PDFの印刷設定を変更する方法!デフォルト設定・用紙サイズ・向きの変え方
PDFの印刷設定を見直したいときは、Adobe Acrobatが便利です。以下のページをぜひチェックしておいてください。
PDFを印刷するたびに、用紙サイズや向き、カラー・モノクロの設定を変更していませんか?
「前回設定した内容がリセットされている」「どこを変えれば設定を固定できるのかわからない」――そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
PDFの印刷設定は、「PDFを開いているアプリ(PDFビューア)側の設定」と「プリンタードライバー側の設定」の2つが関係しています。
そしてこの2つの違いを理解すれば、リセットされる原因を特定しやすくなり、設定の変更や固定もスムーズに行えます。
この記事では、Adobe Acrobat Reader、Microsoft Edge、Google Chromeの3つのアプリ(PDFビューア)別に、PDFの印刷設定を変更する具体的な手順を解説します。
さらに、印刷設定をデフォルト(初期値)として保存し、毎回の設定変更を不要にする方法もあわせてご紹介します。
Acrobat ReaderでPDFの印刷設定を変更する方法
Adobe Acrobat Readerは、印刷時によく使う設定がコンパクトにまとまっているため、印刷設定の基本を確認するのに向いています。
(▲ PDFを開発したアドビが提供するPDF閲覧ソフト。無料で利用できる。)
そこでまずは、Acrobat Readerを例に、用紙サイズや向き、拡大・縮小の変え方から見ていきましょう。先に基本の見方を押さえておくと、EdgeやChromeではどこが違うのかも見比べやすくなります。
Acrobat Readerをお持ちでない方は、アドビの公式サイトから入手し、事前に使える状態にしておきましょう。
用紙サイズ・向き・拡大縮小の設定
用紙サイズ・向き・拡大縮小の設定 PDFを用紙に収まるように印刷したいときは、まず「ページサイズ処理」の設定を確認しましょう。
Acrobat ReaderでPDFを開き、「メニュー(※Macでは「ファイル」)」から「印刷(プMacでは「プリント」)」を選択します(※ショートカットキーは、Windowsでは「Ctrl+P」、macOSでは「Command+P」です)。
印刷ダイアログが表示されたら、「ページサイズ処理」の「サイズ」を選択しましょう。
ここでは、印刷方法に応じて次のような設定を選べます。
PDFのページサイズを変えず、そのままの大きさで印刷します。
図面や技術資料など、原寸で出力したい場合に向いています。
拡大率・縮小率を自分で指定して印刷します。
仕上がりを細かく調整したいときに使います。
印刷の向きや用紙サイズを変更したい場合は、印刷ダイアログ内の設定項目から、希望するサイズや向きを選んで「OK」ボタンで確定してください。
設定が終わったら、プレビューで仕上がりを確認してから「印刷」をクリックします。Acrobat Readerでは、設定内容がプレビューに反映されるため、印刷前にバランスを確認しやすいのも特長です。
カラー/モノクロ(グレースケール)の切り替え
Acrobat ReaderでPDFを開き、「メニュー(ファイル)」から「印刷(プリント)」を選択します(※ショートカットキーは、Windowsでは「Ctrl+P」、macOSでは「Command+P」です)。
印刷ダイアログが表示されたら、「グレースケール(白黒)で印刷」にチェックを入れ、「印刷」をクリックします。
対して、カラーで印刷したい場合は「グレースケール(白黒)で印刷」のチェックを外したまま印刷します。
なお、この項目にチェックを入れても思ったように印刷結果が変わらない場合は、プリンタードライバー側の設定が影響している可能性があります。
そのため、Acrobat Reader側の設定だけでなく、プリンターのカラー設定もあわせて確認しておきましょう。
両面印刷・複数ページ印刷(N-up)の設定
用紙を節約したいときや、資料を見やすくまとめて印刷したいときは、両面印刷や複数ページ印刷が便利です。
