チュートリアル記事

初級

2 分

Illustratorの生成AI機能「生成拡張」でイラストの足りない部分を自動生成する方法

「生成AI機能|生成拡張」を使うと、Illustrator(イラレ)で作成したアートワークの不足部分を滑らかに広げられます。長方形ツールなどで範囲を指定し、コンテキストタスクバーから生成AIを実行すると、元のベクターのテイストに自然に馴染むベクターグラフィックが生成されます。トリミングされている素材の補完や、密度やサイズが足りない場面でも、ワンクリックの画像生成で素早くデザインを整えられるのが特長です。

必要なもの

生成AI機能「生成拡張」でイラストの世界観を広げる

海中を泳ぐクラゲのイラストを例に、生成拡張で画角外の要素をベクター生成します。adobe illustratorのAIが周辺のアートワークを解析し、自然な質感でベクターイラストが生成されたかのように拡張されます。必要に応じて背景パーツにも生成AIを適用し、全体のデザインテイストを統一します。

生成AI機能「生成拡張」でイラストを補う

  1. 範囲の大きさを決めて生成拡張を実行(をクリック)

  2. 提案候補から好みの結果へ切り替え(が表示された候補)

補足:Illustrator には 「テキストからベクターグラフィック(生成ベクター)」 という生成AI機能もあります。テキストプロンプトを入力するだけで、アイコン・被写体・シーンなどのベクターグラフィックを作成できます。本記事では手順を扱いませんが、より効率的にベクター画像を追加したい場合に有用です。

生成AIで出力されたオブジェクトを整える

  1. 必要に応じて結合して不要パーツを削除

  2. 合流でパスを整理して仕上げ

最終的にベクターの重なりやアンカーポイントを整え、他のアートワークと組み合わせてデザイン作業に活用します。商用利用時はライセンス表記やコンプリートプランの利用条件など注意点を確認してください。

背景パーツを生成AIで広げる

  1. 整理したイラスト素材を組み合わせる

  2. 背景パーツにも「生成拡張」を実行する

  3. 雰囲気に合う生成結果に切り替える


プレゼンター

Hamko

2025年12月11日

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