デザインにブルーが与える意味
なぜブルーは、ブランドカラーとして大人気なのでしょうか?ブルーの持つさまざまな意味と、デザインに与える影響を学びましょう。
デザイナーには、色の相性以外の色彩の知識も必要です。色にはさまざまな意味があり、それを利用することでデザインのメッセージ性を高めることができます。ここでは、世界で最も人気のある色である「ブルー」の持つ意味について探っていきます。
ブルーは気持ちが落ち着く色
ブルーが好きな人が多いのには、それなりの理由があります。ブルーは心が落ち着き、癒される色であり、前向きな気持ちを象徴する色でもあります。鮮やかなブルーは、「忠誠心」、「自信」、「安心感」、「信頼できる権威」などのイメージを与えます。こういった意味合いとの関連性から、多くの企業やブランドが、そのロゴやメッセージにブルー系の色を使用しています。
また、ブルーは、空や海の色として、自然とのつながりを示唆するのにも使われます。カリブ海の水に見られるようなターコイズブルーの色合いは、心を落ち着かせるだけでなく、元気づける効果もあります。明るいスカイブルーは、静かで穏やかな気持ちにさせます。
ブルーを使うときは慎重に
「過ぎたるはなお、及ばざるがごとし」という諺があります。赤やオレンジと違い、ブルーは寒色です。そのため、ブルーを主体としたデザインは冷たく無個性な印象を与えてしまいます。また、「悲しみ」や「落ち込み」とも関連しています。さらに、非常に暗いディープブルーは、嵐や夜を連想させ、人を不安にさせることがあります。
ブルーは、一般的には、ほとんどのデザインで無難に使える色です。ただし、使用量や色調は、慎重に考えるようにしてください。デザインプロジェクトにおける色彩表現や、その他の知識が学べるさらなるヒントを見つけましょう。
適切なツールを使用して、ブルーを使って素敵なデザインを作りましょう。Adobe Illustrator、Photoshop、**InDesign**を使用して、ロゴ、アイコン、イラストやポスター作品まで、自由に制作してみましょう。