このビデオでは、ルミナンスマットの使い方を説明します ルミナンスとは 個々のピクセルの明るさのことです ルミナンスを使用して レイヤーの透明部分を判断することができます 例えば、このビデオにはダンサーが映っています タイムラインをスクラブすると ダンスしている映像であることがわかります 動きは一定ではなく、常に全身が動いていますが 基本的に、ダンサーはほぼ黒一色で アウトラインのシェイプはほぼ白く見えます そこで、ルミナンスの違いのみに注目して ダンサーを背景から切り抜きます さっそく使ってみましょう タイムラインで Dancerレイヤーを非表示にすると このように、背景レイヤーのColorful Lightsが表示されます このColorful Lightsで ダンサーの明るい部分を塗りたいと思います 最も簡単な方法を紹介します タイムラインの下部にある 「スイッチ/モード」をクリックして 「モード」に切り替えます 「トラックマット」をクリックします ここでは、アルファチャンネルは使用しません アルファチャンネルはフルスクリーンビデオのため ここでは利用できません そこでルミナンスを使用します しかし、その前にアルファマットの結果も見ておきましょう 何も変化しませんね フルスクリーンビデオだからです しかし、ルミナンスマットを選択すれば レイヤーの明るさの違いのみを判断します よく見るとダンサーの中にも 背景のライトが当たっています このようにすべてのレイヤーが動きます かっこいい映像ですね さらにこのシルエットを 際立たせるには コントラストを高くします レイヤー1を選択して 表示をオンにします ルミナンスマットを適用するときに 表示をオフにしていたので それを元に戻します 「エフェクト&プリセット」で 「黒」と入力して 「白黒」を表示します それをドラッグ&ドロップして 映像を白黒にします ピクセルの明るさの違いのみで構成された映像になります 必要ならば、ここで補正ができます 例えば、マゼンタの領域のみ 数値を変更して、明るさを調整できます ここでは必要ないため、元に戻します ここではレベルを高くして 黒いピクセルをより黒く 明るいピクセルをより明るい白にします レベルを検索するため 「レベル」と入力します 出てきました 「カラー補正」の下にある 「レベル補正」をドラッグします こちら側に、ヒストグラムが表示されました ヒストグラムは、左から右にビデオ信号を示すものです 上のグラフの 左端をご覧ください この三角形を選択します 黒入力レベルです これをドラッグして ビデオ信号が入るところまで移動します これで、ダンサーが完全な黒になりました 白入力レベルも 同様に調整できますが こちらは既に非常に明るい部分があるため そのままにします このレイヤーの表示をオフにします ルミナンスマットが参照するのは すぐ上のレイヤーで、エフェクト適用後です そのため、ダンサーの顔に 明るさの情報は残っていません 表示をオンにすると ここにレンズフレアのような明るい部分が残っています そのため、一部ライトが透けて見えます スクラブすると エフェクトを使った面白い映像ができました ぼかしの入ったカラフルなライトの背景の前で ダンサーがシルエットとなって踊ります ルミナンスマットのみで作成しました
After Effects でこれらのチュートリアルをお試しください
ビジュアルエフェクトやモーショングラフィックスを作成
