チュートリアル記事初級2 分

「オブジェクトを回転」機能で、被写体を思い通りの角度に回転して合成する方法

Photoshopの「オブジェクトを回転」と「調和」を使い、AIで見えない部分を補完しながら被写体の角度を自然に変更し、背景になじむサイクリングイベント告知の合成デザインを作成します。素材の向きが合わない時にも便利な機能です。

必要なもの
アプリ内で使ってみる

オブジェクトを回転する前の準備

合成したい画像を表示し、「オブジェクトを回転」を実行する前の準備を行います。

  1. レイヤーパネルから「自転車レイヤー」を表示します。

  2. 自転車レイヤーを選択した状態で、上のメニューから「編集 > オブジェクトを回転」を選択します。

不要な背景が自動で削除され、「オブジェクトを回転」のナビゲーションが表示されます。

画像をドラッグ&ドロップで配置した場合は、コンテキストタスクバーに「オブジェクトを回転」ボタンが表示されます。

オブジェクトを回転を実行

ナビゲーションをドラッグして、被写体を回転したい方向へ調整します。

AI が画像を解析し、見えない部分を補完しながら自然な別アングルを生成します。

  1. バウンディングボックス下のアイコンを左右にドラッグすると、横方向に回転できます。今回は右方向へ回転し、道路の角度に合わせます。

  2. 左側のアイコンを上下にドラッグすると、縦方向に回転できます。
    今回は大きく回転する必要はないので、動作だけ確認しておきましょう。

  3. 右側のアイコンを上下にドラッグすると、遠近感を調整できます。
    下方向へドラッグして、遠近感を強調します。

  4. 道路を自然に走っているように見える角度とサイズに調整します。
    通常の拡大・縮小・回転操作も可能です。
    今回はサイズを大きめにし、後輪が少しキャンバス左下からはみ出るダイナミックな構図に調整します。

  5. 角度とサイズを調整できたら、コンテキストタスクバーの「完了」、または Enter キーを押して確定します。
    操作中は低解像度になりますが、確定すると綺麗な画質に戻ります。

「オブジェクトを回転」を適用すると、回転用のレイヤーが新たに作成されます。 元の画像は、その下に非表示のレイヤーとして保持されます。

調和機能で背景になじませる

角度を合わせた状態で「調和」を適用することで、色や光、影が自動でなじみ、より自然な合成に仕上がります。

  1. コンテキストタスクバーの「調和」のボタンをクリックします。
    これで自転車の色味やライティングが背景に自然になじみます。
    調和は上部メニューの「レイヤー > 調和」からも実行可能です。

  2. 非表示になっている「テキスト 1」「テキスト 2」レイヤーを表示し、デザインを完成させます。

インストラクターについて

フリーランスデザイナーとして活動するタマ ケンは、Webデザインやグラフィックデザインを中心に、広告ビジュアル、SNS向けクリエイティブ、チュートリアルコンテンツなど、目的や媒体に応じた幅広いデザイン制作を手がけています。見た目の美しさだけでなく、情報の伝わりやすさやブランドらしさが自然に伝わる表現を大切にしており、流行に左右されすぎない、本質的な美しさと機能性を兼ね備えたデザインを追求しています。

作品づくりにおいては、「このデザインで、誰に、何を伝えたいのか」を何よりも重視しています。クライアントの想いやユーザーの気持ち、そしてブランドが目指す未来を丁寧に汲み取り、それらを最適な形で表現することを意識しながら、一つひとつのクリエイティブに向き合っています。

これまでに、Photoshop、Illustrator、Adobe Firefly、デザイン制作に関する書籍を7冊出版しているほか、企業研修やセミナー登壇、SNSでのデザイン・クリエイティブに関する発信など、幅広く活動してきました。SNS総フォロワー数は50万人を超え、実務と発信の両面から多くの支持を集めています。

今回のチュートリアルでは、Photoshopの新機能「オブジェクトを回転」の基本的な使い方と、デザイン制作への活用方法を学ぶことができます。被写体の角度を自然に変えながら、合成やビジュアル制作へと応用していく流れを、実践的にわかりやすく紹介します。機能を覚えるだけでなく、実際のクリエイティブにどう活かせるのかまで理解できる内容です。

Instagram:tamaken_design

Website:DesignSpot_Jap


インストラクター:

タマ ケン

2026年6月16日

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