このチュートリアルでは、Photoshop iPad版の 「被写体を選択」と「境界線を調整」を使用して はっきりした境界と滑らかで複雑な境界が混在した選択範囲を作成します 合成画像を作成するには、ダンサーを正確に選択する必要があります 左側のツールバーのなげなわツールを長押しして すべての選択ツールを表示します ここでは、オブジェクト選択ツールを選択します ツールオプションバーの「…」から 「長方形」と「なげなわ」のどちらかを選択します ここでは「長方形」のままにします ダンサーの周りをドラッグして 選択する被写体を指定します ダンサーの足や髪の毛など 一部は四角形に入っていませんでしたが 自動的に被写体全体が認識され、選択されます これでダンサーを選択する基礎ができました 明確なボディの境界線はかなり正確ですが 髪の毛の複雑な境界線は少し粗いようです 下の選択アクションバーにある「その他」をタップして 下の選択アクションバーにある「その他」をタップして 「境界線を調整」を選択します 「表示モード」には、調整する選択範囲を 見やすくする様々な方法があります そのうち次の2つのモードは特に便利です 「オーバーレイ」は 選択外のマスク部分が透明の赤でオーバーレイされ 「白黒」は 境界線の細かい部分を詳細に確認するのにとても適しています 2本指ジェスチャーを使って、ダンサーの髪をズームアップします まず「スマート半径」をオンにします これは境界線に滑らかな部分とはっきりした部分がある場合に役立ちます 「エッジの検出半径」を調整してみましょう 値を上げると 髪の毛の外側の境界線が詳細になります 「エッジの検出半径」と「スマート半径」だけで 被写体を正確に選択できることもありますが このダンサーの場合は「境界線を調整」のブラシツールで 追加の調整が必要です 「境界線を調整」ではブラシツールが自動的に選択されています 左側にコントロールバーがあります ブラシサイズのコントロールをタップして 「260」前後に大きくします その下のブラシモードでは「+」を選択します 髪の毛をブラシで塗り、仕上げを始めます 不完全だった境界線が修正され 正確にマスクが作成されています 表示モードを「オーバーレイ」に戻し 調整が必要な部分を見やすくします 髪の周囲の白い背景部分を ブラシで塗ります 良さそうですね 表示モードを「白黒」に戻します 詳細なエッジ部分の調整結果を確認しやすいからです 「境界線を調整」により、ダンサーの髪周辺の 不規則な境界線で正確なマスクが作成されています 境界線の細部まで正確にマスクできていることを確認したので オーバーレイ表示に戻ります 右側コントロールパネルの下部にある 「出力」メニューを開きます 編集後の選択範囲をいくつかの方法で出力できます 編集後の選択範囲をいくつかの方法で出力できます たいてい私が選択するのは 「レイヤーマスク」か「マスク付きの新規レイヤー」です 後で手直しするときに 編集しやすいからです この画像では「不要なカラーを除去」をオンにして 選択から漏れた白いピクセルを 除去するのに役立ちます このオプションを使用すると 自動的にマスク付き新規レイヤーが作成されます 「完了」をタップして、変更を適用します レイヤースタックに、ダンサーレイヤーのコピーが作成され 「境界線を調整」により、正確なレイヤーマスクが適用されました 元のダンサーレイヤーの表示はオフです 「境界線を調整」で 「マスク付きの新規レイヤー」を選択すると 自動的にオフになります コピーされた新しいダンサーレイヤーを選択した状態で タッチショートカットを押し 花のコスチュームのレイヤーグループをタップして コスチュームと新しいダンサー両方のレイヤーを選択します 右側タスクバーのリンクアイコンをタップして 両方のレイヤーをリンクします コスチュームのレイヤーグループの目のアイコンをオンにします 目のアイコンをタップして、コスチュームのレイヤーグループをオンにします ズームインして ツールバーの「移動」を選択します ダンサーを花や草の中に移動します 精巧なマスクが作成されていますね Photoshopの「境界線の調整」を使えば 複雑な形状でも、見事な境界線で選択できます
