円と長方形でコップの原型を作成する
「楕円形ツール」でshiftキーを押しながら正円を描きます。「ダイレクト選択ツール」でアンカーポイントをドラッグし、形を調整します。
その上に「長方形ツール」で長方形を描き、2つのオブジェクトを選択した状態で、右クリックメニューから「クリッピングマスクを作成」を選択します。長方形で楕円を型抜きした、コップの原型ができます。
コップの形を調整する
オブジェクトを選択し、右クリックメニューから「選択クリッピングマスク編集モード」を選びます。
「ダイレクト選択ツール」を選択してから「拡大・縮小ツール(S)」を選択すると、アンカーポイントを個別に動かすことができます。楕円の下のアンカーポイントを下にドラッグして、コップの底辺を少し広げます。
調整が終わったら、右クリックメニューから「編集モードを解除」を選択します。
コップの形を確定する
「選択ツール」でコップを縦長に調整します。
「ウィンドウ>パスファインダー」からパネルを表示し、「交差」をクリックすると、長方形と楕円が交差した部分がコップとして表示され、それ以外の部分は削除されます。
ストローを描く
コップの上に、「直線ツール」で「30pt」の線を描きます。線の色はコップと同色にします。
描いた線をコピーし(Mac:command+C または Win:control+C)し、同じ場所の背⾯にペースト(Mac:command+B または Win:control+B)して、塗りを⽩、線を「60pt」に設定します。
⽩い線を選択した状態で「オブジェクト>パス>パスのアウトライン」を選択すると、線がアウトライン化されて、⽩い塗りの⻑⽅形になります。
ストローの形でコップの型を抜く
白い長方形とコップを選択して「パスファインダー>前面オブジェクトで型抜き」をクリックすると、ストローの形でコップが型抜きされます。
バブルの正円を3つ描いて、コップ型ピクトグラムの完成です。
その他のチュートリアル
デザイナー、有馬 智之さんの作品を使ったロゴデザインシリーズの続きをご覧ください。
アートディレクター/デザイナー
有馬 智之
1985年生まれ。2009年、日本デザインセンター入社。コンピューティングとタイポグラフィを軸に、グラフィック、Web、UI等複数の領域におけるアートディレクションとコンサルティングに従事。著書に「いいデザイナーは、見ためのよさから考えない」(星海社)がある。