「MacでPDFにパスワードをかけたい」「保護を解除したい」——そんなときは、PDFを開発したアドビのツールが便利です。
無料の「Adobe Acrobat オンラインツール」なら、ブラウザー上で手軽にパスワードを設定できます。さらに、有償版の「Adobe Acrobat Pro」を使えば、編集・印刷などの制限設定や、パスワードがわかるPDFの保護解除・変更も可能です。
※アドビのセキュリティに関する取り組みについて詳しくはこちらもご参考ください。
この記事で解説する内容は以下のとおりです。
【1】PDFを開くパスワード(閲覧パスワード)を設定する方法
【2】PDFの編集や印刷、コピーを制限するパスワード(権限パスワード)を設定する方法
【3】PDFのパスワードを解除または変更する方法
【1】はAcrobat オンラインツールで、【2】と【3】はAcrobat Proを使って行えます。
今すぐPDFに閲覧パスワードをかけたい方は、以下からツールにアクセスしてください。
※当記事の情報は、2026年5月時点のものです。アプリケーションやOSのバージョンにより、操作画面のUIや機能が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
MacでPDFにパスワードを設定する方法
ここでは、MacでPDFファイルにパスワードをかける方法をご紹介します。
PDFには、閲覧を制限する「閲覧パスワード」と、編集・印刷を制限する「権限パスワード」の2種類を設定できます。
目的によって設定方法が異なるため、まずはそれぞれの違いを確認しましょう。
1.閲覧を制限するパスワード(閲覧パスワード)
PDFファイルを閲覧するときに必要なパスワードです。
閲覧パスワードを設定すると、ファイルを開く際に入力が求められ、パスワードを知らない人は内容を確認できません。
無料の「Adobe Acrobat オンラインツール」を使って設定が可能です。
2.編集・印刷・コピーを制限するパスワード(権限パスワード)
PDFファイルの編集や印刷などを制限できるパスワードです。
例えば「印刷はできるが、内容の変更や文字のコピーはできない」といった細かな制限もかけられます。
有償版の「Adobe Acrobat Pro」を使えば設定できます。
権限パスワードの設定方法はこちらから
それではまず、無料のAcrobat オンラインツールを使った、閲覧パスワードの設定方法から見ていきましょう。
PDFを開く際のパスワード(閲覧パスワード)を設定する方法
https://www.youtube.com/watch?v=gTyawxOpUyg
Acrobat オンラインツールは、PDFの変換やページ整理などを、ブラウザー上で行える無料ツールです。Macだけでなく、WindowsのPCやスマートフォン(iPhone・Android)にも対応しています。
いずれの環境でも、PDFファイルをアップロードし、任意のパスワードを設定するだけで、カンタンに保護できます。
なお、アップロードされた情報は暗号化され、データはサーバーから削除されるので、安全です。ログインした場合は、アップロードしたファイルは暗号化されたのち、アドビのクラウドストレージに自動で保存され、いつでも削除できます。
セキュリティに関する取り組みについて詳しくはこちらもご参考ください。
それではさっそく、操作方法を確認していきましょう。
【手順1】PDFをアップロードする
まずは、Acrobat オンラインツールの「PDFを保護」にアクセスします。
パスワードを設定したいPDFを、画面内にドラッグ&ドロップするか、「ファイルを選択」から選びましょう。
すると、ファイルが自動的にアップロードされます。
【手順2】パスワードを入力する
ファイルのアップロードが完了したら、パスワード設定画面が開きます。
「パスワードを設定」と「パスワードを確認してください」の欄に、同じ文字列を入力し、「パスワードを設定」ボタンをクリックしましょう。
なお、2つのパスワードが一致していない場合、「パスワードを設定」ボタンは押せません。「目」のアイコンをクリックすると、マスク表示(黒い丸)から文字列の表示に切り替わり、入力内容を確認できるようになります。
また、Acrobat オンラインツールは、入力したパスワードの強度を4段階(弱・中・強・最強)で自動的に判定し、パスワードの安全性を確認しながら設定できます。
以下のポイントも参考にしながら、安全性の高いパスワードを作成しましょう。
1.大文字・小文字・数字・記号(!@#$など)を組み合わせる
2.最低でも8文字以上にする(理想は12文字以上)
3.名前や誕生日、よくある単語などの推測されやすい情報を含めない