複数ページ印刷とは、1枚の用紙に2ページ、4ページといった形で、複数のページを並べて印刷する方法で、「N-up」と呼ばれることもあります。会議資料や確認用の出力では、1枚の紙に複数ページを配置することで資料全体を見渡しやすくなるため、よく使われる設定です。
ここでは、それぞれの設定方法をご紹介します。
両面印刷の設定方法
Acrobat ReaderでPDFを開き、「メニュー(※Macでは「ファイル」)」から「印刷」を選択します(※ショートカットキーは、Windowsでは「Ctrl+P」、macOSでは「Command+P」です)。
印刷ダイアログが表示されたら、「用紙の両面に印刷」にチェックを入れます。
チェックを入れると、綴じ方や印刷の向きを選べる項目が表示されるので、印刷する資料の向きや、めくる方向に合わせて選びましょう。
例として、ここでは縦長の資料を両面印刷するケースで考えてみましょう。
「長辺を綴じる」は、本や報告書のように左右に開く形です。
対して「短辺を綴じる」は、上下にめくる形です。
綴じ方を誤ると、裏面の上下が逆になり、ページをめくったときに読みにくくなることがあるため、どの向きで使いたい資料なのかをイメージして選びましょう。
なお、お使いのプリンターが両面印刷に対応していない場合は、この項目が表示されないこともあります。その場合は、まず「奇数ページのみ」を印刷し、用紙を入れ直してから「偶数ページのみ」を印刷することで、両面に印刷できます。
複数ページ印刷(N-up)の設定方法
続いて、複数ページ印刷の設定方法を確認していきましょう。
両面印刷では綴じ方や向きを設定しましたが、ここでは、1枚の用紙に複数ページをどう配置するかを設定していきます。
まずはAdobe Readerを起動し、複数ページを1枚にまとめたいPDFファイルを開きます。
その後、プリンターアイコンをクリックしてください。
表示された「印刷」ダイアログボックスの「ページサイズ処理」から「複数」を選びます。
続いて、「1枚あたりのページ数」で、1ページに配置するページ数を設定します。
選べるページ数は、「2」「4」「6」「9」「16」ページです。
また、「カスタム」を選ぶと、縦と横に配置するページ数を自由に指定できます。
設定内容をプレビューで確認しながら、意図した通りになっているかチェックしましょう。
次に、「ページの順序」でページの並び順を指定します。資料の流れに合わせて、読みやすい配置を選びましょう。
プレビューで正しく配置されていることを確認したら、紙に印刷するか、PDFとして保存するかを選びます。印刷する場合は使用するプリンターを選択し、PDFとして保存する場合は、環境に応じたPDF保存の項目を選んでください。最後に、「印刷」または「保存」をクリックします。
(※PDF保存の表示名や操作手順は、OSやインストールしているアプリによって異なります。Acrobatの機能が使える環境では「Adobe PDF」が表示されることがありますが、Macでは別の保存メニューからPDFを選ぶ場合もあります。)
PDFとして保存する場合は、「PDFファイルの保存」ウィンドウが表示されるので、保存先を指定して完了してください。
特定ページの指定印刷
PDFの一部だけを印刷したい場合は、「印刷するページ」の設定を行います。
まず、印刷ダイアログを開きます。
次に「印刷するページ」の項目で、印刷したい範囲を選択しましょう。
選べる主な項目は、次の3つです。
- すべて:PDFのすべてのページを印刷します。
- 現在のページ:画面に表示しているページだけを印刷します。
- ページ指定:印刷したいページ番号やページ範囲を入力して指定します。
ちなみに「ページ指定」では、例えば「1,3,5-10」のように入力することで、特定のページと連続したページ範囲を組み合わせて印刷できます。
さらに「詳細オプション」を開くと、印刷方法を細かく指定できます。
例えば「現在の表示範囲」を選ぶと、画面上で今見えている範囲だけを印刷できます(拡大表示している場合は、その表示部分のみが印刷されます)。
「逆順に印刷」は、最後のページから先に出力する設定です。ほかにも「奇数ページのみ」「偶数ページのみ」を選んで印刷することもできます。
