2020年のForrester社の調査によると、81%のプロのクリエイターが、カスタムコンテンツに対する要求が高くなっていると認識しています。制作チームは、それに対応するために2つの選択に迫られています。既存のチームの限られた人数で広く薄く対処するか、リソース増強を上層部に求めるかです。しかし、バーチャルフォトを使えば、負担の大きい実際の撮影プロセスを完全デジタルの軽快なワークフローに置き換える、という第3の選択肢が生まれます。
バーチャルフォトをデザインワークフローに組み込むメリットは、実際の写真撮影やスケジュールをすべて省略できるだけではありません。デザインをその場で即座に更新できます。3Dモデル、背景、照明を次々に入れ替えることで、どのような構図にも対応でき、広範なキャンペーンアセットを即座に作成できます。
また、2Dのデザイン要素をすぐに読み込んで3Dモデルに適用できるため、複数のプロトタイプを撮影したり、地域ごとに差異のある複数のAdobe Illustratorファイルを管理したりすることなく、地域別の対応を迅速におこなえます。
Julianのチームがキャンドルのビジュアルアセットを完成させ、クライアントはそれを使ってパッケージの制作に取りかかりました。12本のキャンドルすべてについて、6地域向けのマーケティングアセットを作成する必要がありました。しかし、従来の写真撮影のように72個のボックスを撮影するのではなく、ここでもバーチャルフォトのワークフローが採用されたため、ボックスを一度配置して、レンダリングのたびに異なるラベルを適用するだけですみました。その結果、実際に試作品を制作、撮影、レタッチする場合にかかる何分の一かの時間で、地域ごとにカスタマイズされた100枚近くの画像を作成できました。
何百枚もの写真の中から、編集する1枚を選び出す必要もありません。バーチャルフォトでは、イメージ通りのものを正確に作り、その場でレンダリングできます。高速で柔軟なワークフローでは、関係者のフィードバックによる撮り直しの心配もなくなります。さらに、キャンペーン実施の直前でも、顧客とアセットを共有し、そのフィードバックにしたがって調整できるため、何がバイヤーに受け入れられ、何が受け入れられないかを推測しながら処理する必要がなくなります。