雨の写真に適したカメラ設定
雲が広がり光量の少ない日でも、高速で動く雨粒を撮影できるカメラ設定方法を学びましょう。
雨の日の撮影は、大変です。レインコートや防水の機材バッグを準備しないといけませんし、光量不足や素早い雨粒の動きにも対応しなければなりません。以下に、雨の日の撮影に適したカメラ設定をご紹介します。
雨の日に適したカメラ設定を選ぶ
雨が降るのは、曇りの日だけです。そのため、なるべく多く光を取り入れられるようにカメラを設定することが重要です。残念ながら、光量が少ない環境ではシャッタースピードも遅くなり、高速で動く雨粒の撮影がよけい難しくなります。次のような設定を使用して、最適なバランスを見つけましょう。
ISO感度 シャッタースピードを犠牲にすることなく雨の日の光量不足を補うには、中~高感度のISOが必要です。
シャッタースピード シャッタースピードは速く保ち、空中の雨粒を捉えましょう。特に、強く降り注ぐ雨を撮影する場合に便利です。シャッタースピードが遅いと、雨粒が地面に当たったときにボケます。
絞り 被写界深度を犠牲にすることなく、シャッタースピードを維持するのに十分な光が入る絞り値を見つけます。F/8から始めて、丁度いい値を見つけるまで調整しましょう。
マニュアルフォーカス 雨の写真では、文字通り雨粒一つ一つが被写体になり得ます。マニュアルフォーカスを使用し、自分だけのインスピレーションを探りましょう。
雨の写真を撮る際、特に長時間露光で撮影する場合には、三脚の使用がおすすめです。三脚はカメラを支えて静止させるので、モーションブラーが防止できます。
写真編集ソフトを使用する
雨の日の撮影では、カメラ設定が上手くいかない場合もあります。そんな日でも、心配いりません。Adobe PhotoshopやLightroomなどの写真編集ソフトを使用すれば、撮影した写真を調整可能です。
あらゆるスキルレベルの写真家向けに、役立つ写真撮影のヒントを見つけることができます。土砂降りの雨から霧雨まで、**PhotoshopとLightroom**があれば、雨の写真を雰囲気よく仕上げられます。