Adobe XDのライブラリを使用すれば、XDアプリケーション内で直接、デザインシステムやブランドシステムを構築、管理、共有することができます。ここで作成したブランドキットを、チームに共有したいと考えています。アプリケーションの左下隅にあるアイコンをクリックして[ライブラリ]パネルを開くと、ライブラリに含める色、文字スタイル、およびコンポーネントが登録されていることが分かります。 コンポーネントと色をデザインキャンバスに直接組み込むことができるため、デザイナーとして、各要素に統一感を持たせる仕組みを簡単に作成できます。
デザインシステムを公開する準備ができたら、アプリケーションの右上で「公開」ボタンをクリックするだけです。ライブラリマネージャーでは、現在のファイル名がすぐにわかります。 こちらをライブラリとして公開します。その下には、過去に私が作成したライブラリや、他のユーザーが作成し、私に共有してくれたライブラリが表示されます。 作業するプロジェクトと、アクセスが必要な項目に応じて、いつでもオン/オフを切り替えることができます。これを独自のライブラリとしてプッシュするには、右側の「公開」ボタンをクリックします。 これがクラウドドキュメントとして作成される旨のメッセージが表示されます。次に、[続行]をクリックします。 こちらで、このクラウドドキュメントとライブラリに新しい名前を付けることができます。チームにとって直観的にわかりやすい名前でもよいでしょう。ここでは、既定のままにして、[保存]ボタンをクリックします。 XDが、コンテンツのアップロードとライブラリへの抽出を開始します。
公開が完了したら、コンテンツの共有先を選択していきます。そのために、Adobe IDを入力します。 内容の説明として、メモを付けることもできます。また、このライブラリを共有するユーザーが、単にライブラリを表示または使用できるだけなのか、または実際にソースを編集して変更できるようにするかも設定することができます。その後、色、文字スタイル、コンポーネントを更新したり新しいコンテンツを追加したりして、このクラウドライブラリに変更を加えたときは、ライブラリを再公開または更新すれば、変更が行われたことがユーザーに通知されます。ユーザーは、現在作業しているドキュメントにその変更を適用することも、適用せず使用中のデザインをそのまま使い続けることもできます。
ここまで、Adobe XDのCreative Cloud ライブラリを使用して、デザインシステムをどれだけ簡単に共有できるかについて紹介してきました。ぜひ、試してみてください。