4.「文章」をもとに長いパスワードを作成する
それぞれのポイントについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。避けたいパスワード例もあわせてご紹介しています。
【手順3】パスワードを設定したファイルをダウンロードする
パスワード設定が完了すると、PDFのダウンロード画面が開きます。
「ダウンロード」ボタンをクリックして、PDFを保存してください。「元のファイル名 -保護済み」という名称の別ファイルとして保存されます。
これで、閲覧パスワードの設定は完了です。
【手順4】パスワードが正しく設定されているかを確認する
先ほどダウンロードしたPDFファイルを、ブラウザーのPDF表示機能や、PDF閲覧ソフト(例:Adobe Acrobat Reader)で開きます。
以下のようなパスワード入力画面が表示されれば、閲覧パスワードが設定できている状態です。
(▲Acrobat ReaderでPDFを開いた際に表示されるウィンドウ。ブラウザーで開いた場合も、同様のウィンドウが表示される。)
設定したパスワードを入力し、問題なくPDFが開くかを確認しましょう。
うまく開かない場合は、入力したパスワードに誤りがないか、別のファイルを開いていないかなどを確認してください。それでも解決しない場合は、【手順1】に戻り、元のファイルにパスワードを設定し直しましょう。
パスワードを設定したPDFを相手に送る場合は、PDFのパスワードを安全に共有する方法もあわせて確認しておきましょう。送付先の社内ルールがある場合は、そのルールに従ってください。
なお、有償版のAcrobat Proなら「権限パスワード」の設定も可能です。
閲覧パスワードに加えて、編集や印刷も禁止するといった細かな設定もできるので、より厳密にPDFを管理したい方はぜひお試しください。
PDFの編集や印刷を制限するパスワード(権限パスワード)を設定する方法
ここからは、有償版の「Acrobat Pro」で、PDFファイルの編集や印刷、テキストのコピーなどを制限する「権限パスワード」の設定方法をご紹介します。
権限パスワードを設定すると、意図しない内容の変更や無断印刷を抑止できます。
また、「印刷は許可するが、内容変更は禁止する」といった細かな権限を設定できるため、用途に応じた柔軟なセキュリティ管理が可能です。
Acrobat Proは、7日間の無料体験期間が用意されています。
以下のリンクから、Acrobat Proのデスクトップ版をインストールして、ぜひお試しください。Macだけでなく、WindowsのPCでも利用できます。
【手順1】「PDFを保護」ツールを起動する
まずは、Acrobat ProでPDFを開きます。
「すべてのツール」から「PDFを保護」をクリックしてください(見つからない場合は「さらに表示」から探す)。
次に「パスワードで保護」をクリックして、「パスワードを使用して保護」ウィンドウを開きます。
ここでは、PDFを開くときに入力が必要な「閲覧パスワード」も設定できます。その場合は「閲覧」を選択して、パスワードを入力しましょう。
なお、権限パスワードの設定は、目的に応じて手順が分岐します。
【手順2-A】編集やテキストのコピーを制限する
「編集」を選択して同じパスワードを2回入力し、「適用」をクリックしてください。このとき、入力欄の横に「優れたパスワード」と表示されている状態が理想的です。
推測されにくいパスワードを設定するためのポイントは、以下の記事で解説しています。
パスワードを設定するための4つのポイント
また、ここで設定したパスワードは、控えておくようにしましょう。権限パスワードの解除・変更の際に入力が必要です。
「適用」をクリックすると、画面に編集制限がかかったことを知らせるメッセージが表示されます。
それでは、正しくパスワードが設定されているかを確認しましょう。以下のリンクからお進みください。
【手順2-B】詳細オプションから細かな制限を設定する
「パスワードを使用して保護」ウィンドウ内の「詳細オプション」をクリックすると、PDFのアクセスを制限する方法として、以下の2種類が表示されます。
今回は、一般的なビジネスシーンで活用できる「パスワードによる暗号化」を例に、「印刷は許可するが、内容変更は禁止する」場合の設定方法を解説します。
「パスワードを使用して保護」ウィンドウ内の「詳細オプション」から「パスワードによる暗号化」をクリックします。
セキュリティ変更の確認ポップアップが表示されたら、「はい」を押してください。
すると、「パスワードによるセキュリティ」ウィンドウが開きます。
