レイヤーのペアレンティングは、Adobe Animateの優れた新機能です 使い方は簡単です グラフィックシンボル内にキャラクターがいます シンボルをダブルクリックすると このキャラクターのすべてのレイヤーとシンボルが表示されます シンボルはすべてレイヤーに分配されているので レイヤーのペアレンティングを開始できます ただし、その前に すべてのシンボルの中心点を設定しておきました つまり、シンボルを選択して 自由変形ツールを選択し 中心点を移動させたのです デフォルトでは中央にありましたが より自然で身体構造上正しい位置に動かしました ボディパーツの連結が自然ですよね 太ももはお尻に連結され 下腿は膝に連結され、ここも同様です また、上腕は肩に連結され 前腕は肘に連結され 当然ながら、頭は首に連結されています ここまで準備したら、いよいよレイヤーのペアレンティングです 親子関係を表示するために タイムラインでこのアイコンをクリックします 親子関係ビューを表示アイコンです 次に、何を親レイヤーまたは 親シンボルにするかを決めます このキャラクターの場合 胴体を親にします まずはご覧のように ここにこのキャラクターの骨盤として機能する シンボルがありますが この骨盤が胴体の子になります レイヤーの親子関係を設定するには 親子関係ビューでここをクリックして 子レイヤーから親にするレイヤーに ドラッグするだけです この場合、PelvisレイヤーからTorsoレイヤーにドラッグします レイヤーの親子をつなぐパスが作成されましたね 次に、骨盤と大腿部の親子関係を設定します Leg_thighレイヤーをクリックしてPelvisにドラッグしましょう この脚については Leg_lowerを選択して 大腿部の子にするために Leg_thighにドラッグしましょう このように、親子関係ビューを見れば 親子関係は一目瞭然です 足首は下腿の子になり 足または靴は足首の子になります 自由変形ツールを選択して ここを回転させると すべての子レイヤーが連動します 大腿部を選択して 回転させると、すべての子レイヤーまたはシンボルが それに応じて正しく動きます 胴体は、脚全体のアセンブリに含まれる骨盤の親なので 回転させると、こうして連動します 残りのレイヤーのペアレンティングを仕上げましょう 腕についても脚と同じように扱います Arm_upperがTorsoレイヤーの子になり Arm_foreがArm_upperの子になり さらに、HandがArm_foreの子になります また、NeckレイヤーはTorsoレイヤーの子になり HeadレイヤーはNeckレイヤーの子になります 親との関係を解除したい場合は 親子関係ビューで該当するレイヤーをクリックし 「親を削除」を選択します 親を変えることもできます。「
親を変更」から 他のレイヤーのいずれか1つを選択してください これでキャラクターの準備が整ったので タイムラインにキーフレームを追加して アニメーションの作成を開始できます このキャラクターを歩かせてみましょう ご覧のように、レイヤーのペアレンティングは実に便利な機能です 様々な可動部を連結する必要がある キャラクターなどのアニメーション化が 短時間で簡単におこなえます この新機能をぜひ活用してください
