チュートリアル記事

中級

5 分

映像をドラマティックにするスピード調節

映像に緩急をつけるためのスピード調整を行う⽅法をご紹介します。

動画と同じように体験できるPremiere Proのファイルも用意しました。⼿順を⾒ながら、実際に試してみましょう。

本サンプルファイルは学習目的のために限り使用することができ、営利目的に使用することはできません。

2つのクリップを繋げる

新規プロジェクトを作成して、ダウンロードしたファイル「Speed Ramp1」「Speed Ramp2」「Speed Ramp3」「Speed Ramp4」を全てPremiere Proで読み込み、開きましょう。

まずは「Speed Ramp1」と「Speed Ramp2」の2つの素材の切り替わりが違和感のないように繋げるための編集を行っていきましょう。

「Speed Ramp1」のカメラアングルが上に上がるタイミングでショートカット「W」を押してクリップの右側をカットし、「Speed Ramp2」の水しぶきが上がるシーンに繋がるようにします。

前のクリップの速度を変更する

「Speed Ramp1」を選択し、「Mac:command+R」キーまたは「Win:ctrl+R」キーを押すと、「クリップ速度・デュレーション」が表示されます。速度の値を「100%」から「50%」へ変更します。これでスローモーションになります。

クリップキーフレームの速度を表示させる

「Speed Ramp1」の「FX」を右クリックして、クリップキーフレームを表示→タイムリマップ→速度を選択します。するとクリップの速度を制御する水平の線が表示されます。

速度を調整する

ペンツールに切り替えます。「Speed Ramp1」のクリップキーフレームの水平線上の速度を早めたい箇所でクリックして、マークを打ちます。

選択ツールに切り替えて、水平線を上に上げると、速度が早くなります。このままだと唐突に早くなるので、マークを付けた箇所を伸ばし、速度が徐々に早くなるようなめらかにします。

後のクリップの速度を調整する

「Speed Ramp2」も同様に、「FX」を右クリックして、クリップキーフレームを表示→タイムリマップ→速度を選択し、クリップの速度を制御する水平の線を表示します。

同じようにペンツールに切り替えて、速度を変える位置にマークを打ちます。

こちらのクリップでは、先程とは反対に、徐々に遅くなるよう調整して、完成です。

残りのクリップも同様に調整する

残りの「Speed Ramp3」と「Speed Ramp4」も同様に調整します。こちらでは、雪のパウダーが画面を覆うタイミングで繋げます。

「Speed Ramp3」は、徐々に早くなり、「Speed Ramp4」は徐々に遅くなるよう調整して、完成です。

プレビューが遅い場合はレンダリングして確認しましょう。

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