イラスト系動画クリエイター「なつめさんち」の動画と同じように編集ができるサンプルファイルもご用意しました。手順を見ながら、実際に試してみましょう。
チュートリアルで使用するソースファイルをダウンロードできます。
※本素材は学習目的のために限り使用することができます。
※Windowsを使用している方でファイル名が文字化けしてしまう場合は、こちら からサンプルファイルをダウンロードしてください。
「なつめさんち」のげんさん・さやさんは、絵をテーマに動画を制作し、YouTubeで発信しています。キャラクターに動きをつけることで同じ内容の動画でもよりわかりやすく、より見たくなります。そのアニメーションのつける方法をご紹介します。
作業に入る前に、練習用サンプルファイルをダウンロードしておきましょう。スタート画面の「プロジェクトを開く」をクリックし、ダウンロードした練習用サンプルからプロジェクトファイルの方を選択して「開く」をクリックします。

プロジェクトパネル>口パクアニメ素材>「げん_ノーマル.mov」と「さや_ニッコリ.mov」をタイムラインパネルの映像トラックの「V2」と「V3」にドラッグ&ドロップで追加します。

キャラクターが画面の下から出てくる動きを、トランジションの「押し出し」を活用してつけてみましょう。V2とV3に追加した2つのクリップの開始位置を、V1の2つめのクリップ「★Adobe_natsumesanchi_OP_Movie.mp4」の開始点に揃えます。①エフェクトパネル>②ビデオトランジション>③スライド>④「押し出し」をクリップの開始部分にドラッグ&ドロップ。

追加した「押し出し」を選択した状態で①「エフェクトコントロールパネル」を開き、②トランジションの終了部分をドラッグして、③デュレーション:00:00:00:10 に設定します。押し出しの方向を「下から上」に変更します。もう1つのクリップにも同様の手順でトランジションを追加します。これでキャラクターが押し出されるような出現アニメーションをつけられます。

ツールパネル>レーザーツールを選択し、押し出しのトランジションと同じ長さのところでクリップを2つにカットします。①エフェクトパネル>②ビデオエフェクト>③ブラー&シャープ>④「ブラー(方向)」をげんさんの押し出しクリップにドラッグ&ドロップします。エフェクトコントロールパネルで、ブラーの方向と長さを調整します。今回は方向:180.0°、ブラーの長さ:15.0に設定します。さやさんのクリップも同様の手順でクリップをカットし、先に設定した「ブラー(方向)」をコピー&ペーストします。

まずは、さやさんが話出すまで口パクを止めたいので、レーザーツールを選択し、さやさんが話出す00:00:05:26でクリップをカットします。①⼝パクを⽌めたいさやさんのクリップを右クリックして②「フレーム保持を追加」をクリックします。これで静⽌画のように1つのフレームを保持することができ、⼝パクの動きを⽌めることができます。次に「げん_ノーマル」クリップを00:00:05:31にカットし、カットした後ろのクリップを削除、プロジェクトパネル>口パクアニメ素材>「げん_ドン引き.mov」を00:00:05:31にドラッグ&ドロップで追加し、さやさんのクリップ同様「フレーム保持を追加」をクリックします。

「げん_ドン引き」クリップのタイムラインパネルで再生ヘッドを、①00:00:05:31に移動させます。げんさんのクリップを選択した状態で、エフェクトコントロールパネル>モーションで「位置」と「スケール」のストップウォッチのマークをクリックしてキーフレームを打ちます。再生ヘッドを②00:00:07:02に移動し、③スケール:79%にして、位置は左側の数値で横方向、右側の数値で縦方向の位置を調整して、画面左下の角にキャラクターが来るように調整します。

同じやり方で次はさやさんを動かします。タイムラインパネルで再生ヘッドを、①00:00:05:26に移動させます。さやさんのクリップを選択した状態で、エフェクトコントロールパネル>モーションで「位置」と「スケール」のキーフレームを打ちます。再生ヘッド②を00:00:07:01に移動させ、③スケール:130%にして、位置は右の数値の上でドラッグして上方向に移動させます。

①エフェクト>②ビデオトランジション>③ディゾルブ>④「クロスディゾルブ」をクリップの終点にドラッグ&ドロップすると、透明にフェードアウトさせることができます。

会話の内容に応じて、口パクのキャラクター素材を切り替えて使用することでさらに凝った演出の動画にすることができます。ぜひお試しください。
