チュートリアル記事

中級

3 分

作業を大幅に時短できる「クロスと重なり」

アートディレクター⁠の小杉幸一さんが⁠、アイデアの広げ方た仕事を取り組む姿勢を話すとともに、全デザイナーに⁠知ってほしいツールもご紹介します。

必要なもの

注意:付属のアセットは練習⽬的でのみご利⽤ください

「アートディレクターなので、Illustratorを使ってお仕事することが多いんですけど、もう第3の腕というか、考えなくても直感的に動いているのが結構多いんです。まずアートボードを5メーターにすると、自分の頭の中も5メーターになると教わって、うわーって広がっていくのがプロセスも分かるので、よくアイディア出しではします。」

Adobe Illustratorのクロスと重なりで作業時間を短縮

作業時間を大幅に短縮できる機能を使って、アイデアや表現のための思考時間を増やしましょう。

文字タッチツールでレイアウトを調整

文字パネルの「文字タッチツール」(shift+T)をクリックすると、テキストのパーツを分解せずに位置やサイズ、角度などを調整することができます。

クロスと重なりを選択

文字のレイヤーをキャラクター背面に移動した上で、重ね合わせたいオブジェクトを同時に選択し、オブジェクト>「クロスと重なり」>「作成」をクリック。

今回はキャラクターの複数のオブジェクトをグループ化し、一つのオブジェクトとして使用しています。

重ね合わせたい部分を囲む

クロスと重なりを適用したいオブジェクトの選択範囲を囲むようにパスを描くだけで、適用されます。クロスと重なりの適用後にオブジェクトを変更する場合は、オブジェクト>「クロスと重なり」>「編集」の選択で再び変更することができます。

重なりの適用範囲をそのままに、さまざまな変更も可能

クロスと重なりの適用範囲内であれば、重なった状態を維持したままフォントや色の変更ができます。シェイプ、テキスト、3Dおよび2Dオブジェクトなど、さまざまな組み合わせをつくることができます。


Illustrator でこれらのチュートリアルをお試しください

ベクターを使用してイラストやグラフィックを作成