資料の内容や印刷後の扱い方に合わせて、必要な設定を選びましょう。
Adobe Acrobat Readerは、こうした細かなページ指定や追加設定もしやすく、印刷前にプレビューを見ながら調整できるのが特長です。
まだインストールがお済みでない場合は、ぜひ以下のページから無料ダウンロードしてみましょう。
Microsoft EdgeでPDFの印刷設定を変更する方法
Microsoft Edgeには、PDFを表示する機能が標準で備わっています。
そのため、PCの設定によっては、PDFファイルをダウンロードすると、Acrobat Readerのような専用ソフトではなく、Edgeで開いて表示されることもあります。
PDFビューアを別に用意しなくても印刷できるため手軽ですが、変更できる印刷設定は限られています。
そこでまずは、Edgeの印刷画面でどこまで設定できるのかを確認したうえで、注意したい点について見ていきましょう。
Edgeの印刷ダイアログで設定できる項目と制限
EdgeでPDFを開いた状態で「Ctrl+P」を押すと、印刷ダイアログが表示されます。
ここでは、印刷に関する基本的な項目をひと通り変更できます。
例えば、設定できる主要な項目は以下のとおりです。
- プリンターの選択
- 印刷の向き(縦・横)
- 印刷するページの範囲
このように、基本的な設定はEdge上でも行えます。
ただし、印刷設定を細かく調整したい場合は、Edgeの画面だけでは対応しきれないことがあります。
例えば、ダイアログを閉じると設定が初期値に戻ってしまったり、用紙の種類や印刷品質など、プリンター側の詳しい設定を触れられなかったりします。Edgeの画面でカラー印刷を選んでいても、プリンタードライバー側の設定によっては、実際にはモノクロで出力されることもあります。
そのため、Edgeの印刷画面は手軽に使える反面、細かな設定の変更や固定にはあまり向いていません。もし、そうした項目まで調整したい場合は、後ほどご紹介する「システムダイアログを使用して印刷」での詳細設定刷の項目をご覧ください。
Google ChromeでPDFの印刷設定を変更する方法
Google Chromeでも、PDFファイルを開いてそのまま印刷できます。
一方で、Edgeと同様にChromeの印刷画面で変更できるのは主に基本的な項目に限られます。
そこでまずは、Chrome上でどこまで設定できるのかを確認したうえで、必要に応じて詳しい設定を開く方法を見ていきましょう。
Chromeの印刷画面で設定できること・できないこと
ChromeでPDFを開き、「Ctrl+P」(macOSの場合は「Command+P」)を押すと印刷画面が表示されます。
Chromeの印刷画面では、次のような基本的な項目を設定できます。
このように、日常的な印刷で使う設定はひと通り揃っています。
ただし、プリンター側の細かな設定までは、Chromeの画面だけでは変更できません。
例えば、次のような項目はChrome上では設定できないことがあります。
- 用紙の種類(普通紙、写真用紙など)
- さらに細かな印刷品質
- 給紙トレイの指定
- プリンター固有の特殊機能
こうした項目を変更したい場合は、Chromeの印刷画面ではなく、「システムダイアログを使用して印刷」からプリンタードライバーの設定画面を開く必要があります。
「システムダイアログを使用して印刷」での詳細設定
ここまで、EdgeとChromeそれぞれの印刷画面で変更できる項目を見てきました。
続いて、ブラウザーの印刷画面だけでは変更しきれない設定を調整する方法を確認していきましょう。
EdgeやChromeの印刷画面で変更できるのは、基本的な項目までです。
用紙の種類や印刷品質など、プリンター側の詳しい設定を変えたい場合は、「システムダイアログを使用して印刷」から操作します。
まず、EdgeまたはChromeでPDFを開いた状態で、「Ctrl+P」を押して印刷画面を表示します。
続いて、「システムダイアログを使用して印刷」をクリックします。
なお、この項目が見当たらない場合は、「Ctrl+Shift+P(Command+Option+P)」を押すと、システムダイアログを直接開けます。
