RGBからMYKモードに変換する際の注意点と入稿のフローを学びます。
「ディスプレイで表示する場合、A4の用紙に印刷する場合、そのどちらでも視認性が担保されることを意識して作っています」
サンプルアセット「tutorial_06.ai」を開きます。今回は、WEBで使用することを想定してRGB モードでデザインを進めてきました。しかし、印刷したものも必要なので、印刷入稿用のデータを作成します。
「ファイル>ドキュメントのカラーモード>CMYK」を選択すると、ドキュメントのカラーモードを変換することができます。

RGBモードからCMYKモードに変更すると⾊味が濁ったり暗くなることが多いです。発⾊の⾼いRGBモードに少しでも印象が近づくように、⾊味を調整します。
全てのオブジェクトを選択(Mac:command+AまたはWin:control+A)し、「編集>カラーを編集>オブジェクトを再配⾊」を選びます。この機能を使うと、オブジェクトをひとつずつ選択することなく、同じ⾊のオブジェクトを⼀括して調整できます。

デザインが完成したら、断裁の際に必要な「塗り足し」を追加します。これにより、多少断裁位置がずれても違和感の少ない仕上がりとなります。
別名保存からPDF保存を行います。印刷所の指定にもよりますが、高画質のモードを選ぶことで画質の劣化を防ぐことができます。
「トンボと裁ち落とし」からトンボの必要な仕様をチェックします。保存後は、塗り足しとトンボがきちんと反映されているか確認をしましょう。

デザイナー今市達也さんの作品を使ったフライヤーデザインシリーズの続きをご覧ください。