(▲「パスワードによるセキュリティ」ウィンドウ。編集や印刷を制限できるほか、PDFを開く際に求められる「閲覧パスワード」の設定も可能。)
「権限」内の「文書の印刷および編集を制限」の項目にチェックを入れ、以下の項目を設定してください。
ひととおりの設定が済んだら、「権限パスワードの変更」欄にパスワードを入力します。
以下は、「元の解像度での印刷は許可するが、内容変更やテキストのコピーは禁止する」という制限をかけた状態です。この設定を行うことで、印刷を許可しつつ、内容の改変を防いだ状態でPDFを共有できます。
ここで設定したパスワードは、控えておきましょう。権限パスワードの解除・変更の際に入力が必要となります。
また、このとき、パスワードレベルは「最強」と表示されている状態が理想的です。
推測されにくいパスワードを設定するためのポイントは、以下の記事で解説しています。
パスワードを設定するための4つのポイント
パスワードを入力したら「OK」をクリックしてください。
権限パスワードで設定した制限を、すべてのアドビ製品に適用する旨のポップアップが表示される場合は「OK」をクリックしましょう。
その後、「権限パスワードの確認」ウィンドウが表示されるので、先ほど設定したパスワードを入力してください。
「セキュリティ設定を適用するには保存が必要です」というポップアップが表示されたら、「OK」をクリックしましょう。
続いて、「ファイル」から「別名で保存」します。元のファイルを残しておくことで、万が一設定に問題があった場合でも、やり直しができます。
ファイルを保存できたら、タブの×印からPDFを閉じてください。
【手順3】パスワードが正しく設定されているかを確認する
続いて、パスワードが正しくかかっているかを確認します。
なお、権限パスワードと同時に、閲覧パスワードが設定されている場合は、ファイルを開く時点で以下のようなウィンドウが開きます。
設定したパスワードを入力して、PDFファイルを開いてください。
それでは、パスワードの内容にあわせて確認を進めていきましょう。
⚫︎印刷制限の確認方法
PDFの印刷や、印刷の解像度を制限している場合の確認方法です。
1.PDFファイルをAcrobatで開く
2.「印刷」アイコンをクリックして印刷できない状態になっているか、または解像度を制限した場合は、実際に印刷して出力内容を確認する
3.権限パスワードを入力して、制限を解除できるかを確認する
⚫︎編集制限の確認方法
PDFの内容変更や、テキスト・画像のコピーに制限をかけている場合の確認方法です。
1.PDFファイルをAcrobatで開く
2.テキストのコピーができない状態になっているかを確認する
3.「編集」メニューをクリックし、権限パスワードを入力して制限を解除できるかを確認する
以上で、権限パスワードの設定と確認は完了です。
なお、Acrobat Proではパスワードの解除や変更も可能です。
「社内共有が終わったので、制限を外して自由に編集できる状態に戻したい」、「定期的にパスワードを変更してセキュリティを強化したい」といった場合は、続けて次の章をご覧ください。
MacでPDFのパスワードを解除・変更する方法
ここからは、Acrobat Proを使って、PDFファイルのパスワードを解除・変更する方法をご紹介します。
Acrobat Proでは、以下の2つの方法でパスワードの解除や変更が可能です。目的に応じて操作方法を選択してください。
1.すべてのパスワードを一括解除する場合⇒「PDFを保護」から解除する
PDFファイルに設定されたすべてのパスワードを一括で削除できます。
閲覧パスワードのみ設定されている場合や、閲覧・権限パスワードの両方を外して「誰でも自由に使える状態」にしたいときに最短の方法です。
2.一部のパスワードを解除する・制限を変更する場合⇒「文書のプロパティ」から解除・変更する
閲覧パスワードと権限パスワードの両方が設定されている場合に、どちらか片方だけを解除するといった柔軟な設定が可能です。
また、「閲覧や内容の変更は禁止したまま、印刷制限のみ解除する」といった、一部の制限を変更することもできます。
なお、これからご紹介する方法は、Acrobat Proのデスクトップ版アプリを使用します。
Acrobat Proには無料利用期間がありますので、ぜひこの機会にお試しください。
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それでは、まずPDFのパスワードを一括で解除する方法から見ていきましょう。
一部のパスワードを解除する、制限内容を変更する方法を知りたい方は、以下のリンクからご確認ください。
【すべてのパスワードを解除する場合】「PDFを保護」からパスワードを一括解除する
