はじめに
Firefly Videoの動画生成では 多彩なコントロールを使って とても柔軟に出力を調整できます 私はKelsey Brannanです Premiere Galという名前で YouTubeでご存知かもしれません そのコントロールの使い方を 私が紹介しましょう まずはフレームの切り抜きです 湖に座っているカバの画像です これは私が Firefly Image Model 4で作りました Firefly Videoを使って この画像を動かしましょう
フレーミングとカメラの動きを制御する
Fireflyの「動画を生成」ページから 「フレーム」に移動して 「最初のフレーム」をクリックします 「デバイス」を選択し 画像をアップロードします 今回アップロードするのは カバの画像です アップロードが完了すると 切り抜きウィンドウが表示されます 最初のフレームのサイズを クリックしてドラッグで調整します また、開始位置を変更したい場合は ここをクリックし ドラッグして動かすこともできます こうすると、カバの顔にズームインした状態から 動画が始まります 操作が済んだら外をクリックして閉じます 次に、「一般設定」を開きます 生成させる動画の解像度は 1080pにしましょう 映像の縦横比はワイドスクリーン (16:9)のままにしておきます 次は「カメラ」まで下にスクロールします ここでは様々な種類の モーションを選択できます ズームアウトの動きを付けましょう 現在の切り抜きに従って これを選ぶと 動画は切り抜かれた状態から始まり その後、ズームアウトしていきます そして、最後の手順であるプロンプトの設定です クリックして基本の動きを入力しましょう 今回の場合は 「湖で泳いでいるカバ」とします 単純ですね もう少し動きがあるシーンを作りたいので ここで 「プロンプトを自動調節」をクリックします プロンプトの中身は よく読んで検討してください 余分だと思う要素があったら 注意深く削除し 含めたい要素はもれなく追加しましょう 今回は、脚のアクションが余分なので そこを削除し 水面にできる波紋についての 記述を加えます 「生成」を押してみましょう 結果が出ました とても良い感じです カバが泳いでいる動きも 水面の波紋もきれいですし ズームアウトのモーションも 指示したとおりになっています では、別の例を使って 動画をコントロールする方法を2種類紹介しましょう
構成を反映させ、スタイルを適用する
構成参照と、スタイルです 先ほどは「最初のフレーム」から 始めましたが 今度は、もっと上の「構成」を使います ここでは、参照させたい動画を 何でもアップロードでき その動画のアウトラインや構成が Fireflyの出力に反映されます 例えば、自分で撮影した動画や 使用ライセンスを取得した ストック動画クリップなどを そのまま使うのではなく 参照することで 似たものを生成できます 「動画をアップロード」を選択し 「デバイス」を選択します この例では Adobe Stockの動画クリップから 昇っていく風船の動画を使いましょう 加えたい変更は 風船の色を変えることと 空に雲を浮かべることだけです それらをテキストプロンプトで 指示しようとする前に 下にある「スタイル」を 見てみましょう 特定のスタイルを模倣する プリセットが用意されていて 「アニメ」や 「映画風」 「線画」 「ストップモーション」などが使えます 「映画風」を 選んでみましょう 選択したスタイルプリセットは このように テキストプロンプトの下にも 表示されています では、テキストプロンプトに 基本的な指示を入力しましょう 登場させたい被写体や 見せたい出来事などを書きます 「プロンプトを自動調節」で 詳細を自動追加することもできます 先ほどと同じく、プロンプトの内容は よく確認し、余分な要素があれば 必ず削除することが大切です 動画の解像度を 正しく指定することもお忘れなく しっかり確認しましょう それから「生成」をクリックします 結果が出ました
透明効果の動画を生成する
さらに別の例を見てみましょう 今度は、透明効果の動画を 生成する方法の紹介です これは、動画編集の素材となる 視覚効果や オーバーレイを生成するときに便利です 「動画を生成」ページから まず、一番下までスクロールします 「詳細設定」の中に 「透明な背景」という設定項目があります これをクリックしてオンにします すると フレームとテキストプロンプトを除き すべてのコントロールが無効になります もちろん、最初のフレームを指定したい場合は 参照画像を アップロードできますが 今回はとにかく シンプルな例を示したいので テキストプロンプトだけにしましょう 「かみなりが落ちる」と入力します 「プロンプトを自動調節」で 詳細を加えてもよいでしょう ただし、必ずよく読んで 余分だと思った要素は すべて削除することをお忘れなく 「生成」をクリックします 結果が出ました 異なる背景を配置して その上で再生することもできます 例えば「黒の背景」ではこう見えます OKなら、このアイコンをクリックして ダウンロードしましょう 以上、フレームの切り抜きや 構成参照 スタイルプリセット 透明度のトグルスイッチを使って 様々な動画を生成する方法の説明でした お役に立てば幸いです またお会いしましょう では!
