ぼかし（レンズ）で写真の背景をぼかす

写真によっては 背景をぼかすことで 雰囲気がぐっと高まる場合があります Lightroomのぼかし（レンズ）機能では 写真を撮った後に 魅力的なぼかし効果を 生み出すことができます 料理/ライフスタイル写真家の Bea Lubasといいます Lightroomアンバサダーでもあり 『How to Photograph Food』の 著者でもあります 今回はぼかし（レンズ）機能で 画像にクリエイティブな ぼかし効果を加える方法をご紹介します ぼかし（レンズ）機能は 編集パネルの下部にあります これを使うには まず「適用」にチェックを入れます 「ぼかし量」はスライダーで 調整できます スライダーを右に動かすと ぼかし効果が強くなり 左に動かすと 効果が弱まります ここでは効果を強めにしたいと思います 次に「焦点範囲」を 見てみましょう 「焦点範囲」バーには 四角形の枠があり それを左右に動かすと 画像の中で 焦点が当たる範囲と当たらない範囲が 変化するのがわかります この枠をダブルクリックすると 範囲がリセットされます またこの枠を広げて 焦点範囲を拡大することもできますし この枠を縮めて 焦点範囲を縮小することもできます ここでは実際この枠を縮めて 背景のぼかしをさらに 強めてみたいと思います ただ左側には 枠を広げて 手前のカップケーキのぼかしを 弱めることにします 「奥行きを可視化」にチェックを入れると 画像内に様々なカラーのオーバーレイが 表示されます 焦点距離が近い領域は 黄色など暖色で表示され 焦点距離が遠いエリアは 青色など寒色で表示されます ここでこの四角の枠を長押しすると 一部の領域が白く表示されます 白いのは焦点が当たっている場所です この四角の枠を動かすと 焦点が当たっている領域と 当たっていない領域が可視化されます こうすると カップケーキの一部に焦点が 合っていないのがわかります そこで「奥行きを可視化」のチェックを外し 「微調整」に移ります 「微調整」で「焦点」を選択すると ここでブラシサイズ、 ぼかし、流量を変更できます 「自動マスク」をオンにしておくと 画像の境界付近に ブラシをかける際に便利です まず左側の カップケーキから始めます このカップケーキの 上部にズームインするには スペースバーを 押しながらクリックします そして右角括弧キーを使って ブラシサイズを大きくしたら そのブラシでこの部分をなぞると 一部のディテールが再現されます ズームアウトも スペースバーを押しながらクリックします そしてまた「微調整」に戻り +アイコンをクリックして 新しい焦点ブラシを作成したら 今度はこの少し後ろにある カップケーキに合わせます 今度は左角括弧キーを使って ブラシを少し小さくしてから クリームの下のほうに ブラシをかけていくと この部分のぼかしが弱まります あともう少し微調整を加えたいと思います もう一度「微調整」に戻り 今度は「ぼかし」を選択して この手前にあるカップケーキに合わせ 手前側に ブラシをかけます これはちょっと 思ったより効果が強すぎるので 「適用量」スライダーを使って 今適用したぼかしの量を 少し減らし もっと自然な見た目にしたいと思います 良くなりましたね では次に ボケの形状を使って 背景の光の様子を変化させる 方法を見てみましょう 様々な ボケ形状をクリックすると 背景の明るい光の形状が 変わるのがわかると思います ここでは真ん中のものがいいですね 背景の光のいくつかは かなり明るいので この「ボケの強調」 スライダーを使います これを一番左まで動かすと その領域のハイライトが緩和されます 修正の前後の画像を確認するには ぼかし（レンズ）パネルの上部の 目のアイコンを長押しします これが修正前の画像で これが後の画像です ぼかし（レンズ）を使うと クリエイティブな ぼかし効果を加えて画像を改良できます これでこの機能の使い方がわかったので ぜひ実際に試してご自分の画像が どう変わるかを見てみてください