簡単なブラシ操作を使った選択

Photoshopで対象を選択する際の 最もシンプルな方法は 対象とする画像の部分を 選択ブラシで塗りつぶす方法です このチュートリアルでは 選択ブラシによるこの選択方法を 非常に便利に使える 一般的な編集のケースを紹介します こんにちは、アドビのLearnチームの Seán Dugganです このビデオでお見せするのは 選択ブラシを使って 生成塗りつぶしでコンテンツを削除したり 新しいコンテンツを作成したりする方法です また、「被写体を選択」などの 自動選択の方法を利用して 選択した範囲を 細かく調整する方法も解説します まずは選択範囲の微調整です Photoshopではよくおこなうタスクですね コンテキストタスクバーで 「被写体を選択」をクリックして この女性を選択範囲にします かなりうまく選択できていますが ご覧のとおり、テーブルの選択を 解除する必要があります 女性の片方の手首を 選択範囲に加えるのも必要です こうしたシンプルな修正には 選択ブラシが非常に便利です 選択ブラシはツールバーの なげなわツールのグループにあります 選択ブラシをアクティブにすると 画像内の選択済みの範囲は 色付きのオーバーレイとして表示されます このオーバーレイの色を変更したい場合 オプションバーの 歯車アイコンをクリックします この選択範囲には 赤いドレスが含まれているので コントラストの出る色 緑やシャルトルーズなどが より適切でしょう やはりそうですね 色を変えたおかげで 画像の下の方の ドレスの一部が 選択されていないことに気付けました オプションバーで ブラシの直径と硬さを変更できます この例では 硬さは50%のままでよいでしょう 私は普段、ブラシサイズの変更には ショートカットを使います 右角括弧キーを押すと大きくなり 左角括弧キーを押すと小さくなります 画面左上のオプションバーで 「追加」と「削除」を切り替えられます ここでは「追加」のままにして 細部を見やすいようズームインします スペースバーを押しながら 画像をドラッグして ドレスの下部を見られるにします この部分を 選択ブラシで塗りつぶして 選択範囲に加えます 次に上へ移動し 女性の手首を表示して 先ほどの操作を繰り返します 手首をブラシで塗りつぶして 選択範囲に加えます 次はテーブルの選択解除です キーボードショートカットを使います WindowsではAltキー MacではOptionキーを押すと 削除モードに切り替わります 女性の服の袖に沿って ブラシで塗りつぶし 女性の腕のすぐ横にある部分を 選択範囲から削除します ズームアウトして OptionまたはAltキーを長押ししながら テーブルの残りの部分を 選択範囲から削除します ほかのツールをクリックすると 色付きのオーバーレイは 通常の選択境界線に変わります 以上が、選択ブラシで 選択範囲を修正する方法です 次に、選択ブラシと 生成塗りつぶしを使って 画像の要素を 削除または追加する方法を説明します この画像の要素のうち 白いプラスチックの椅子が気に入らないので 削除することにします 選択ブラシを使います まずは右側の椅子を 囲むようにブラシで選択します 生成塗りつぶしのために 範囲を選択する場合 選択はそれほど正確でなくてもよいので 選択ブラシはこのタスクに適しています 続いて他の椅子も 同じ方法で選択します 生成塗りつぶしを使うために 範囲を選択する際は 補完したい領域の 少し外側の領域にあるディテールを 選択範囲に含めるのがおすすめです 対象の範囲を ブラシで途切れることなく囲んで 長押ししていたマウスのボタンから 指を離すと、選択ブラシは囲んだ範囲の 内側全体を範囲に含めます 椅子が選択された状態で コンテキストタスクバーの 「生成塗りつぶし」をクリックします さらに「生成」をクリックします 画像から要素を削除するときは プロンプトの入力は不要です ただ「生成」をクリックするだけです コンテキストタスクバーの矢印で 3つのバリエーションを比較できます またはプロパティパネルで サムネイルをクリックしても 同じように比較できます このベンチは画像にマッチしていますが ここではこのベンチを 椅子に置換してみましょう 選択ブラシを使って 置換する範囲を選択します 女性の背中に沿って 椅子を配置する場所を選択します ベンチの端も塗りつぶして きちんと削除されるようにしておきます コンテキストタスクバーで 「生成塗りつぶし」をクリックして 「モダンな木製の椅子」という プロンプトを入力します 「生成」をクリックします プロパティパネルで 3つのバリエーションを 確認できます どれもいいですね 今回はこのバリエーションを選びましょう 以上でお見せしたように 選択ブラシの使い方は簡単です 選択範囲を手軽に調整したいときに ぜひお試しください または生成塗りつぶしを使うときの 選択範囲の指定もスピーディです アドビのLearnチームの Seán Dugganがお届けしました ご視聴ありがとうございました