伝えたい情報に優先順位をつけて、メリハリのあるレイアウトにしていきましょう。①〜④の順に優先順位をつけてレイアウトを組み立てていきます。

①タイトルとキャッチコピー

②開催日時

③詳細情報

④注意事項

まずは、作業しやすいように「タイトル」と「装飾」のレイヤーを非表示にします。

長方形を自由変形で下まで引き延ばして、背景が1色のデザインにします。

タイトルは新規のテキストで作成して、大きく2行で配置します。フォントは「Miller Text」、カラーは「#ffffff」にします。

キャッチコピーは文字数が長いので、3行で配置します。他の文字と差別化するため、手書き風のフォント「TA-おおにし」を使用し、カラーは「#675d35」にします。文字の太さを太くします。

その他のフォントは、統一感を出すために「ヒラギノ明朝 ProN（6W）」で統一します。

開催日時は他の情報と分けて見せたいので、1番下に配置します。

注意事項は小さくして、開催日時と同じグループにします。⻑方形ツールで文字の下に帯を配置し、カラーは「#837642」に設定し、さらに文字色を白にすることで目立たせます。

左上にある切り抜き画像は、帯の右上に移動しましょう。これで優先順位を意識したレイアウトが形になってきました。

切り抜き画像の一部が見切れているので、この部分を生成していきます。

人物画像を別のファイルで開きたいので、スマートオブジェクトのプレビュー画面をダブルクリックします。

別のタブで人物画像を開くことができたら、画像レイヤーに適用してあるマスクを、ゴミ箱のアイコンまでドラッグして削除します。（レイヤーを削除する前にマスクを適用しますか？）の選択では「削除」を指定します。

切り抜きツールに切り替えて、見切れたひじが十分に入る範囲まで左側を広げます。

オプションバーの塗りを「生成拡張」にして「○ボタン」を押すと、生成拡張の画面が開くので、プロンプトの欄に「ひじ 背景」と入力して生成ボタンをクリックします。

しばらく待つと、拡張した部分がAIによって生成されます。

見切れていた部分を綺麗に生成することができました。生成した画像は自動的に3つのバリエーションが作られます。一番いいと思ったものを選びましょう。

もう一度生成したい場合は、プロパティパネルの生成ボタンをクリックします。新規レイヤーとして生成されるので、元画像を破壊することもありません。

今回は1枚の画像にしたいので、レイヤーパネルから2つのレイヤーを選択して、右クリックでレイヤーを結合します。

結合できたら上のメニューから「選択範囲」>「被写体を選択」をクリックし、人物の選択範囲を作成します。選択範囲ができたら、レイヤーパネルからクリッピングマスクを作成します。

画像の切り抜きができたら、このデータを「command（ctrl）+S」で一度保存します。

元のファイルに戻ると、画像の見切れていた部分が綺麗に生成されています。

生成した画像はメインの写真として使用するので、サイズを大きくしましょう。

最後に文字のデザインに強弱をつけたり、配置を綺麗に整えてより良いデザインに仕上げていきましょう。

曜日を小さくして、日付が目立つようにします。漢字は数字と比べて大きく見えるので小さくして、全体の文字バランスを調整します。

次は文字と文字の間隔を調整していきます。調整したい箇所にカーソルを合わせて、「option（alt）」を押しながら「左右の矢印キー」押すことで間隔を調整していきます。

離れすぎている所や、詰まりすぎている所が均等に見えるよう調整しましょう。

詳細情報の文字の行間が詰まって見えるので、行間を広げます。全ての文字を選択した状態で、「option（alt）」を押しながら「上下の矢印キー」を押すことで行間を調整することができます。

次は、文字の頭の位置にガイドを引いて、位置を揃えていきます。カーソルを文字の頭に合わせ、「option（alt）」を押しながら「左右の矢印キー」で調整します。

詳細情報の行間に仕切りの線を入れて、1つ1つの情報を読みやすくします。

ペンツールに切り替えます。塗りは線のみ、カラーは「#959177」、幅は「1px」、線の種類を点線に設定します。1つ目の点をクリックした後に、2つ目の点を「shift」を押しながらクリックすることで直線を引くことができます。

この線を下に3つ複製します。「option（alt）」と「shift」を押しながら、線を下にドラッグすることで垂直に複製できます。

詳細情報の長方形にドロップシャドウをつけて立体感を出します。レイヤーパネルから、長方形のレイヤー右をダブルクリックしてレイヤースタイルを開きます。ドロップシャドウを選択して下記の設定を行います。

描画モード「乗算」、カラー「#000」、不透明度「10%」、角度「125°」、距離「15px」、スプレッド「0%」、サイズ「15px」

最後に、装飾のレイヤーを表示してタイトル周りに配置します。3つは多いので、1つ非表示にします。タイトルの可読性を損なわないよう注意しながら配置します。

これで完成です！