本格的なレターヘッドで印象付けましょう

社用レターヘッドの考え方

古くさいと思うかもしれませんが、スモールビジネスを開始するときも、大企業がブランド変更するときも、カスタムレターヘッドは重要です。印刷物でもデジタルでも、チーム内、関係者や取引先に渡るレターやメモはすべて、ブランドアイデンティティを統一しましょう。一貫性のあるブランディングにより、最大23％の収益アップが期待できます。
 

レターヘッドをデザインする前に

レターヘッドの構成要素は、会社のカラーパレット、会社のロゴ、設定したフォントとタイプスタイルです。レターヘッドデザインのアイデアを、サイト、名刺、その他のマーケティング資料から集めてみましょう。または、これらすべてに適用する統一デザインを同時に作成する方法もあります。チームが発信するすべてのものに統一的外観を持たせるために、まだ決めていない構成要素があれば、そこから始めましょう。

ビジュアルアイデンティティを確立する

チームで会社の目的と位置づけを考え、明確なブランドアイデンティティを定めます。ブランドとして業界での地位を得るには、会社の特性を明確にすると共に、その特性を表現する視覚的言語が不可欠です。その確立した視覚的アイデンティティを、名刺、プレゼンテーション、プロモーショングッズ（ステッカーやパッケージ）などのマーケティング資料で維持するために、ブランドキットを作成します。そうるすることで、グラフィックデザイン要素のガイドラインを整理して確立できるため、チーム作業が効率化します。

ロゴのデザインを作成する

ロゴデザインの定番ツール、Adobe Illustrator （Adobe Creative Cloudグループ版に含まれるアプリ）を使えば、あらゆるマーケティング資料に応用できるロゴを作成できます。 このチュートリアルを参考にして、サンプルロゴを作成してみましょう。またはロゴデザインの制作方法を極め、Illustratorで独自のカスタムグラフィックデザインを作成することも可能。メールの署名から看板まで、品質を損なうことなくあらゆるサイズに対応できます。

レターヘッドのデザインで考慮すべき要素

標準のページサイズを選択します。

米国とカナダでは、標準レターサイズは215.9x279.4mmまたは8.5x11インチです。 他の多くの国では、標準レターサイズはA4（210x297mmまたは8.27x11.7インチ）です。

クリエイティブなロゴの配置

標準的なレターヘッドでは、ページの左上隅にロゴを配置します。しかし、ロゴやその他のデザイン要素をクリエイティブに織りまぜたアーティスティックなレイアウトで差別化を図ることも考えられます。こちらのブランドアイデンティティステーショナリーセットやミニマリストモックアップを参考にしてください。

カラーとフォントを慎重に選択する

ブランドガイドラインに沿ったカラーとフォントを選択して、他のマーケティング資料と統一感のあるレターヘッドにします。電子メールアドレスや電話番号などの重要な情報が読みやすいように、カラーのコントラストや文字の間隔を考慮します。
 

適切な用紙を選ぶ

レターヘッドが完成したら、紙質よって伝わる情報にどのような違いがあるかを考えます。厚く上質な紙は、実質的にもシンボルとしてもメッセージに重みが加わります。

チュートリアルを参考に、基本的なビジネス用レターヘッドを作成する

スターターファイルをダウンロードして、Adobe InDesign（Creative Cloudグループ版に含まれます）で印刷可能なレターヘッドと封筒の設定を練習しましょう。次に、カスタマイズ可能なレターヘッドのテンプレートを使用して、ユーザー独自のカラーとロゴを加えてデザインを作成します。

ちょっとしたひらめきから大きな作品へ

Behanceでは世界中のプロのデザイナーがスタイリッシュなレターヘッドを公開しています。例えば、フォトグラファー、航空会社、不動産会社、プロダクション向けモックアップなどを参考にしてみてください。

レターヘッドやその他のブランド要素が増えてくると、素材をチーム内で共有し、メンバー全員が正しいバージョンに簡単にアクセスできる体制が必要になります。Creative Cloudグループ版のCreative Cloudライブラリを使えば簡単チームのメンバーは誰でもすべてのアプリとデバイスで最新の素材を共有できるため、メンバー全員が同期した状態で効率よく作業できます。