物件撮影に最適な広角レンズ
物件撮影に使うズームレンズとプライムレンズについて学び、最適な焦点距離と絞りで印象的な写真を撮影する方法を身につけましょう。
物件の写真は、不動産の購入を考えている人が家や物件をイメージする助けとなるものなので、隅々まできちんと見せるために、全体を広角レンズで撮影するのがベストです。この撮影に最適なレンズの種類をいくつかご紹介します。
ズームレンズとプライムレンズ
新しいレンズを買うときにまず考えるべきなのは、プライムレンズとズームレンズのどちらにするかです。
プライムレンズは焦点距離が固定なので、ズームレンズよりも鮮明で高品質の写真を撮影できます。しかし物件によっては、全体を撮影するためにさらに広角のレンズが必要になり、何枚ものレンズを用意することになるため高額の費用がかかりかねません。
ズームレンズは焦点距離を幅広く変えられるので、汎用性が高く様々な撮影に対応できます。この汎用性によって、どんな広さの部屋でも最高の写真を撮影できますし、屋外から広い範囲を捉えて、物件の他の部分を強調した写真を撮ることもできます。このため、物件撮影にはズームレンズが選ばれることが多くなっています。
物件撮影時のレンズの選び方
考えるべき点は、ズームレンズとプライムレンズのどちらを選ぶかだけではありません。焦点距離と絞り設定にも、細心の注意を払う必要があります。
原則として焦点距離を12 mm~35 mmの範囲にすると、良い写真になります。
できれば、焦点距離が22~24 mmのレンズを選びましょう。写真の前景と後景のバランスが均等になります。
10 mmなどの過度に広角なレンズは避けてください。前景が大きく、後景が小さくなり過ぎて画像が歪んでしまいます。
絞り値はf/8~f/11の範囲で設定しましょう。すると、写真の中のすべての要素に焦点が合い、ディテールを見せやすくなります。
この他の写真撮影のヒントとテクニックも参考にして、写真のスキルを磨きましょう。
また、物件の写真を魅力的に仕上げるために使える、**Adobe PhotoshopとLightroom**の多彩な機能も確認してみましょう。