チュートリアル記事初級20 分

Adobe Fireflyの音声生成機能を使って動画に合わせたBGM・効果音を生成する

Adobe Fireflyで動画に合ったBGMや効果音を生成して、それを動画と組み合わせる方法を解説します。ブラウザーだけで完結する方法です。

動画に合ったBGMや効果音を探すのは手間がかかりますし、見つけた後にはライセンスの確認も必要です。Adobe Fireflyを使ってBGMや効果音を生成すれば、動画に合わせた音をすぐ入手して利用できます。

この記事では、Fireflyの音声生成の基本機能の使い方と、使いこなすために役立つヒントを紹介します。より魅力的な動画を手軽に作成したい方におすすめです。

※この記事は先日配信されたウェビナーの内容を紹介しています。以下のアーカイブ動画と合わせてご覧ください。

必要なもの
アプリ内で使ってみる


作業に入る前に、サンプルファイルをダウンロードします。

本素材は学習目的のために限り使用することができます。


目次:

  1. BGMを生成

  2. 効果音を生成

BGMを生成

サンプルファイルには、音声を追加するための動画ファイルが含まれています。手元にダウンロードしてから作業を進めていきましょう。

まず、動画の雰囲気に合ったBGMを自動生成します。Firefly web版の「サウンドトラックを生成 」をブラウザーで開きます。


プロンプトは、「雰囲気」「スタイル」「目的」のカテゴリーごとあらかじめ用意されているスタータープロンプトを組み合わせて指定できます。動画をアップロードすると、それに合うプロンプトを提案してくれる機能もあり、音楽生成の初心者も使いやすい設計です。

さらに音楽の強弱やテンポがボタンで選択できます。生成する音楽の時間を1秒単位で指定できるため、動画の尺に合わせるのも簡単です。


プロンプト、エネルギー、テンポ、時間を指定したら、「生成」をクリックします。アドビアカウントにログインしていない場合は、ここでログインを求められます。

あっという間に4つのトラックが生成されます。


ここで、スタータープロンプトの使い方のヒントを紹介します。生成したいBGMの種類別におすすめの組み合わせが以下のリストです。慣れるまではこれを参考に生成を始めて、少しずつ足したり変更してみたりするとよいでしょう。

  • 最新ガジェット・エナジードリンク:Upbeat, Synthwave

  • オーガニックコスメ・インテリア:Warm, Lofi

  • 高級車・企業ブランドムービー:Dramatic, Cinematic

  • アルコール飲料・Web サービス:Funky, Jazz


より本格的なBGMを生成するために、プロンプトに具体的なワードを自分で追加することもできます。

例えば「スタイル」カテゴリーの「スタイルについて記述」のフィールドに「featuring 楽器名」のように何らかの楽器を記述すると、より雰囲気のあるBGMを生成できます。下は、上のリストに楽器を追加した例です。

  • 最新ガジェット・エナジードリンク:Upbeat, Synthwave, heavy synth

  • オーガニックコスメ・インテリア:Warm, Lofi, acoustic guitar

  • 高級車・企業ブランドムービー:Dramatic, Cinematic, strings

  • アルコール飲料・Web サービス:Funky, Jazz, brass


提供されているスタータープロンプトを使わずに、「雰囲気」「スタイル」「目的」を全て自分で記述することもできます。具体的な曲のイメージがある時には、この方法がよいでしょう。

効果音を生成

続けて効果音の生成方法を解説します。

効果音は「効果音を生成」を使って生成することもできますが、ここでは「動画エディター (Beta)」の生成機能を使⽤します。ベータ版はChromeとEdgeで利用できます。


画面左のメニューから「新規プロジェクト」をクリックします。ダイアログが表示されたら、プロジェクト名を指定して、「プロジェクトを作成」をクリックします。


すると以下のような動画を編集する画面が表示されます。


左側のツールバーの一番上のアイコンを選んで、「プロジェクトメディアを追加」パネルにサンプルファイルをドラッグ&ドロップするか、パネルをクリックしてダイアログからサンプルファイルを指定します。


動画が読み込まれると、中央に動画が表示されます。下部のタイムラインには動画の進行がサムネイル表示されます。


画面右の「メディアを生成」パネル内にある「効果音」タブを選択します。


プロンプトを入力して、効果音の時間を秒単位で指定します。「生成」をクリックすると4つのバリエーションが生成されます。


再生して音を確認し、気に入ったものをタイムラインにドラッグします。映像に合うように再生するタイミングを調整します。


このようにして、タイムライン上にBGMや効果音を並べていきます。下の画像は、缶を握る音、缶を開ける音、観客の歓声などの効果音と、前半にシンプルなBGM、後半に盛り上がるBGMを配置したところです。


タイムライン上ですぐに生成した音をプレビューできるため、別々に素材を用意するよりも効率的に完成度の高い音声を作成できます。

皆さんもぜひサンプルファイルを使って、実際に生成を試してみてください。

Q&A

以下は、チュートリアル配信時に寄せられた主な質問への回答です。

Q: いろんな生成AIツールがある中でFireflyを使用するときはどんな時ですか?
A: 安全面に考慮が必要な場合が多いです。厳しい企業からはFireflyは使っても良いけどベータ版の機能は使わないでくださいという依頼もありました。

Q: 生成AIで音のアイデアを色々と出すにはどうしてますか?
A: 自分の知っている楽器名と曲調を掛け合わせたりします。トライアングル×ROCKみたいな自分が想像できないものを生成したりしてます。

Q: プロンプトをあまり書かなくていいとのことですが、違う人や違う環境で同じように設定したら同じ曲が出来ますか・・・?
A: 生成AIは同じものを生成するのが苦手です。全く同じ曲は出来にくいです。

Q: 音楽の終わりを自然な感じにするのに、プロンプトの書き方のコツとかはありますか?
A: 調整は難しいです。尺を長くした方が自然な終わり方になることが多いです。

Q: このままPremiereにもっていけますか
A: まだベータ版なので機能としてはついていないようです。

※⽣成AI機能を利⽤する際に使⽤する⽣成クレジットの概要、ご⾃⾝が保有するクレジット数の確認⽅法などは「⽣成クレジットの基本 」で解説しています。


インストラクター

Norihiko

2026年9月3日