印刷ダイアログが表示されたら、使用するプリンターを選び、「その他の設定」をクリックします。
すると、プリンタードライバーの設定画面が開きます。
ここでは印刷の向きや印刷部数、カラーモードなどを設定できるほか、「その他の設定」からは印刷品質などの設定が可能です。
ただし、表示される項目や変更できる内容は、選択しているプリンタードライバーや機種によって異なります。画面上の名称や配置が少し違うこともあるため、近い名前の項目を確認しながら進めましょう。
必要に応じて設定を変更したら、「OK」をクリックしてから印刷を実行しましょう。
この方法を使うと、ブラウザーの印刷画面だけでは触れられない項目まで確認できます。
特に、用紙の種類や印刷品質、カラーモードなどは、プリンタードライバー側の設定が優先されることがあり、画面上では正しく設定していても、実際の印刷結果が想定とずれる場合もあります。
そのため、設定したはずの内容が反映されないときは、この画面を開いて確認してみましょう。
例えば、カラーで印刷したいのに白黒で出力される場合はカラーモードを、用紙サイズや仕上がりが思った通りにならない場合は用紙設定や印刷品質を見直すと、問題の原因を絞り込みやすくなります。
ただし、こうした確認をしても、印刷のたびに設定が元に戻ってしまうことがあります。
その場合は、この画面で毎回調整するよりも、PDFをAcrobat Readerで開ける状態にしておく方が、印刷設定を確認しやすくなります。
それでは次に、PDFごとに印刷設定を固定する方法を見ていきましょう。
PDFの印刷設定を固定する方法
PDFの印刷設定を固定したい場合、確実な方法として使いやすいのが、Acrobat Proの「印刷プリセット」です。これは、PDFごとに印刷時の初期設定を持たせる機能で、毎回同じ資料を同じ条件で印刷したいときに役立ちます。
一方で、ブラウザーの印刷画面で変更した設定は、そのまま固定できないことがあります。また、プリンター側の初期設定を変更できる場合もありますが、設定画面や変更できる項目は機種や環境によって異なります。
そこでここでは、再現性のある方法として、Acrobat Proの「印刷プリセット」機能を使ってPDFごとに印刷設定を固定する方法を確認していきましょう。
Acrobat Proの「印刷プリセット」は、PDFファイル自体に印刷設定の初期値を埋め込める機能です。一度設定しておけば、次回以降そのPDFを開いて印刷ダイアログを表示したときに、指定した内容が自動的に適用されます。
「このPDFは常にA3横向きで印刷したい」「チーム全員に同じ設定で印刷してもらいたい」といったケースで特に便利です。設定はPDFファイル本体に保存されるため、ファイルを共有すれば、相手の環境でも同じ印刷設定が初期値として表示されます。
それでは手順をチェックしていきましょう。
まず、PDFファイルを開いたら、「メニュー(ファイル)」から「文書のプロパティ」を選択してください。
「文書のプロパティ」ダイアログが表示されたら、「詳細設定」タブに切り替えましょう。
そして「印刷ダイアログプリセット」セクションの、以下のオプションを必要に応じて設定します。
設定が完了したら「OK」をクリックし、PDFを上書き保存(または別名で保存)します。保存しないと印刷プリセットが反映されないため、必ず保存してから閉じましょう。
これで、次回このPDFを開いて印刷ダイアログを表示したときに、設定した内容がプリセット値として自動的に適用されるようになります。複数の資料を同じ条件で印刷したい場合は、それぞれのPDFに同じ設定を埋め込んでおくと便利です。
このほかにも、Acrobat Proなら、PDFの編集や保護、電子署名など、書類作業をまとめて進めやすくなる機能が揃っています。印刷設定だけでなく、PDFまわりの作業全体を効率よく進めたい場合は、ぜひAcrobat Proをご活用ください。
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さて、印刷設定を固定する方法がわかったところで、次に気になるのは実際の印刷結果ではないでしょうか?
