デザインのいろは › 魅力的な手の描き方

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手の描き方・基本編「3つのパーツで把握」
手の描き方・練習編「鏡や写真を見て描こう」
性別や年齢による手の描き分け方
手を使ったディティールの表現
手の描き方・応用編「手を使った関係性の表現」

魅力的な描き方

漫画やイラスト描く時に、「手がうまくかけない」いう悩みを持っている方は多いと思います。今回は、基本練習から、ポイント編、応用などを、簡単解説してみました。これから絵を描き始める初心者方や、魅力手を描きたい考えている経験者手助けなれば幸いです。

魅力的な手の描き方
男性、女性、老人、子どもの手の例とその特徴(イラスト:Saku.U)

男性、女性、老人、子どもの手の例とその特徴(イラスト:Saku.U)

男性、女性、老人、子どもの手の例とその特徴(イラスト:Saku.U)

 

そのほか、描き分けをする際に、ポイントとなるのは大きさです。たとえば、考えごとをする際に顎や口元に指先を添えたり、頬杖をついたり、額に手を当てて熱を測ったり、涙を拭ったりと手と顔が接するポーズは数多くあります。こうしたケースでは、顔と手の大きさのバランスに気をつけるとよいでしょう。頬杖をつくポーズは、腕が軸となって頭部の重さの一部を支える状態になるため、手と顔の大きさのバランスだけでなく位置関係にも注意が必要です。成人男女の場合は、広げた手の大きさはそれぞれの顔の大きさと同じくらいです。男性の手が女性の顔の横にある時は手の方がやや大きく。逆に女性の手が男性の顔の横にある時は手の方がやや小さくなります。子どもは、年齢が低いほど身体全体の比率の中で頭部が占める割合が大きいため、顔に対する手の大きさが年齢によってどんどん変化します。育児書のイラストなど厳密な描き分けが必要なもの以外は、あまりこだわり過ぎる必要はありませんが、年齢相応の子どもらしさを表現するテクニックの一つとして覚えておくとよいでしょう。着彩時にも、描き分けたポイントを意識して、肌の色の濃淡や凹凸の陰影をつけていきましょう。男性の手は女性よりも凹凸があるので、陰影がしっかりとつきます。女性の爪は、マニュキュアなどで色をつけていない場合も、少しピンクっぽくするとやわらかな印象になります。老人の手は男女ともに肌色がくすみがちですが、あまりリアルにすると目立ち過ぎるため、特に意図して描き込む場合以外は、適度にデフォルメするとよいでしょう。子どもの手も女性と同じく、少しピンクっぽい色合いにすると、やわらかく可愛い印象になります。

年齢や性別による着彩の違い(イラスト:Saku.U)

年齢や性別による着彩の違い(イラスト:Saku.U)

年齢や性別による着彩の違い(イラスト:Saku.U)

手を使ったディティールの表現

性別や年齢によって手の大きさがちがうため、顔や身体とのサイズ感のバランスに注意する必要があることは先に解説した通りです。一方、身体の大きさに対しての手の大きさは、読者が感覚的にイメージしやすいものです。そのため、手は物の大きさをわかりやすく伝える定規のような役割を果たします。たとえば、カップだけのイラストでは、マグカップなのか、普通のコーヒーカップなのか、デミタスサイズのカップなのかがわからなくても、手で持つことで大きさが一目瞭然になります。

手を使ったディティールの表現

カップを持つ手のイラスト。実物のサイズ感を意識して描くようにしましょう(イラスト:Saku.U)

 

性別や年齢によって手の大きさがちがうため、顔や身体とのサイズ感のバランスに注意する必要があることは先に解説した通りです。一方、身体の大きさに対しての手の大きさは、読者が感覚的にイメージしやすいものです。そのため、手は物の大きさをわかりやすく伝える定規のような役割を果たします。たとえば、カップだけのイラストでは、マグカップなのか、普通のコーヒーカップなのか、デミタスサイズのカップなのかがわからなくても、手で持つことで大きさが一目瞭然になります。食器や飲食物、文房具、カード類、スポーツ用品、スマホなど、手と一緒に描く小道具は、手の大きさと比べたサイズ感を意識しましょう。また、手すりやつり革など、固定されたものは、大きさだけでなく、高い位置にあるのか低い位置にあるのかなど、身体に対しての位置関係も手の向きや持ち方などからわかります。位置関係を把握するには、手だけでなく腕の角度がどうなっているのか、身体はどちらを向いているのかも考えていきます。漫画などでは、アップのコマと引きのコマで、物の大きさと身体(特に手)の大きさのバランスや位置関係がちぐはぐにならないように注意しましょう。こうしたディティールは、絵を描く上で注意するべき点ですが、逆に考えれば、それだけ多くの情報を読者に伝えることができるアピールポイントでもあります。小さなコマに描かれたボールでも、手に持っていれば、それが卓球のボールなのか、テニスボールなのか、野球のボールなのかを伝えることができます。カップなら、持ち方によって、熱いコーヒーがなみなみと入っているカップなのか、飲み終わってほとんど空に近いカップなのかをさり気なく表現することができます。そのほかにも、たとえばティーカップを片手で持つ性格なのか、慎重に両手で持ち上げる性格なのか、といった人物描写に活かすことも可能です。手と共に描くものが、身近なものの場合は、持ち方などを自分で実践し、写真に撮って参考にすることができますが、たとえば、楽器の演奏など身近にないものやテクニカルな動きを必要とする手を描く時は、演奏会の映像やレッスン動画など実際に動きがわかる資料を参考にしましょう。「なぜこうした手の形になるか」、「どこに力が入っているのか」という意味がわかると、絵の説得力が増します。

手の描き方・応用編「手を使った関係性の表現」


手は物だけでなく、他の人物に触れることが最も多い身体の一部分です。同じ動作でも、相手との関係性によって、その触れ方は変化します。漫画のような一連のストーリーを描く中での表現はもちろんですが、1枚もののイラストでも、構図の中の人物と人物の関係性を掘り下げた上で、どんな風に触れ合っていればその関係性が表現できるかを考えて描くと、物語性がぐっと深まります。

手の描き方・応用編「手を使った関係性の表現」

どう手をつなぐのか、描き方ひとつで印象は大きく変わります(イラスト:Saku.U)

 

図は2組のつないだ手です。お互いにしっかりと指と指を絡ませてつなぐのか、一方は相手に少し預けるようにして一方はその手を包むようにしてつなぐのかで、それぞれの関係性のちがいが出ています。つないだ手を引き寄せたり、揺らしたりといった、手の動作の描写を続けるだけでも、登場人物の感情の動きや関係性の変化が表現できます。大人と子どもが手をつないで歩いている時も、大人が子どもの手を引くのか子どもが大人の手を引くのかで、その時々の状況や感情のちがいを表すことができます。実は「つないだ手」というものは、いくつかある手の構図の中でも難易度が高いものです。2人の人物の手の大きさや位置関係を確認し、前にある手と後ろにある手がそれぞれどんなポーズで組み合わさっているのかしっかりと把握して描くのはなかなか大変です。でも、「人物Aは相手をこう思っているからこんな手の動き、人物Bは相手をこう思っているからこんな手の動き」と、ひとつひとつの意味を考えながら描くことで、ディティールだけではなく想いがこもった仕上がりになるのではないでしょうか。

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