アドビ、モバイルデバイスでの文書の閲覧体験画期的向上するAdobe Acrobat Readerモバイル版アプリ新機能「Liquid Mode」発表


デジタルドキュメントの活用方法を再定義する、数か年におよぶPDFのビジョンの第一弾

 

【2020年9月29日】※当資料は、2020年9月23日に米国で発表された資料の抄訳です。

Adobe(Nasdaq: ADBE)(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、以下アドビ)は本日、デジタルドキュメント活用方法を再定義する、数か年およぶPDFビジョンと、その第一弾となるAdobe Acrobat Readerモバイル版アプリ新機能「Liquid Mode」発表しました。

 

第一弾となるAdobe Acrobat Readerモバイル版アプリの新機能「Liquid Mode」を発表しました

昨今、デジタルエクスペリエンスはあらゆる業界に浸透し、日々の仕事から、私生活にいたるまで、さまざまな事柄に影響を与えるようになりました。アドビの電子サインサービスAcrobat Sign利用率は200%以上上昇し、ドキュメントの共有とワークフローの効率化を実現するクラウドサービスAdobe Document Cloud月間アクティブユーザー数は、2020年に2倍以上増加しました。アドビの試算よると、現在世界2兆5000億以上のPDF存在しています。

今回の発表は、企業が他社との差別化を図るために行うドキュメントインテリジェンス活用方法変えるものです。Liquid Mode開発にあたり、人々がどのように文章を読むのか、そしてどのようデジタル文書を利用するのか改めて考え直し、PDFの構造を理解するために最先端のAIと機械学習フレームワーク「Adobe Sensei」活用して、A4用紙での文書利用の枠を超えたモバイルデバイスでの生産性について再考しました。

 

Liquid Modeの機能について

Liquid Modeは、モバイルデバイスでの文書の閲覧体験を画期的に向上する機能です。モバイルデバイスでの文書の閲覧は、長文の場合、特に手間のかかる作業でした。アドビが最近行った調査よると、モバイルデバイスでの文書閲覧を「不満足」感じている日本人は回答者60%上り、その理由として「文字が小さすぎる(54%)」、「ピンチインやズームアウトする必要がある(42%)」、「読み込みに時間がかかる(33%)」などが挙げられました。一方で、約80%の人がより簡単に書類が閲覧できるようになれば、モバイルデバイス活用して仕事をする回答しました。

 

こうした背景を踏まえ、アドビは、まず、iOS、Android、そしてGoogle Play ストア利用できるChromebook含めたAdobe Acrobat Readerモバイル版アプリに、Liquid Mode搭載しました。は、デスクトップブラウザにも近々搭載される予定です。なお、日本語版の対応は、来年以降予定しています。

 

Liquid Modeを使えば、ボタン一つでテキストや画像、表の大きさを、小さなモバイルデバイス画面合わせて自動的に組みなおすことができます。Adobe Senseiが、見出し、段落、画像、一覧、などのPDF要素把握、特定します。さらに、これらの要素を分析することで、いままで固定れた情報を表示していただけのPDFファイルが、よりダイナミックかつカスタマイズ状態表示されようになりました。

 

同時にLiquid Modeでは、自動的に目次を生成する機能や、文章の段落を折りたたんだり拡張したする機能、文字検索機能搭載されている他、フォントサイズ加えて、文字や行間スペースより読みやすいものに変更可能です。また、文字サイズレイアウト変更、画像タッチ表示拡大、表のレスポンシブ表示可能なることで、ピンチインズームアウトなど操作不要になります。

 

PDF閲覧時よくある問題点対応した本機能ですが、Liquid Mode技術的まだ発展段階あります。あらゆる機械学習同様、今後多くの文書がLiquid Modeより処理されることで、機能性拡大や、信頼性向上役立つ知識拡充予定です。

 

未来のPDF

アドビは、アドビの提供するあらゆるドキュメント関連製品サービスAdobe Sensei組み込むことを未来のPDF向けた組み中核に据えています。

 

アドビは常にデジタルリテラシー事項ひとつとして取り組んできましたが、Liquid Mode通し、パートナー企業教育機関ともに文章のパーソゼーション化をサポートすることで、年齢や能力の異なるあらゆる人々の読解力記憶力関する謎が解明されつつあります。PDF自体に変更を加えず、PDF内容を閲覧、抽出できる本機能は、データベース、PC、モバイルデバイスおよびWebされた数兆個PDFの分析や活用役立つ機能です。

 

アドビは、質の高いデジタルエクスペリエンス実現をミッションに、30年以上わたりサービス提供しています。1990年代初期におけるPDF採用と実用化から、2008年PDF規格国際標準化、そして今回のLiquid Mode発表至るまで、アドビはデジタル文書私的かつ公的利用あり方を決定付ける果たしてきました。このたびの発表も新たなフロンティア始まりであり、今後もアドビは、PDFエクスペリエンス変革続けてまいります。

 

 

 

■「アドビ」について

アドビは、世界を変えるデジタル体験を提供します。

アドビ株式会社はその日本法人です。同社に関する詳細な情報は、webサイト ( https://www.adobe.com/jp/ ) に掲載されています。

 

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