ライラックの一般的な使い方
ライラックは、名の由来となった花と同じく、やさしさや初恋などを表します。
ライラックの歴史と意味についてご説明します。ライラックは、無垢、若さ、初恋を表す淡い紫色です。
ライラックは、同じ名前の花と同じ特徴を持っています。ライラックは何世紀もにわたって、求愛や郷愁、やさしさを象徴する花でした。ライラックは、1700年代後半にライラックの花の薄紫色にちなんで名付けられました。色の心理学では、ライラックはやさしい励まし、感情表現、昔の恋を表わすとされています。
ライラックは、初恋の淡い思いを表現できる色かも知れません。
サハラ以南のアフリカ地域とアラビア半島で見つかったライラックニシブッポウソウという小鳥が、1766年に最初に記録されました。当時、ライラックはまだ花の名前でしかありませんでした。この鳥の胸の色を指してライラックという言葉が使用されたことから、色を指す使い方が始まりました。
色としてのライラックは、ライラックの花と色が同じあらゆるものを指す言葉として急速に広まりました。1775年にライラックが色として使用され始めてからも、それが何色なのかは正確に決まっていませんでした。ライラックの花と同じように濃いライラックも薄いライラックもあり、ライラックとラベンダーの間にはっきりとした区別はなく、ビクトリア時代(1837年~1901年)にはどちらも女性の喪服として使用されました。その後まもなく、ライラックの使用はさらに大きな広がりを見せます。
禁欲的なビクトリア時代が終わると、ライラックは大人気になります。1920年代には化粧品に登場し、1950年代にはパステルカラーが流行したインテリアデザインの分野で重要な役割を果たしました。2014年以降、ライラックはファッションやデザインの分野で幅広く使用されています。ライラックは、かつて求愛の印として贈られた花であり、今日、ライラックがやさしさ、愛、ノスタルジアを表す色とされるのは、この古くからのイメージが引き継がれているのかも知れません。
紫色は、シーザーの時代から王室の色とされてきました。ライラックは薄い紫色ですが、その意味は王室の紫とは切り離され、西洋文化では、ライラックの花とライラック色は求愛を意味しました。
ライラックとラベンダーは同じ色として使われることもありますが、ライラックはピンクが混ざった暖色系の薄紫です。ラベンダーはもう少し寒色が強い、青みがかった薄紫です。ライラックという言葉は、実はペルシア語で「青みがかった藍色」という意味の「lilak」から来ており、紫とピンクがどれぐらいの割合で混色された色なのかははっきりと決まっていません。
ライラックは、いくつかの理由で初恋を象徴します。古代ギリシャの昔から、ライラックの花は求愛の印として贈られてきました。ギリシャ神話では、牧畜の神パーンがシリンガという妖精に恋してその後をつけますが、シリンガは身を隠すためにライラックの茂みに変身します。ビクトリア時代には喪の色とされ、恋とは反対の意味になりました。ライラックの花が、亡き夫をしのぶ花として未亡人に贈られることもありました。
ライラックのHEXカラーコードは #C8A2C8です。このピンクがかった薄紫色は、ときにノスタルジックな気持ちをかきたてます。
ライラックのRGB値は、R=200、G=162、B=200です。CMYK値は、C=20% 、M=39%、Y=2% 、K=0%です。
ライラックは、名の由来となった花と同じく、やさしさや初恋などを表します。