閲覧や編集、印刷など、複数の制限が設定されたPDFファイルのパスワードを、一括で解除する方法を解説します。
なお、ここでは閲覧パスワード・権限パスワードの両方が設定されているファイルを使用します。
まずは、Acrobat Proのデスクトップ版アプリを起動しましょう。
次に、「ファイル」>「開く」の順にクリックし、パスワードを解除したいPDFを選択してください。
PDFの閲覧を制限している場合は、このタイミングで「閲覧パスワード」の入力が必要です。パスワードを入力したら「OK」をクリックしましょう。
ファイルが開いたら、「すべてのツール」から「PDFを保護」をクリックしてください(見つからない場合は「さらに表示」から探す)。
続いて、「セキュリティ設定を削除」をクリックします。
権限パスワードの入力を求めるウィンドウが表示されたら、パスワードを入力し「OK」を押しましょう。
続いて、「この文書からセキュリティを削除してよろしいですか?」という確認のポップアップが表示されたら、「OK」をクリックしてください。
最後に、「ファイル」>「保存」または、保護状態のファイルを残しておきたい場合は「別名で保存」をクリックし、タブの×印からPDFを閉じてください。
これで、PDFに設定されているすべてのロックが解除されました。
パスワードを解除したファイルを再度開き、パスワードの入力画面が表示されないことを確認してください。問題なく開けたら、編集や印刷ができる状態になっているかも、あわせて確認しましょう。
【一部の制限を解除・変更したい場合】「文書のプロパティ」からパスワードを解除・変更する
次に、PDFに設定したパスワードを、一部のみ解除、または変更する方法を解説します。
例えば、「閲覧パスワードのみ解除して、誰でも見られる状態にしたい」「内容の変更は制限したまま、コメント(注釈)だけできるようにしたい」といった場合に便利な方法です。
なお、ここでは閲覧・編集・印刷すべてが制限されているPDFを使用して解説します。
まずは、Adobe Acrobatのデスクトップ版アプリを起動します。
次に、「ファイル」>「開く」の順にクリックし、パスワードを解除したいPDFを選択してください。
PDFの閲覧を制限している場合は、このタイミングで「閲覧パスワード」の入力が必要です。パスワードを入力したら「OK」をクリックしましょう。
PDFが表示されたら、「ファイル」をクリックして「文書のプロパティ」を選びます。
「文書のプロパティ」ウィンドウが開いたら、「セキュリティ」タブ内の「設定を変更」をクリックしてください。
(▲右側:「文書のプロパティ」ウィンドウの「セキュリティ」タブでは制限の設定状況を確認できる。パスワード解除前に現在の状態を確認しておくと、解除・変更後のトラブルを防止しやすくなる。)
このとき、権限パスワードの入力が求められます。パスワードを入力して「OK」をクリックしましょう。
セキュリティの設定画面が表示されたら、以下から制限を解除または変更してください。
ひととおりの設定が完了したら「OK」をクリックしてください。設定内容に応じたパスワードを求められたら入力しましょう。
※環境によっては、設定した権限パスワードがすべてのアドビ製品に適用される旨のポップアップが表示されます。
(▲「文書のパスワードが必要」のチェックを外し、「注釈の作成、フォームフィールドの入力と既存の署名フィールドに署名」を設定することで、誰でも閲覧し、コメントができる状態に変更できる。一方、内容の変更や、ページの挿入や削除などの制限は加えたままなので、意図しない改変からPDFを守る設定は維持している。)
「セキュリティ設定は、文書を保存して閉じるまで適用されません。」といったメッセージが表示される場合は、「OK」をクリックしましょう。
続いて、「文書のプロパティ」ウィンドウを「OK」で閉じます。
最後に、「ファイル」>「保存」または、保護状態のファイルを残しておきたい場合は「別名で保存」をクリックし、タブの×印からPDFを閉じてください。
PDFファイルに設定されている一部のパスワードの解除・変更方法は以上です。
パスワードを解除・変更したファイルを再度開き、パスワード入力画面の有無や、編集・印刷などの制限が意図したとおりに変更されているかを確認してください。
パスワード設定や解除・変更の方法を覚えておけば、シーンに応じてPDFの保護レベルを調整できるようになります。
さらに、Acrobatには「契約書に署名をもらいたい」「修正箇所をPDF上でフィードバックしてもらいたい」といった場面にも役立つ機能が揃っています。
パスワードの設定とあわせて使いたいAcrobatのオススメ機能
PDFファイルへのパスワード設定は、安全にファイルを共有するうえで基本的なステップです。
