抽象的なポートレート写真の世界

抽象写真の視覚言語を用いて作品にメッセージを込め、思いがけない方法で被写体を表現してみましょう。この記事では、抽象ポートレートの主要原則のいくつかを掘り下げていきます。

抽象的な方法で被写体を撮影し表現するには、独創的な想像力が必要です。抽象性の視覚言語を効果的に取り入れるには、慣習や伝統にとらわれてはいけません。作者の想像力だけが唯一の制約である抽象ポートレート写真には、強いメッセージを伝える力があります。

抽象的なポートレート写真制作にルールはあるか

ポートレート写真における一番のルールとは、被写体に注目することです。そしてこれこそが、この撮影分野を他の種類の写真と違うものにしています。このルールは、抽象的なポートレート写真制作にも適用されますが、他のほぼすべての慣習については、アレンジしても、無視してもよいでしょう。

抽象芸術では、元の題材が認識しづらいものがよくあります。題材の要素は、魅力的な線や形、質感を表現するために使用されるものの、必ずしもそれ自体が表現されるとは限りません。ポートレート写真にするには、少なくとも被写体の一部は認識可能である必要があります。

創造力を解き放とう

被写体は認識認識可能じゃなければいけないと言っても、変化や手を加えてはいけないという意味ではありません。あくまでポートレートと呼べるイメージには仕上げつつも、被写体や元のシーンからできるだけ飛躍させることに魅力を見出すアーティストもいます。

特定の態度やムードを引き起こすようにデザインされた抽象的なポートレート写真は、伝統的な表現写真のルールにとらわれないものです。そして、常識を飛び越え、鑑賞者を魅了する力を持っています。従来のポートレート作品にとらわれない表現に創作意欲を掻き立てられる方は、ぜひ、作品に抽象芸術を取り入れてみてください。

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