文字の比率を調整する
新規ドキュメントを作成し、「文字(縦)ツール」で「活字の進化」と入力します。
文字パネルで「垂直⽐率」「⽔平⽐率」を変更すると、選択した⽂字の⽐率が変化します。テキストボックスを選択した状態で操作すると、全ての文字の比率やサイズを一度に変更できるので便利です。
今回はソリッドな印象にしたいので「⽔平⽐率」だけを変更しました。
レタースペースを調整する
文字はそれぞれの形が異なるので、視覚的に均一に揃って見えるようにするには、調整が必要です。
空きすぎている文字と文字の間にカーソルを当て、「option+矢印」キーを押すと、文字間を調整することができます。「文字パネル」の「文字間のカーニングを設定」で数値入力も可能です。
展示期間情報の文字を組む
今までに学んだ機能を使って、少し複雑な組版に挑戦します。
組版にメリハリを付けたいので、数字だけ別のフォントに変更します。
より重要な日月は文字サイズを大きくし、それ以外は小さく調整します。
その他のチュートリアル
デザイナー今市達也さんの作品を使ったフライヤーデザインシリーズの続きをご覧ください。
グラフィックデザイナー/タイプデザイナー
今市 達也
東京造形大学造形学部デザイン学科グラフィックデザイン専攻領域を卒業後、新卒で株式会社DONGURI(現MIMIGURI)に入社。タイポグラフィを軸としたCI開発やグラフィックデザイン、デジタルフォントを制作。ブランディングに特化したオリジナルフォント開発事業「katakata branding」を運営。
著書:『レタースペーシング タイポグラフィにおける文字間調整の考え方』/寄稿:『+DESIGNING』vol.50、「Adobe Plus One」など/主な受賞歴:日本タイポグラフィ年鑑入選など