このビデオでは Photoshopで空を置き換える方法を説明します チュートリアルに沿って作業するには サンプルファイルをダウンロードしてください これらが対象の画像です 空を置き換えるには、レイヤースタイルダイアログの ブレンド条件スライダーを使用します 作業に取り掛かる前に 背景画像のRGBチャンネルを見てみましょう Skyレイヤーを非表示にして ウィンドウ/チャンネルを選択します こちらのパネルを見ると、この画像を構成する 3つのチャンネルがありますね この写真の色は、レッド グリーン、ブルーの光の組み合わせによって すべて表現されているのです これらのチャンネルを使用してマスクを作成することや チャンネルの輝度をブレンド条件の基準にして ピクセルの表示、非表示を切り替えることができます ご覧のように、ブルーは他のチャンネルより 空と前景要素とのコントラストが 強くなっています 空は白に近いほど明るく 前景要素は暗いですね これを覚えておいてください。
このチャンネルの明るさが ブレンド条件の明暗の基準になるからです 「RGB」をクリックして、レイヤーパネルに戻り 新しい空と水面に映る影の 作業を始めましょう Skyレイヤーを表示して、ツールバーから 長方形選択ツールを選択し 左上隅から右下にドラッグして空を選択します Skyレイヤーがアクティブなことを確認し レイヤーマスクアイコンをクリックして、選択範囲以外を 隠します 移動ツールを選択し、Skyレイヤーを 背景の空の位置まで上にずらします 次に、水面に映る空になるレイヤーを 作成します Ctrl + J(Windows)またはCommand + J(Mac)キーを押して このレイヤーを複製し Ctrl + TまたはCommand +Tキーを押して 自由変形モードにしたら 右クリックして「垂直方向に反転」を選択します 続いて、逆さまのSkyレイヤーを 元のSkyレイヤーの底辺の位置まで下げます 次に、背景レイヤーの空を隠しましょう Backgroundレイヤーを2つのSkyレイヤーの上までドラッグしてから レイヤーパネルの「fx」アイコンをクリックし 「レイヤー効果...」
を選択してレイヤースタイルウィンドウを開きます ここで、ブレンド条件スライダーを使って 画像または各RGBチャンネルの輝度に基づいて ピクセルを表示させます 思い出してください。
ブルーのチャンネルは空と前景の コントラストが一番強く 空がほとんど白で 前景要素が暗めでしたね ドロップダウンから「ブルー」を選択しましょう 白いスライダーを左にドラッグすると ブルーチャンネルで明るかった部分が隠れます 空は、ブルーチャンネルで明るかったので 見えなくなっていき 下の画像が現れます より滑らかにピクセルの表示・非表示を切り替えるには Alt(Windows)またはOption(Mac)キーを 押しながら 白いスライダーをクリックして2つに分け 左半分を左にドラッグして 移行を滑らかにします うまくブレンドできたら「OK」をクリックします 注意が必要なのは ブレンド条件は、写真の青いオブジェクトを隠すだけでなく ブルーチャンネルの明るい部分をすべて隠すため ブレンド条件の対象に建物や 橋、川面の氷も含まれるという点です これらの部分を表示するには Ctrl + J(Windows)またはCommand + J(Mac)キーを押して 背景レイヤーを複製し このレイヤーからブレンド条件を削除するために レイヤーの右にある二重正方形アイコンを右クリックして 「レイヤースタイルを消去」を選択します 続いて、ツールバーからクイック選択ツールを選択し 表示しておきたい範囲を選択します 正確に選択する必要はありません 後で微調整できます 必要に応じて、左角括弧キーを押して ブラシを小さくしてから、細かい部分を選択します 水面に映る建物は選択して その上に雲がかからないようにしましょう さらに、両端の氷の部分も選択したら レイヤーマスクアイコンをクリックしてマスクを作成します これにより、選択した範囲だけが表示され それ以外はすべて隠れます 唯一の問題は、新しい空が 元の空よりもかなり暗いことです 空はシーン全体を照らす存在なので 空を置き換えて 新しい空が写真の輝度と一致しない場合は 調整する必要があります 上の空のコピーをクリックし 新規調整レイヤーアイコンから 「レベル補正...」
を選択します プロパティパネルで 黒いスライダーを右にドラッグすると 新しい空を明るくして 元の空の明るさに合わせることができます さらに、中間調スライダーでコントラストを調整できます ここで、ブレンド条件、レイヤーマスク レベル補正を微調整すれば、さらに磨きがかかります Photoshopで空を置き換える方法を説明しました このテクニックをぜひご自分の写真でお試しください