設定どおりに印刷したつもりでも、用紙からはみ出たり、文字がかすれたりすることは少なくないはずです。
そこで続いては、PDF印刷で起こりやすいトラブルと、その対処法を確認していきましょう。
PDFの印刷でよくあるトラブルと解決策
印刷設定を変更しても、仕上がりが思ったとおりにならないこともあります。
そこで、ここからはPDF印刷で起こりやすいトラブルごとに、確認したいポイントを順に見ていきましょう。
1.印刷すると用紙からはみ出る・小さく印刷される
2.印刷したPDFの文字がかすれる・ぼやける
3.PDFが印刷できない(エラーになる)
印刷すると用紙からはみ出る・小さく印刷されるときの対処法
PDFの内容が用紙からはみ出たり、逆に小さく印刷されたりする場合は、「ページサイズ処理」や用紙設定が合っていないことがよくあります。
まずは、次の点から確認してみましょう。
1.「合わせる」を選択する
Acrobat Readerの印刷ダイアログで「ページサイズ処理」の「サイズ」を開き、「合わせる」を選択します。この設定にすると、PDFのページサイズにかかわらず、用紙の印刷可能領域に収まるよう自動で拡大・縮小されます。一般的な書類を印刷するときは、まずこの項目を確認するとよいでしょう。
2.用紙サイズが合っているか確認する
印刷ダイアログの「ページ設定」などから、選択している用紙サイズが、実際にプリンターにセットしている用紙と一致しているか確認します。例えば、PDFがA3サイズで作成されているのに、A4用紙で印刷しようとすると、内容がはみ出したり、縮小されすぎたりすることがあります。用紙サイズのずれがないか、あわせて見直してみてください。
3.余白や倍率を見直す
プリンターには印刷できない領域があります。そのため、「合わせる」を選んでいても端が少し切れてしまうことがあります。その場合は、「カスタム倍率」で少し縮小して印刷する方法が有効です。元データ側に余白がほとんどないPDFでは、こうした調整が必要になることもあります。
印刷したPDFの文字がかすれる・ぼやけるときの対処法
文字がかすれる、にじむ、ぼやけるといった場合は、印刷品質の設定やPDFデータの処理方法、プリンター本体の状態が影響していることがあります。
原因がひとつとは限らないため、以下の順に確認していくのがオススメです。
1.印刷品質の設定を上げる
まずは、プリンタードライバー側の印刷品質を確認しましょう。システムダイアログやプリンターの設定画面から、「印刷品質」を「高品質」や「きれい」などに変更できる場合があります。品質が低い設定になっていると、細い文字や小さな文字がかすれて見えやすくなります。特に細かな文字を含むPDFでは差が出やすいため、一度確認しておくと安心です。
2.「画像として印刷する」を試す
PDFの内容がうまく印刷処理されていない場合は、Acrobatの「画像として印刷」を試してみてください。「メニュー(ファイル)」>「印刷」で印刷ダイアログを開いたら、「詳細設定」をクリックします。表示された画面で「画像として印刷」にチェックを入れ、「OK」を押して元のダイアログに戻ってから印刷しましょう。この方法では、PDFの内容をいったん画像として処理してから印刷するため、フォントの不具合やデータの一部破損が原因で起こる文字化けやかすれが改善することがあります。
3.インクやトナーの残量を確認する
設定に問題が見当たらない場合は、プリンター本体の状態も確認してみましょう。インクやトナーの残量が少ないと、文字が薄くなったり、かすれて見えたりすることがあります。
PDFが印刷できない(エラーになる)ときの対処法
「印刷ボタンを押しても反応しない」「エラーメッセージが表示されて印刷できない」といった場合は、印刷設定そのものではなく、PDFファイルやPDF閲覧ソフト、プリンターとの接続状態など、別の要因が関係していることがあります。