そのほかのAcrobatの機能を活用することで、送付前の準備から共有後のやり取りまで、よりスムーズかつ安全に進められます。
ここでは、パスワード設定とあわせて活用したいAcrobatのツールやその便利な機能をご紹介します。
- Acrobat オンラインツール:パスワード設定に加え、送付前の圧縮、契約書や申請書への署名依頼などを行える
- Acrobat Pro:墨消しや透かし、電子証明書を利用した電子署名など、パスワード設定をさらに強化する高度なセキュリティ機能を利用できる
PDFの送付・共有をまとめて効率化できる「Adobe Acrobat オンラインツール」
https://main--dc--adobecom.aem.page/jp/dc-shared/fragments/roc/seo/business/acrobat-online-top
Acrobat オンラインツールには、PDFの送付・共有をよりスムーズにする機能が揃っています。
以下は、その代表的な機能です。
■PDFファイル共有前に使いたい機能
- PDFのページを抽出・削除:必要なページだけを抜き出したり、不要なページを削除したりすることで、共有する情報を過不足なく整理できる
- PDFを圧縮:ファイルサイズを軽量化し、メール添付やアップロードをスムーズにできる
■PDFファイル共有後に使いたい機能
- 電子サインを依頼:契約書や申請書への署名依頼をオンラインで完結でき、郵送や対面でのやり取りが不要になる
- 注釈(コメント):PDFをリンクで共有すれば、ファイルをやり取りせずにフィードバックを受け取れるため、修正や確認をスムーズに進められる
さらに、PDFファイルの内容を変更する必要が生じた場合は、PDFの変換機能が便利です。
元ファイルがない場合でも、PDFをMicrosoft PowerPointやWordなどに変換して編集できます。
このようにAcrobat オンラインツールは、PDFを保護するだけでなく、内容の編集・整理・共有までを行えるのが特長です。
以下の記事では、そのほかの機能や活用例を解説しています。
はじめてのAdobe Acrobat オンラインツール完全ガイド(概略版)
重要な文書を社外に共有する機会が多い方には、より強固なセキュリティ機能を備えた有償版のAcrobat Proがオススメです。
より高度なセキュリティを実現できる「Adobe Acrobat Pro」
有償版のAcrobat Proでは、墨消しや透かし、電子証明書を利用した電子署名など、パスワード設定をさらに強化する高度なセキュリティ機能が揃っています。
重要な情報を守りながら、安心してPDFをやり取りしたい方に、特にオススメの機能をご紹介します。
■「墨消し」機能で機密情報を完全に削除できる
「墨消し」機能は、単に文字を黒く塗りつぶすのではなく、指定した箇所のデータをファイルから物理的に消去します。
一度消した情報は二度と復元できないため、万が一パスワードを推測されたり、画面を撮影されたりしても、墨消しした箇所の情報が漏れる心配がありません。
パスワード保護と組み合わせることで、情報漏洩のリスクを低減しながら、より安全に情報を共有できます。
関連:墨消し(黒塗り)でPDFのテキストや画像を簡単に削除する方法
■透かしで改ざんや情報流出を抑止する
「透かし」機能は、PDFに「社外秘」や「印刷禁止」などの半透明の文字や画像を追加し、情報の所有権や利用条件を示すものです。
パスワードのように物理的に不正利用を止めるものではありませんが、所有者や用途を明示することで、不正な持ち出しや改ざんへの抑止力になります。
パスワードと併用すると、より強固なセキュリティを期待できます。
関連:PDFに透かしを入れる安全でカンタンな方法【無料で試せる】
■電子署名で文書の信頼性を高める
「電子署名」機能を使うと、電子証明書によって「誰が署名したか」が証明されるため、文書の改ざんや偽造を防止できます。
パスワードと併用することで、契約書や申請書などの重要な文書を、より高い信頼性をもってやり取りできます。
関連:PDFに電子署名するやり方と仕組みを解説(無料で電子サインする方法も)
そのほか、他形式への変換なしでPDFの内容を編集できる「直接編集」や、編集前後の差分を確認できる「ファイルを比較」といった機能も利用可能です。
文書作成の段階から、効率的に作業を進めたい方は、7日間の無料体験をお試しください。
PDFのパスワード設定に関するよくある質問
最後に、PDFファイルのパスワード設定に関するよくある質問に回答します。
Q.Acrobat オンラインツールで、PDFに設定したパスワードを解除できますか?
