する方法は、大きく3つあります。

 

それぞれ、操作の手軽さや圧縮率、細かな調整のしやすさに違いがあるため、目的や状況に応じて使い分けましょう。 

 

1. Acrobatにおまかせ

1つ目は、Acrobatにおまかせする方法です。

「すべてのツール」から「PDFを圧縮」を選び、「単一ファイル」を選択します。

 

保存先フォルダを設定し、「保存」をクリックすれば完了です。

 

自動的に最適な圧縮処理が行われるため、手軽にPDFのファイルサイズを小さくしたい場合におすすめです。

 

2. ドキュメントの目的に最適化

2つ目は、ドキュメントの目的に合わせて最適化する方法です。

メニューから「その他の形式で保存」を選び、「最適化されたPDF」を選択します。

 

ここで「容量の調査」をクリックすると、画像やフォントなど、データの内訳を確認でき、用途に合わせて圧縮設定を調整することが可能です。

 

例えば、web閲覧用に軽くしたり、印刷用に画質を保ったりと、目的に応じて最適化できます。

 

よく利用する設定はプロファイルとして保存することで、次回からすぐに使うことができます

 

3. AcrobatのWeb版

3つ目は、AcrobatのWeb版からPDFを圧縮する方法です。

ツールの一覧から「PDFを圧縮」を選択します。

 

圧縮オプションが表示されたら、「圧縮」をクリックするだけで、自動的に最適な設定でPDFのファイルサイズを小さくします。

 

処理が完了したら、ダウンロードのアイコンをクリックし、「保存」を選択すれば完了です。

デスクトップアプリのダウンロードが不要なため、すぐに圧縮したい場合に便利です。

圧縮方法によるファイルサイズの違い

それぞれの圧縮方法によって、圧縮率にも違いがあります。

 

Acrobatにおまかせで圧縮すると1/3程度に、用途に最適化して設定を細かく調整すれば1/10程度に軽くできます。中でもWeb版を使った圧縮は、web閲覧用に最適化されるため、3つの方法の中で最も軽く仕上がります。

またWeb版では、高圧縮・中圧縮・低圧縮の選択肢があり、それぞれ保存後のファイルサイズが事前に比較表示されるため、結果を見ながら最適な圧縮率を判断する目安になります。

 

目的や使用環境に応じて、最適な圧縮方法を選ぶのがポイントです。


2025年8月1日

Acrobat Pro でこれらのチュートリアルをお試しください

PDF を作成、編集、共有