ドキュメント認証サービスとは
ドキュメント認証サービス(CDS)とは、信頼できる機関(Adobe CDS プロバイダー)によって作成者の身元、および内容が改ざんされていないことを受信者に保証するAdobe® PDFファイルを自動的に作成する最初の電子署名ソリューションです。ドキュメントを開いたときに画面の上部に青いリボンが表示され、検証内容を確認できます。

どのようなユーザーにメリットがありますか
金融機関や行政機関など、重要な情報を幅広いユーザーとの間でやり取りする組織では、フィッシング詐欺*や文書偽造といった、顧客からの信頼を損ない、企業の責任問題に発展しかねない新たな脅威への対応に苦慮しています。CDSを活用することにより、個人や組織は、情報発信者の身元確認および情報の完全性が担保された認証済みのAdobe PDF文書やフォームを送信することが可能となります。
例:
- 重要なアナリストレポートを発行する金融サービスや研究機関
- 政策、法律、申請書、その他の重要文書を発行する行政機関
- マニュアル、操作手順書、その他の重要文書を発行する製造メーカー
- 財務報告書を発行する上場企業
CDS最新情報
CDSは、公開鍵基盤(PKI)ベースの文書検証技術を初めて広範囲に実装しました。Adobe Reader®またはAcrobat®(バージョン6.0以降)を現在お使いの場合は、簡単にご利用いただけます。電子署名はこれまでも利用されてきましたが、信頼できる機関によってドキュメントを自動認証するサービスは今までありませんでした。CDSを適用していない署名では、ユーザーは文書作成者を信頼することを明示しなければなりません。CDSによる署名を適用すれば、Adobe ReaderおよびAcrobatにあらかじめ認証情報が組み込まれており、認証文書の受信者が文書の真正性を検証するために、追加のソフトウェアをダウンロードしたり、別の設定をしたりする必要は一切ありません。
ユーザーの電子証明書はWebTrust*認証局の厳密な審査ガイドラインに従って発行され、暗号化された安全なハードウェア機器上に保存されるため、CDSによる署名はベストプラクティスを保証し、文書の真正性を最高レベルに向上させます。 詳しくは、CDS認証ポリシー*をお読みください。
どのようなユーザーに利用されていますか
高等教育機関、製薬業界、監督官庁、標準化団体、行政機関など、様々な業界の団体の多くが、CDS認証を活用し、受信者に対して、電子ドキュメントが信頼のおける送信元から送られていることを保証しています。成功事例の1つにあげられるペンシルベニア州立大学では、アドビパートナーとAdobe CDSプロバイダーのベリサイン社によって開発されたCDSソリューションを利用して、電子成績証明書の認証を行っています。
世界中で年間1億ドル以上の取引を生む卒業証書や成績証明書の偽造問題の深刻化は、ペンシルベニア州立大学当局にとって重大な懸案事項でした。偽造成績証明書は、偽造防止のために通常使われるはずの透かしや金属片、その他の識別情報を含んでおり、非常に巧妙になってきています。偽造成績証明書の急増に伴い、ペンシルベニア州立大学では、成績証明書が大学の安全なシステムから送信されたものであり、改ざんされていないことを確実に検証する方法を必要としていました。その方法がなければ、電子成績証明書サービスを提供できない可能性がありました。
大学は、Adobe LiveCycle® Digital Signatures ESを使用したCDSと、ベリサイン社/ジオトラスト社発行のデジタルIDが、自分たちが必要としている要件を満たしていると判断しました。そのソリューションを適用すれば、認証済みのPDF化された成績証明書を受信者がAdobe ReaderかAcrobatで開いた際に、検証メッセージが表示されるようになります。ベリサイン社/ジオトラスト社によるCDSデジタルIDを使った認証が行われた場合、その成績証明書はペンシルベニア州立大学から送信されたものであり、内容が変更されていないことを証明するメッセージが表示されます。このソリューションによって、卒業生、大学職員、文書受信者の不安は取り除かれました。成績証明書に変更が加えられた場合は、ファイルを開くと同時に、エラーメッセージや警告が表示されます。
ペンシルベニア州立大学では、短期間で投資利益率が向上すると見込んでいます。成績証明書の印刷や郵送を担当していた職員は、学費の納付処理や授業の時間割の手配といった、ほかの学生サービスに集中できるようになりました。同時に、大学が負担する印刷費用や郵送代も年間何万ドルという単位で削減できます。また、卒業生は、所定の提出先に即座に成績証明書を送信できるようになり、翌日配達サービスの追加料金を支払う必要もなくなりました。
詳しくは、ユーザー事例*をご覧ください。
アドビのCDSを利用して企業取引契約書の電子署名を承認する北米での例については、電子署名ガイド*を参照してください。
デスクトップベースの文書認証
文書の認証は、クライアントベースおよびサーバーベースのワークフローで行うことが可能です。クライアント環境では、CDSプロバイダーは個人または組織の担当者に対して電子証明書を発行し、その証明書はUSBトークンかスマートカードに保存されます。そして、ユーザーはAcrobatまたはReaderを使用して、文書に署名します。

