チュートリアル記事

初級

2 分

Photoshop「生成塗りつぶし」パートナーモデルを活用してみよう

Adobe Photoshopの代表的な生成AI機能「生成塗りつぶし」では、Adobe Firefly以外のパートナーモデルを選択できるようになりました。このチュートリアルでは、Gemini 2.5 Flash Image(Nano Banana)の活用例を紹介します。

Nano Bananaは、オブジェクトの差し替えや色の変更、複数画像の合成などを言葉で指示して画像を編集できるという特徴があります。また、特に注目なのが画像の一貫性です。これまでの生成AIでありがちだった「顔が変わる」「服の模様が違う」「背景のトーンが揃わない」といった崩れを抑えて、より安定した結果を生成できます。

必要なもの

 

作業に入る前に、サンプルファイルをダウンロードします。
本素材は学習目的のために限り使用することができます。

 

手順

  1. 人物の帽子と服の色・角度を変更

  2. チョコレートでできた文字の画像を生成

  3. 看板の文字を変更

 

※Adobe Photoshop 27.0.0を使用して操作しています。

1.人物の帽子と服の色・角度を変更

人物の帽子と服の色・角度を変更します。

 

「選択」メニューから「すべてを選択(Mac:⌘+A/Win:Ctrl+A)」を選択、コンテキストタスクバーから「生成塗りつぶし」をクリックします。

 

プロンプトを[白い帽子、白い服に変換して横を向く]と入力①、モデルを②、「Gemini 2.5(Nano Banana)」として③、「生成」ボタンをクリックします④。

 

生成結果を確認します。

今まで黒い髪に黒い服は境界がわかりづらくレタッチが難しかったのですが、自然な仕上がりに変更されています 。

2. チョコレートでできた文字の画像を生成

白い背景に文字を配置し、チョコレートでできた文字の画像を生成します。

 

「選択」メニューから「すべてを選択(Mac:⌘+A/Win:Ctrl+A)」を選択、コンテキストタスクバーから「生成塗りつぶし」をクリックします。

 

プロンプトを[チョコレートでできた文字、シンプルな白い背景]と入力①、モデルを「Gemini 2.5(Nano Banana)」として②、「生成」ボタンをクリックします③。

 

生成結果を確認します。

プロンプトを変えると雰囲気の異なる画像も作れます。ぜひ自由に試してみてください。

3. 看板の文字を変更

このモデルはフォントの雰囲気をある程度保ったまま文字を変更できるという特徴があるため、看板の「COFFEE」という文字を「TEA」に変更してみます。

 

「選択」メニューから「すべてを選択(Mac:⌘+A/Win:Ctrl+A)」を選択、コンテキストタスクバーから「生成塗りつぶし」をクリックします。

 

プロンプトを[文字を「COFFEE」から「TEA」に置換]と入力①、モデルを「Gemini 2.5(Nano Banana)」として②、「生成」ボタンをクリックします③。

 

生成結果を確認します。

こちらもプロンプトを変えてさまざまなバリエーションを作成してみてください。

 

今回はPhotoshopの「生成塗りつぶし」を紹介しました。

モデルにはそれぞれ特徴があるため、シーンに合わせて使い分け、より自然で表現力の高い画像生成を楽しみましょう。

 

※生成AI機能を利用する際に使用する生成クレジットの概要、ご自身が保有するクレジット数の確認方法などは「生成クレジットの基本」で解説しています。

 


インストラクター

コネクリ

2025年11月27日

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