このプロジェクトでは、2Dレイヤーを3D空間に配置する方法を説明するために この立て札を船のパドルのように前方へ回転させます まずは、レイヤー1を選択し Pを押して位置プロパティを表示します XとYのデータだけが表示されていますね Zはありません なので、このレイヤーの3Dをオンにする必要があります オンにするには、スイッチパネルで 右端のスイッチをオンにします これで、X、Y、Zが表示されます また、回転値も表示されました 3Dになったことを示す目印は他にもあります コンポジションパネルの中央を見ると 'Revolve'という立て札が選択されていますが こちらに制御軸のハンドルが表示されています これを使うと、レイヤーを特定の軸に沿って動かすことができます 例えば、X軸にカーソルを置くとXの文字が表示され それをドラッグすると レイヤーがX軸に沿って3D空間を移動します Ctrl+Zを押して元に戻しましょう また、右上隅を見ても レンダラーがクラシック3Dであることがわかります それでは、タイムラインからX回転の値を調整していきましょう 現在は立て札の中央を軸に回転していますが 回転軸を下端に変えようと思います Xの回転値を0.0に設定して ツールバーのアンカーポイントツールを選択します 次に、Y軸のハンドルにカーソルを置いてYの文字を表示させ それを下にドラッグします アンカーポイントがY軸に沿って下に移動するので そのままドラッグし、画面の下端から少しはみ出した所で放します キーボードのVを押して選択ツールをオンにし 「位置」のY軸にカーソルを合わせます 立て札の下端を コンポジションパネルの下端よりも下に移動したいので 立て札の下端がコンポジションの下端から はみ出るまで、Y軸の値をスライドします X回転の値をスライドさせると 立て札が3D空間を回転しますね キーフレームを設定すれば カメラ方向への回転をアニメートできます Xの回転値を-90.0に変えて Enterを押し X回転のキーフレームを追加します 次に、CTIを0:00:01:00まで移動させて Xの回転値を0.0に変更します CTIをスライドすると、立て札が起き上がりますね 少しの間この位置のままにしたいので CTIを0:00:02:00まで移動させて タイムラインの左側にある こちらのボタンをクリックして、キーフレームを追加します 最後に、CTIを0:00:03:00まで移動させ Xの回転値を90.0に変更します この回転をより見やすくするために コンポジションパネルの中央にある このドロップダウンをクリックし、「1画面」から 「2画面-左右」に変えます 右画面の左上隅を見ると 「アクティブカメラ」と表示されています レンダリングされる画面です さらに、「カスタムビュー1」も表示されました 「カスタムビュー1」が表示されない場合は パネルの左側をクリックし こちらのドロップダウンから、「カスタムビュー1」を選択してください CTIをスライドさせると 3D回転を異なる角度から確認できます それでは、このアニメーションをもう少し面白くするために 立て札をもう1つ追加したいと思います レイヤー1を選択し WindowsならCtrl+D、MacならCommand+Dを押します そしてレイヤーをドラッグし ドラッグし始めたら Shiftを押しながら0:00:02:00の位置まで移動します アニメーションを確認してみましょう コンポジションパネルの右側をクリックして アクティブカメラ側をアクティブにします そして「2画面-左右」を「1画面」に変えます CTIをタイムラインの先頭に戻し スペースキーを押します 1つ目の立て札が回転し、2つ目も回転しました 2Dレイヤーを3D空間に配置する際には どのパラメーターがアクティブになっているかを常に意識しましょう また、シーンの状況がわかりづらいときは ビューのレイアウトを選択のプルダウンをクリックして 複数のビューを表示し、シーンを異なる角度から確認することで 3D空間での要素の位置が把握しやすくなります