こうした場合は、次の順で確認すると原因を絞り込みやすくなります。
1.PDFファイルを保存し直してみる
特定のPDFだけ印刷できない場合は、そのファイル自体に問題がある可能性があります。元の場所からもう一度ダウンロードし直すか、「名前を付けて保存」で新しいファイルとして保存し直してから、あらためて印刷を試してみてください。ファイルの破損や一時的な読み込み不良が原因になっている場合は、これで改善することがあります。
2.PDFソフトを最新のバージョンにアップデートする
古いバージョンのPDFソフトでは、印刷時に不具合が起こることがあります。ヘルプメニューや設定画面などからアップデートの確認を行い、最新バージョンに更新してみましょう。特に、ほかのPDFは開けるのに印刷だけがうまくいかない場合は、ソフト側の不具合や互換性の問題が影響していることもあります。
なお、Adobe Acrobatを使っている場合は、アプリ内からアップデートの有無を確認できます。Acrobat ReaderまたはAcrobat Proを起動し、「メニュー」>「ヘルプ」>「アップデートの有無をチェック」を選択してください。Macの場合は、「ヘルプ」>「アップデートの有無をチェック」から確認できます。アップデートがある場合は、画面の案内に沿って更新を進めましょう。「利用可能なアップデートがありません」と表示された場合は、すでに最新バージョンです。インストールが完了すれば、更新は完了です。
3.プリンターとの接続状態を確認する
プリンターがオフラインになっていたり、ケーブルが外れていたりすると、印刷は実行されません。プリンターの電源が入っていることに加えて、PCやスマートフォンとの接続が正常かどうかも確認してください。USB接続ならケーブルの差し直し、Wi-Fi接続ならネットワークにつながっているかの確認も有効です。
4.印刷待ちのデータを確認する
前回の印刷データが残っていると、新しい印刷がうまく始まらないことがあります。お使いの端末のプリンター設定画面や印刷キュー(出力待ちの一覧)を開き、印刷待ちのデータがたまっていないか確認してみましょう。不要なデータが残っている場合は、一度取り消してから再度印刷を試してみてください。
ここまで、PDFが印刷できないときに確認したい主なポイントを見てきました。
原因や対処法をさらに詳しく確認したい場合は、以下の記事もあわせてご覧ください。
PDFが印刷できない原因と対処法!印刷ミス防止のチェックリスト付き
また、印刷設定を見直しても扱いづらさが残る場合は、印刷前にPDFそのものを整えておく方法もあります。ページの向きや順番を調整したり、不要なページを削除したりしたいときは、Acrobat オンラインツールを使うと手早く対応できます。
無料のAcrobatオンラインツールを使えば、PDFの圧縮やページの回転・削除・結合などがブラウザー上でカンタンに行えます。
印刷前のちょっとした調整にも便利なので、ぜひお試しください。
PDFの印刷設定に関するよくある質問(FAQ)
PDFの印刷設定に関する、よくある質問に回答します。
ここでは、印刷時につまずきやすいポイントや、設定まわりで迷いやすい点を中心に整理しました。
ブラウザーでPDFを印刷すると、前回の設定が保存されないのはなぜですか?
Microsoft EdgeやGoogle Chromeでは、印刷画面で変更した設定が毎回そのまま保存されないことがあります。ブラウザー側の仕様や、プリンタードライバー側の初期設定が影響しているためです。毎回同じ条件で印刷したい場合は、プリンタードライバー側の設定を見直す方法に加えて、設定や仕上がりを確認しやすいAcrobat Readerで開いて印刷してみましょう。
PDFを印刷すると、余白が広くなりすぎるのはなぜですか?
