今回(パート3)もご視聴ありがとうございます チュートリアル最後のパート3で解説するのは イラストをパッケージングして ルックブックを作成するプロセスです 私が選んだレイアウトでは 見開きの左ページに イラストの大きな画像を配置して 簡単な説明文を添え このセクションにはいくつかの カラーバリエーションを掲載します このカラーバリエーションを作るために 基本のキャラクターのシェイプを すべてロックします 次に、服全体を選択して 画面上部の「編集」メニューから 「カラーを編集」を選択し 「オブジェクトを再配色」を選択します このようなカラーホイールが表示され ホイール内の 各カラーの位置を微調整できます ご覧のようにカラーをリンクして 連動させることもできますが そのためには、この「ハーモニーカラーをリンク、または リンク解除」アイコンが選択されている必要があります リンクを解除すれば 個々のカラーをより詳細に調整できます 簡単ですね このデザインのすべてのカラーを調整して ブルーのバージョンを作成したので これをルックブックに追加し ピンクとグリーンのバージョンも加えました 見開きの右ページには この服の詳細な技術仕様を記載します こうした情報を記載することは重要です なぜなら、ここに配置したような ファッションイラストはいわば アーティスティックな側面の情報であり 場合によっては そのデザインの服を実際に制作する際の プロポーションや寸法も伝える必要が あるからです これらの情報を作成するには 現実的なプロポーションにもとづく 基本モデルから始めるのが最善です ここでは基本的に、黒の線と 白の塗りを使って 非常にシンプルで正確な 左右対称のシェイプとラインを作成します 互いに重なり合っている要素がある場合 いったん脇の方に動かして 各要素を細かく確認できるようにします この作業が完了したら、基本モデルを削除して シンプルなシェイプと テキストツールを使って、ラベルを作成します 寸法の記載も必要ですが 嬉しいことに この作業もIllustratorなら簡単です ツールバーにある寸法ツールを 選択してから 「ツールオプション」アイコンをクリックします このダイアログで「単位」と「精度」を選択します 「精度」とは 小数点第何位まで表示するかの設定です また「尺度」も選択します ほかにも多数のオプションがあり 「寸法線の種類」や テキストのスタイルを選べます ここでは「長さ寸法」のツールタイプを選択して 主な垂直寸法と水平寸法を 記入していきます すべての寸法を記入すると このような感じになります さらに作業を続けて コレクションのほかの服でも同様に 寸法を記入しました これで、Atelier Flueraのための ファッションルックブックが完成しました クライアントにそのまま提出できますし 自分のポートフォリオとしても使えます 解説は以上です Adobe Illustratorで 魅力的なファッションイラストを 作成するためのツールと知識を 皆さんきっと習得できましたね イラスト制作をお楽しみください
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