生成レイヤーの重ね順を管理する

こんにちは、アドビの Russell Preston Brownです このチュートリアルでは Adobe Photoshopに ネイティブに組み込まれた 「Adobe Firefly」という 新しい生成AI技術についてご紹介します とてもすばらしい機能で、しかも非破壊です 今回は、衣装を替えて きれいに仕上げるために重要な レイヤーの重ね順についてお話しします これらのレイヤーはそれぞれ、範囲を選択して レイヤーを追加してから プロンプトを入力して生成されており この順番で重ねることによって このような見事な結果になっています このとき、レイヤーの生成順序がとても重要で 特に髪の毛は注意が必要です 髪の毛は、ジャケットに自然にかかるように 一連のプロセスの最後におこないます 作業を進めるときは この点に注意してください では、髪の毛を見ていきましょう このレイヤーをオンにし 髪の毛の選択範囲を表示すると 髪の毛の生成の仕方がよくわかります このレイヤーの選択範囲には 額のまわりから 帽子の中 肩のあたりまで含まれています また、耳を回り込むように選択してあるので 耳が変形せず 髪がその後ろにかかっています 見事ですね さて、こうして選択した範囲に 流れるような長い髪を生成したいので プロンプトに 「Long white hair」と シンプルなテキストを入力しています ここで「生成」をクリックすると 髪の毛を再生成できますが その前に、再生成が必要になる ケースを見てみましょう では、黒いジャケットの レイヤーをオンにします 黒いカウボーイジャケットにすると 茶色いジャケットの上で生成した 髪の毛では不自然です これを修正するには 髪の毛のレイヤーを 生成し直す必要があります ここに「Long white hair」と 入力され このレイヤーを選択した状態で 新たな重ね順で画像を生成します 新たな重ね順で画像を生成します 画像の生成・重ね順はとても重要で きれいに仕上げるには 常に髪を最後に生成します うまくできました ほかの髪の毛も見てみましょう この髪がいいですね というように 今回は、被写体の衣装を完全に変えて このような画像を作成し 最後に、ジャケットに合わせて 髪の毛を追加しました 完璧な選択範囲にするコツは 額を大きく囲み、耳を回り込むことです プロンプトには 「Long white hair」と入力しています 皆さんも このテクニックをぜひお試しください