[lynda.comで学びましょう] [Ian Robinsonと学ぶAfter Effects CCの基礎トレーニング] プロジェクトにグラフィック要素やシェイプを追加する際に重要なのは そのオブジェクトが画面に出るタイミングと位置を、先に考えることです 今回のプロジェクトでは、文字を追加する前に タイムラインを少し整理したいと思います レイヤー1を選択し、Command(Win: Ctrl)+ Aキーを押して全レイヤーを選択します 任意のレイヤー上で「U」キーを押すと キーフレームやアニメーションのあるパラメーターが自動的に表示されます もう1度「U」キーを押すと、レイヤーが折り畳まれます このプロジェクトの途中には、レイヤーがたくさんありますね 時間インジケーターをクリック&ドラッグしてみると その中身は様々なグラフィック要素だと いうことが分かります これらにはもう手を加える必要がないので タイムラインに表示されるレイヤー数を調整したいと思います では、目のマークが付いた表示/非表示アイコンを クリックして選択を解除します アイコンそのものはクリックしないでください 次にレイヤー4をクリックし 下にスクロールして、Shiftキーを押しながらレイヤー10をクリックします すべてのグラフィックレイヤー要素を選択できました これらをコンポジションから 削除するのではなく、非表示にしたいと思います それには、このシャイボタンを使います 名前の右にあり、塀から顔が 覗いているように見えるボタンです このボタンをクリックすると、選択したレイヤーすべての ボタンの顔の目が消えましたね 実際にレイヤーパネルでこれを非表示にするには レイヤーパネルの上にある大きなボタンをクリックします これで、これらのレイヤーがすべて非表示になりましたね プロジェクトをスクラブすると、全部そのまま 残っていて、タイムラインから消えただけだと分かります では、文字を追加したいので まず、どこに追加するかを考えましょう タイムラインをスクラブしてみると―ありました この「Training」という文字の横に追加しましょう さらに、スクラブすると分かりますが、ここに明るいプラスマークが1つあります これは最初のデザインの時点で、「Training」という文字の すぐ横にくるようデザインされたものです ここにある「h+」というマークの、右上のプラスに似せてあります キーフレームなどのように、アニメーションが適用されているレイヤーは そのキーフレームを維持したまま、いつでもタイムラインで 編集することができます レイヤー3を選択し、「T」キーを押して不透明度を開きます 今はそこにキーフレームがあると分かっていたので 「T」キーを押しましたが 「U」キーを押してもキーフレームの場所が開くので 不透明度が開いていたはずです このレイヤーをクリックして右にドラッグします Shiftキーを押しながらドラッグすると、「Training」レイヤーのインポイントにスナップされます Shiftキーを押しながらドラッグすれば、様々なものを他のものにスナップできます たとえば、Shiftキーを押しながら 時間インジケーターをドラッグしても、そのレイヤーの開始点や 次のキーフレームにスナップできます では、インジケーターをフレーム8:13までクリック&ドラッグします ここに、「Training」の文字とプラスマークの要素がありますね よく見えないので、キーコマンドの Shift + Command(Win: Shift + Ctrl)+ Hを使って 選択中のレイヤーのコントロールハンドルを非表示にします これで、いよいよ文字を追加できます このあたりに「Day One」という文字を追加しましょう まだ文字の追加方法を学んでいないのに、この場面には 既に文字が入っていますが、それは この要素をPhotoshopレイヤーとして読み込んだためです Photoshopでは編集可能な文字でしたが After Effectsでは通常のレイヤーになっています レイヤー2を選択し、トランスフォームのオプションを開くと XY位置やアンカーポイント、スケールなど、通常のオプションはありますが この文字を編集できる機能はありません そこで、上のレイヤーメニューで 「編集可能なテキストに変換」を選択すると Photoshopレイヤーを編集可能な文字に変換できます レイヤー2の表示が変わりました。
これをまた開くと レイヤースタイルが適用されていますね 場合によっては、文字にレイヤースタイルを適用し それをAfter Effectsに読み込むと また編集可能にしたときに その文字が消えてしまうことがあります では、レイヤー2を折り畳みましょう 先ほどコントロールハンドルを非表示にしましたが Shift + Command(Win: Shift + Ctrl)+ Hキーを押すと また表示することができます この文字は、編集可能な文字に変換したので 左側にアンカーポイントがあります よく見えるように拡大しましょう 左側にアンカーポイントがありますね 文字が左揃えになっているからです 文字の配置についてよく知るために 別のテキストレイヤーを追加してみましょう 上のツールパネルで文字ツールをクリックします Command + Tキー、WindowsならCtrl + Tキーを押しても、文字ツールが開きます 右側を見ると「パネルを自動的に開く」が選択されています これが選択されている限り、インターフェイスの右下には 文字パネルと段落パネルが表示されます 文字パネルでは使用する書体を設定し 段落パネルでは配置を設定します では、コンポジションパネルの このあたりをクリックし、「Day One」と入力しましょう Enterキーを押すか、ツールパネルの選択ツールを クリックすれば、文字が確定されます この文字は小さすぎるので、文字パネルで文字サイズの パラメーターをクリック&ドラッグし、サイズを上げましょう 「Training」の文字と同じサイズにはせずに やや小さめの30ポイント程度にしておきます 文字サイズも、インターフェイスの他の値と同様に クリックして値を入力し、Enterを押す方法でも設定できます この文字も左揃えになっていますね 「テキストの中央揃え」をクリックすれば アンカーポイントが中央に設定されます 「W」キーを押して回転ツールを選択すると レイヤー上でクリック&ドラッグし、アンカーポイントを中心に回転させられます では、Command(Win: Ctrl)+ Zキーで取り消します さて、タイムライン上の意図した場所に文字を追加できましたが タイムラインを見ると、表示倍率が変わってしまっています これでは10秒間の最後まで見えません これは段落パネルが表示されたためです タイムラインを縮小したければ タイムナビゲーター終了ボタンをクリックし、右方向にドラッグします これでテキストレイヤーと時間インジケーターの場所が見えるようになりました 先ほど追加した文字は、ご覧のように プロジェクト全体の長さになるよう追加されています これは簡単に短くして、他の文字と同時に始まるようにできます マウスを左端に合わせ、クリック&ドラッグすれば良いだけです ドラッグしはじめてからShiftキーを押せば 他のレイヤーの開始点にスナップされます プラスマークのレイヤーにある文字と同じようにフェードインさせたければ 不透明度の2つのキーフレームを投げ縄で囲み Command + Cキー、WindowsならCtrl + Cキーを押してコピーし レイヤー1を選択します 「I」キーを押し、時間インジケーターをそのレイヤーの開始点に移動させて Command + Vキー、またはCtrl + Vキーを押してペーストします 時間インジケーターを動かしてアニメーションをスクラブすれば 追加した2行目の文字が、他の文字と同時に フェードインするのが分かりますね 文字を追加する際には レイヤー階層のどこに追加するか、そして タイムラインのどこに追加するかにも注意してください そうすれば、文字が現れるタイミングが正確に分かります -
