スマートオブジェクトに変換する
Photoshopを起動し、サンプルアセットの「camera_raw.psd」を開きます。レイヤーパネルでレタッチするレイヤーを選択し、スマートオブジェクトに変換します。そうすることで元の画質を保ちながら作業することができます。また、いつでも元画像に戻って編集をやり直すことが可能です。
色味を調整する
色かぶりにより、黄色く見える被写体が自然に見えるように調整します。「フィルター>Camera Raw フィルター」を選択し、「基本補正>ホワイトバランス」の中にある「色温度」と「色かぶり補正」を調整します。
今回はイエローとマゼンダの色味に寄っていたので、それぞれのスライダーを左に動かします。金属の少し冷ややかな印象にしたいので、ブルーを強めにします。
明るさを調整する
「カーブ」の中にある、「ハイライト」「ライト」「ダーク」「シャドウ」のスライダーを動かして、写真を頭の中にあるイメージに近づけます。明るいエリアを調整したいときは「ハイライト」「ライト」のスライダーを動かします。影のエリアを調整したいときは「ダーク」や「シャドウ」を動かします。
質感を調整する
「基本補正」の中にある「テクスチャ」を使って、金属の硬質なニュアンスを強調しましょう。「テクスチャ」のスライダーを調整することで、被写体の質感を強めたり弱めたりすることができます。
その他のチュートリアル
デザイナー今市達也さんの作品を使ったフライヤーデザインシリーズの続きをご覧ください。
グラフィックデザイナー/タイプデザイナー
今市 達也
東京造形大学造形学部デザイン学科グラフィックデザイン専攻領域を卒業後、新卒で株式会社DONGURI(現MIMIGURI)に入社。タイポグラフィを軸としたCI開発やグラフィックデザイン、デジタルフォントを制作。ブランディングに特化したオリジナルフォント開発事業「katakata branding」を運営。
著書:『レタースペーシング タイポグラフィにおける文字間調整の考え方』/寄稿:『+DESIGNING』vol.50、「Adobe Plus One」など/主な受賞歴:日本タイポグラフィ年鑑入選など