いいえ、Acrobat オンラインツールではパスワードの解除はできません。
Acrobat オンラインツールでできるのは、PDFを開く際に必要な「閲覧パスワード」の設定です。
設定済みのパスワードを解除するには、有償版の「Acrobat Pro」が必要です。
解除方法については、以下をご確認ください。
Q.パスワードを忘れてしまった場合、解除や再設定する方法はありますか?
設定したパスワードを忘れてしまった場合、基本的に解除や再設定はできません。
万が一に備え、パスワードを設定した際は、パスワード管理ツールやメモアプリに記録しておきましょう。
また、パスワードを忘れにくくするための方法として、文章をもとに長いパスワードを設定するのもオススメです。以下の記事で詳しく解説しています。
強力なパスワードを設定するための4つのポイント
なお、Acrobat オンラインツールの「PDFを保護」機能では、パスワードで保護したPDFを別名のファイルとして保存します。
元のPDFファイルが手元に残るため、パスワードを忘れてしまった場合にも安心です。
Q.権限パスワードで設定した制限が、すべてのPDF閲覧環境で反映されますか?
PDF閲覧ソフト「Adobe Acrobat Reader」や「Acrobat Pro」では、設定した権限パスワードの制限を正しく反映できます。
ただし、サードパーティ製のソフトやブラウザーのPDF表示機能では、制限の一部が適用されない場合があります。
重要な文書を共有する際は、受信者にAcrobat Readerでの閲覧を推奨するとより確実です。
Q.PDFを開けない場合、どんな理由が考えられますか?
PDFファイルを開けない原因はいくつか考えられます。まずは、代表的なケースに該当しないかを確認してみましょう。
- パスワードが正しく入力できていない
- PDF閲覧ソフトがインストールされていない
- PDF閲覧ソフトのバージョンが古い
- ブラウザーのキャッシュや拡張機能が干渉している
- PDFファイルが破損している
- PDFファイルがウイルスに感染している
- PDFファイルの容量が大きすぎる
以下の記事では、PDFファイルが開けないときの対処法を、原因ごとにわかりやすく解説しています。あわせてご確認ください。
Q.MacでパスワードをかけたPDFをWindowsでも開けますか?
はい、Macでパスワードを設定した場合でも、WindowsのPCで開けます。
Acrobat オンラインツールやAcrobat Proでパスワードを設定したPDFは、WindowsのPDF閲覧ソフトで正しくパスワードを入力することで、問題なく閲覧できます。
Q.Macの「プレビュー」で意図せずパスワードが設定されてしまいます。プレビュー以外にPDFを扱う方法はありますか?
はい、無料のAcrobat オンラインツールを利用する方法があります。
Acrobat オンラインツールは、パスワード設定や変換、圧縮などの、PDFに関する作業をブラウザー上で行えます。
「プレビュー」アプリ以外の方法でPDFを扱いたい場合の、選択肢のひとつとしてご検討ください。
(執筆:ウェブライダー)
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以下の記事では、PDFに関するお役立ち情報をご紹介しています。Adobe Acrobat オンラインツールを使って、日々の業務を効率化する方法をご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
MacでPDFを編集する方法【無料・ソフト不要でカンタン】
MacでPDFを編集するなら、直感的に操作できる無料の「Adobe Acrobat オンラインツール」が便利です。PDFの結合や圧縮など、様々な編集機能の使い方を解説します。
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MacでWordをPDFに変換する方法を解説します。無料の「Adobe Acrobat オンラインツール」を使えばカンタンにPDFの変換や共有、編集ができます。
PDFの履歴書にパスワードをかける方法【メール例文&マナー解説付き】
無料のAdobe Acrobat オンラインツールを使って、履歴書のPDFにパスワードをかける方法を紹介します。メール送付時に役立つ例文やマナーも解説します。