チュートリアル記事

初級

5 分

魅力的なタイトルアニメーションを作ろう

このチュートリアルでは、テキストでマスクを使用して簡単にタイトルアニメーションを作る方法を解説します。まずは、下の1分動画で制作工程を確認してください。

※Premiere Pro バージョン 25.0 以降では、エッセンシャルグラフィックスパネルは含まれなくなりました。詳しくは以下の手順をご確認ください。

このサンプルファイルには、このチュートリアルの練習⽬的でのみ使⽤可能な、Adobe Stockの素材が含まれています。このファイルの利⽤条件については、フォルダー内のReadMeファイルを参照してください。Adobe Stock には、商⽤利⽤可能なロイヤリティフリーの画像とビデオが数億点以上あります。1か⽉の無料体験期間中 は画像を10点までご利⽤いただけます。

Adobe Stock 提供元 :flashmovie /wavebreakvideo

チュートリアルの途中で設定方法などが分からなくなった場合は、こちらの完成作品を参考にしてください。(ダウンロードした動画素材をプロジェクトファイルと同じフォルダーに追加してから、プロジェクトファイルを開いてください)


本チュートリアル内で使用する主な機能

テキストでマスク・ブラー・波形ワープ・ワイプ

目次

  1. Premiere Pro を起動し、新規プロジェクトを作成する

  2. 素材を読み込む

  3. タイムラインにビデオ素材を追加する

  4. テキストを追加する

  5. テキストにマスクで素材を重ねる

  6. ブラーエフェクトを適用する

  7. 波形ワープで波を立たせる

手順1/7 Premiere Pro を起動し、新規プロジェクトを作成する

作業に入る前に、練習用サンプルファイルをダウンロードしておきましょう。

練習用のデータ素材

水素材:AdobeStock_381461926

背景素材:AdobeStock_351691046

ダウンロードしたら、素材を管理しやすいように「sozai」フォルダを作成し、ひとつにまとめておきます。

Premiere Pro を起動し、スタート画面の「新規プロジェクト」をクリックします。

「新規プロジェクト」画面が表示されたら、プロジェクト名と保存先を指定します。「読み込みモードをスキップ」にチェックを入れて、[作成] をクリックします。

手順2/7 素材を読み込む

Premiere Proの編集画面が立ち上がったら、ワークスペースを「エフェクト」に変更します。

「ファイル」→「読み込み」から、ダウンロードした練習用サンプルファイル「sozai」を選択して、「読み込み」をクリックします。「プロジェクト」パネルにファイルが追加されます。

手順3/7 タイムラインにビデオ素材を追加する

「プロジェクト」パネルで「AdobeStock_351691046」を選択し、右クリックから「クリップに最適な新規シーケンス」を選択します。タイムラインに素材を追加し、シーケンス名を「ImpactTitleAnimation」にします。

手順4/7 テキストを追加する

ツールバーから「横書き文字ツール」を選択し、プログラムモニター内に「WATER」と入力します。

WATERのテキストを全て選択した状態で、「プロパティ」パネル内の項目を下記のように設定します。

① 「テキスト」からフォントを「源ノ角ゴシック Heavy」に変更

② 「スケール」を150に変更、

③「整列と変形」から「水平方向に中央揃え」と「垂直方向に中央揃え」を選択

(※)「源ノ角ゴシック Heavy」フォントが無い場合は、Adobe Fonts で「源ノ角ゴシック」を検索し、追加することで使用できるようになります。

手順5/7 テキストにマスクで素材を重ねる

「プロパティ」パネル内の「新規レイヤー」をクリックし「ファイルから…」を選択し、水素材「AdobeStock_381461926」を読み込みます。

テキスト「WATER」をドラッグして、上のレイヤーに移動します。

テキスト「WATER」を選択した状態で「アビアランス」内の「テキストでマスク」にチェックを入れます。

再生ヘッドを「00:00:01:15」に移動させ、「WATER」テキストの開始を調整。次に、再生ヘッドを「00:00:08:05」 に移動させ、「WATER」テキストの終了位置として調整します。

手順6/7 ブラーエフェクトを適用する

「エフェクト」パネルの検索フィールドに「ブラー」と入力します。「ブラー(方向)」エフェクトが表示されたら、それをタイムラインV2上の「WATER」テキストにドラッグ&ドロップで適用します。

タイムライン上テキストの冒頭にカーソルを合わせ、エフェクトコントロール内の「ブラーの長さ」を「300」に設定し、キーフレームを打ちます。

5フレーム進んだところで、「ブラーの長さ」の数値に「0」を入力してキーフレームを打ちます。

次に「方向」の数値を「90.0°」に設定します。

手順7/7 波形ワープで波を立たせる

「エフェクト」パネルの検索フィールドに「波形」と入力します。「波形ワープ」エフェクトが表示されたら、それをタイムラインV2上の「WATER」テキストにドラッグ&ドロップで適用します。

「WATER」テキストを選択し、「エフェクトコントロール」を開き、下記のように設定します。

①波形の種類:サイン

②波形の高さ:3

③波形の幅:300

④方向:100°

⑤波形の速度:1

⑥固定:なし

⑦フェーズ:30.0

⑧アンチエイリアス:標準

「エフェクト」パネルの検索フィールドに「ワイプ」と入力します。「ワイプ」内に「ワイプ」トランジションが表示されたら、それを「WATER」テキストの末尾にドラッグ&ドロップで適用します。

この時、タイムライン上の「ワイプ」をダブルクリックして「トランジションのデュレーションを設定」を表示させ「デュレーション」の数値を「00:00:01:00」に設定します。

「WATER」テキストの位置を、「エフェクトコントロール」内の「モーション」をクリックし、プログラムパネル内の「WATER」テキストをドラッグし調整します。

映像を再生して動きに問題がないか確認しましょう。

今回は、Premiere Proで「テキストでマスク」を使ったタイトルアニメーションを作る方法をご紹介しました。この方法を応用して様々な場面に利用してみてください。


2025年3月5日

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