詳しくは、認証済み文書を参照してください。
サーバーベースの文書認証
Adobe LiveCycle Digital Signatures ESを使用すれば、組織は、銀行の取引明細書や財務報告書といった大量のPDFファイルを迅速に検証することができます。この場合、CDSプロバイダーは組織に対して電子証明書を発行し、それはサーバーベースの鍵管理システムに保存されるため、保護レベルはさらに強化されます。LiveCycle Digital Signatures ESは、この証明書にアクセスして電子署名を適用します。受信者がReaderまたはAcrobat(バージョン6.0以降)でPDFファイルを開いた際に、検証が自動的に行われます。
登録方法について
ドキュメント認定サービスの登録方法については、アドビまで英語でお問い合わせください。
CDS署名証明書の購入方法
下記のCDSプロバイダーまでお問い合わせください。(プロバイダーによっては、日本で対応していない場合もあります)
CDSプロバイダー
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ChosenSecurity社では、PDF文書やフォームの真正性と完全性を検証するためのソリューションとして、「TC Business ID for Adobe」を製品ポートフォリオに追加しました。個別のPDF文書をAcrobat Proで署名したり、多数のPDF文書をLiveCycle Digital Signaturesで書名する場合に、TC Business ID for Adobe(トークンまたはHSM)でPDFドキュメントの電子署名が可能です。製品マニュアル、申請書、回覧表などの証明や署名に適用できます。ChosenSecurity社では、この新しいアドビ証明書を使用して、特に金融機関、保険会社、行政機関のニーズに対応しています。
詳しくは、ChosenSecurity社のWebサイト*とTC TrustCenter社のWebサイト*を参照してください。

「Entrust Certificates for Adobe CDS」を使用すると、組織は自信を持ってAdobe PDFファイルに電子署名できます。これらの証明書は、個別に管理したり、EntrustのCertificate Management Service(CMS)を通じて管理することができます。このサービスのツールを使用して、複数の証明書を容易に管理および導入できます。「Entrust Certificates for Adobe CDS」は、個別ユーザー、グループユーザー、企業ユーザーが使用できます。Entrust社では、追跡が困難な使用回数に基づくライセンス方式ではなく有効期間内の証明書の無制限発行方式を採用しています。個別の署名またはLiveCycleでの自動署名が可能です。
詳しくは、Entrust社のWebサイト*をご覧ください。

グローバルサイン社は、アドビが策定した厳密なポリシーおよび標準のセットに従って、「PDF文書署名用証明書」というCDS証明書を個人用および企業の部門用に発行しています。PDF文書署名用証明書の保持者は、PDFファイルに証明および承認の署名を追加できます。PDF文書署名用証明書は、すべての業種にわたって完全に自動化された署名フローを提供し、小量の署名から大量の署名まで柔軟に対応できます。企業のPDFセキュリティに対するニーズの増大に応じて、小量の署名から大量の署名まで柔軟に対応できることは、企業にとって大きなメリットです。
詳しくは、グローバルサイン社のWebサイト*をご覧ください。

KEYNECTIS社の電子署名ソリューションでは、Adobe CDSプログラムおよびアドビ製品を通じて、法に準拠し最新技術動向を反映した電子文書の証明と保持(電子署名、タイムスタンプ、検証の処理、文書のアーカイブ)を行います。KEYNECTIS社は、証明書の発行実績が2千万件を超えるフランスの代表的な証明書発行機関として、企業や行政機関による電子取引(電子署名、タイムスタンプ、eコマースなど)の保護を支援しています。
詳しくは、KEYNECTIS社のWebサイト*をご覧ください。

ベリサイン社の「ベリサイン マネージドPKI for Adobe CDS」を使用すると、PDF 文書がいつ、誰によって作成されたか、さらに内容が改ざんされていないことを閲覧者に証明できるので、自社から提供する情報の真正性を、確実に担保することができます。PKIのリーディングカンパニーであるベリサインの証明書は、厳格な手続きを経て発行され、第三者による監査(SAS70)を毎年受けるなど、高レベルなセキュリティ基準で運用されています。
詳しくは、ベリサイン社のWebサイトをご覧ください。

Post.Trust社は、Adobe CDSに対応し、Adobe PDF文書に署名するための独自の電子証明書を提供しています。Post.Trust社の署名ソリューションは、セキュリティ、真正性、認証および信頼性の基本的な属性を備えています。契約書、請求書、ライセンスおよび一般的な商取引文書に適用できます。手書き署名に依存する非効率的な紙ベースのプロセスに代えて、法的拘束力のある署名を使用した電子文書をやり取りすることができます。PDF文書の完全性と作成者の身元がAdobe AcrobatおよびReader内で自動的に検証されるので、受信者は安心して使用できます。Post.Trust社は、アイルランドを代表する証明書発行機関です。
詳しくは、Post.Trust社のWebサイト*をご覧ください。
その他のセキュリティソリューションパートナー
アドビとの提携によって、世界各地のセキュリティベンダーが、本人確認、電子文書の承認、デジタル資産保護などのセキュリティソリューションを実現しています。アドビセキュリティパートナーについて詳しくは、アドビセキュリティパートナーコミュニティ*をご覧ください。
Adobe Partner Connectionソリューションパートナープログラム
パートナー登録について詳しくは、アドビのソリューションパートナープログラム*を参照してください。