PDFの元のサイズと、印刷に使う用紙サイズが合っていない場合に起こりやすい症状です。また、プリンターには端まで印刷できない領域があるため、設定が合っていても余白が広く見えることがあります。Acrobat Readerなどの印刷画面で、用紙に合わせて拡大・縮小する設定や倍率を見直しながら、用紙サイズもあわせて確認してみてください。
カラーで作られたPDFなのに、白黒で印刷されることはありますか?
はい、あります。PDF自体がカラーでも、プリンタードライバー側で白黒印刷が初期設定になっていると、実際にはモノクロで出力されることがあります。Acrobat Readerやブラウザー側でカラーを選んでいても結果が変わらない場合は、プリンター側のカラーモードを確認してみましょう。また、インクジェットのプリンターの場合、カラーインクが不足していると、白黒で印刷されるケースもあります。
一部のページだけ両面印刷や白黒印刷にできますか?
はい、できます。ただし、設定を分けて印刷する必要があります。例えば表紙だけ片面印刷にしたい場合や、一部のページだけ白黒にしたい場合は、対象ページを分けて指定し、それぞれ別の設定で印刷します。ページごとに条件を切り替えたいときは、ページ範囲を整理しやすいAcrobat ReaderやAcrobat Proを使うのがオススメです。
「Adobe PDF」を一覧から選べないのはなぜですか?
「Adobe PDF」は、Acrobatの機能として追加される仮想プリンターです。そのため、環境によっては表示されないことがあります。特に、Acrobat Readerのみを使っている場合や、インストール状況によっては利用できないことがあります。PDFとして保存したい場合は、OS標準のPDF保存機能が使えることもあるため、まずは現在の環境で利用できる保存方法を確認してみてください。
会社のPCで印刷設定を変更できない場合はどうすればよいですか?
社内PCでは、管理者権限やセキュリティ設定の影響で、プリンタードライバー側の設定を変更できないことがあります。その場合は、まず印刷ダイアログ内で変更できる範囲を確認し、それでも難しい場合は情報システム担当者や管理者に相談するのが確実です。無理に設定を変えようとせず、変更できる範囲を先に整理した方が早く進むこともあります。
パスワード付きのPDFは印刷できますか?
PDFに設定されている権限によります。閲覧用のパスワードだけであれば、開いたうえで印刷できることもありますが、印刷自体が禁止されているPDFは、その制限を解除しない限り印刷できません。印刷ボタンが押せない場合や、印刷しても出力されない場合は、PDFのセキュリティ設定を確認してみましょう。詳しくは以下の記事もご参照ください。
印刷前にページの向きや順番だけ手早く整えたいときはどうすればよいですか?
印刷設定だけで対応しにくい場合は、先にPDFそのものを整えておく方法があります。ページの回転、並び順の調整、不要ページの削除などを済ませておくと、印刷時の手間を減らしやすくなります。ブラウザー上で手早く済ませたい場合は、Acrobatオンラインツールを活用する方法もあります。
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PDFの印刷で迷いやすいのは、設定できる場所がひとつではないためです。
PDFを開くアプリ側で変えるものもあれば、プリンター側で確認するものもあり、同じように見える印刷でも、環境によって操作方法が変わることがあります。
だからこそ、印刷まわりの設定をまとめて確認しやすい環境を選ぶことが大切です。
Acrobat Readerなら、用紙サイズや向き、拡大縮小、ページ指定など、よく使う設定をプレビューで仕上がりを見ながら調整できます。
さらにAcrobat Proを使えば、PDFごとに印刷設定を持たせることもできるため、毎回同じ条件で印刷したいときにも便利です。
印刷のたびに設定を探したり、思った通りに出力されずにやり直したりする手間は、少しの工夫で減らせます。
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(執筆:ウェブライダー)
関連記事
以下の記事では、PDFに関するお役立ち情報をご紹介しています。Adobe Acrobat オンラインツールを使って、日々の業務を効率化する方法をご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
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