CDジャケットを魅力的にデザイン!商用利用可能なテンプレートと無料ツール
無料のデザイン作成ツール「Adobe Express」を使って、魅力的なCDジャケットをPCやスマホでカンタンに作成しましょう。
名盤と呼ばれるCDやレコードには、必ずといってよいほど「印象的なジャケット」が存在します。特に名盤のジャケットは、アートワークを目にしただけでグッと引き込まれるような魅力があります。
オリジナルのCDには、楽曲のもつ世界観を反映した、印象に残るデザインのジャケットを用意したいですよね。 そこで この記事では、CDジャケットのデザインに必要なノウハウを解説します。無料のデザイン作成ツール「Adobe Express」もご紹介しますので、ぜひジャケットデザインに使ってみてください。
魅力的なCDジャケットをデザインし、作品の魅力を最大限に引き出しましょう。
まずはイメージを膨らませよう!CDジャケットデザインの参考になるテンプレート一覧
実際にCDジャケットを作りはじめる前に、まずはどのようなデザインのジャケットを目指すのか、イメージを膨らませましょう。ここでは、直感的にイメージがわきやすいよう、プロのデザイナーが作ったCDジャケット用のテンプレートを一覧でお見せします。
紹介するテンプレートはいずれも、デザイン作成ツール「Adobe Express」で編集できるものばかり。気になるテンプレートがあれば、ぜひ気軽にクリックしてみてください。
Collection ID
(To pull in manually curated templates if needed)
Orientation
(Horizontal/Vertical)
Width
(Full, Std, sixcols)
Limit
(number of templates to load each pagination. Min. 5)
Sort
Most Viewed
Rare & Original
Newest to Oldest
Oldest to Newest
Premium
(true, false, all) true or false will limit to premium only or free only.
イメージに合ったテンプレートが見つかったら、さっそくAdobe Expressで編集し、オリジナルのCDジャケットを作ってみましょう。次の章で、具体的な操作手順をご紹介します。
無料のAdobe Expressを使ってCDジャケットをデザインする方法
ここからは、無料のデザイン作成ツール「Adobe Express」を使ってCDジャケットをデザインする方法を紹介します。プロが作成した高品質なテンプレートや素材が、あなたの思い描くイメージを具体化するための強力なサポートとなるはずです。
ここではPCでの手順をご紹介しますが、Adobe Expressのアプリを使えばスマホでもデザイン可能です。
【iPhone・iOS用】アプリをダウンロードする
【Android用】アプリをダウンロードする
【手順1】Adobe Expressにログインする
GoogleアカウントやSNSアカウント、メールアドレスを使ってAdobe Expressに無料ログインしてください。登録は30秒ほどで完了します。
【手順2】テンプレートを選択する
テンプレートを使ってジャケットを作る場合は、検索窓の横にあるプルダウンから「テンプレート」を選択し、「CDジャケット」「cd cover」など関連するキーワードを入力して検索しましょう。ちなみに、検索後には「フィルター」を使って、イメージに近いテンプレートを絞り込むこともできます。
テンプレートを使わずにゼロからデザインしたい場合には、白紙のカンバスから作ってみましょう。
まずは「+」ボタンをクリックし、「サイズを指定」をクリックします。一般的なCDジャケットのサイズは「12cm×12cm」の正方形なので、サイズの単位を「cm」に変更し、「12×12」と入力してください。
また、配信用のジャケットを作成する場合は、各音楽投稿サイトの指定する推奨サイズに合わせましょう。サイズ以外にも、画像ファイル形式が指定されていたり、バンド名や楽曲メイと無関係な情報は掲載できないといった決まりが設けられていたりする場合もあります。音楽投稿サイトのヘルプページなどで、事前に確認しておきましょう。
【手順3】画像を変更する
テンプレート内の画像を変更してみましょう。既存の画像を選択した状態で、「置換」マークをクリックします。
そして、 ツールバーに表示された「デバイスからアップロード」ボタンをクリックし、使いたい写真をアップロードしてください。
すると以下のように、カンタンに画像が差し替えられます。画像を選択してドラッグすれば位置を調整できます。また、画像の外枠をドラッグすれば、拡大・縮小やトリミングも可能です。
また、画像を選択した状態で「背景を削除」をクリックすると、あっという間に背景透過した画像を作成できます。非常に便利な機能なので、ぜひ試してみてくださいね。
手持ちの画像以外に、Adobe Express内に用意されている写真や素材を使うことも可能です。ツールバーの「メディア」から写真を検索し、使いたい画像を選択してください。
【手順4】テキストを編集する
テンプレート内のテキストボックスを選択すると、直接テキストを変更できます。フォントや色を変えたい場合は、テキストを選択した状態でツールバーから編集しましょう。
テンプレート内のテキストを打ち替えるのではなく、あらたにテキストボックスを配置したい場合は、ツールバーの「テキスト」→「テキストを追加」をクリックしてください。
【手順5】背景や画像・図形の色を変更する
上部の「背景色」をクリックすると、背景色の編集ツールが表示されます。「おすすめ」が表示されたり、「カスタム」や「別のカラーを追加」で好きな色を指定したりできるので、作りたいジャケットのイメージに合う背景色を選択しましょう。
画像や図形の色や透明度などを変えたい場合は、画像・図形を選択した状態でツールバーから編集できます。
【手順6】ダウンロードする
デザインが完成したら、画面右上の「ダウンロード」をクリックし、ファイル形式を選んで画像をダウンロードしましょう。
Adobe Expressを使ったジャケットのデザイン方法は以上です。
続いて、魅力的なCDジャケットを作るために意識したいポイントをご紹介します。
魅力的なCDジャケットをデザインするための3つのコツ
魅力的なCDジャケットを作るには、いくつかコツがあります。もちろん正解は存在しませんが、デザインのセオリーを知っておくことは、ジャケットを作成するうえできっと役立つはずです。
【コツ1】CDジャケットに使う「画像」にこだわる
画像を使う場合、画像のクオリティにこだわることが大切です。アーティスト写真を撮影する際には、構図や照明にも注意を払う必要があります。また、あらたに写真を撮影しない場合でも、ジャケットに掲載する画像は、作品やアーティストの世界観に合ったものを選びましょう。いずれも、できるだけ解像度の高い鮮明な画像を使うと、キレイに仕上がります。
ただし、素材サイトやデザインツールで提供されている画像を使う際は、著作権違反に注意して、利用規約や商用利用ついてよく確認しましょう。著作権フリー・ロイヤリティフリー素材を使うと安心です。
【コツ2】近接・整列・反復・対比を意識したレイアウトにする
デザインの4原則である「近接」「整列」「反復」「対比」を意識してレイアウトを整えることで、洗練された印象のCDジャケットをデザインできます。この4原則はCDジャケットに限らず、ライブのフライヤーやwebサイトなど、あらゆるクリエイティブに活かせるので、頭に入れておきましょう。
- 近接・・・関連する情報を近づけてグルーピングすること
- 整列・・・テキストや画像などの要素を秩序的に配置すること
- 反復・・・色やフォントサイズ、モチーフなど、デザインのルールを繰り返し使うこと
- 対比・・・デザインに強弱をつけ、伝えたいことがよりしっかりと伝わるよう、情報の優先度を表現すること
【コツ3】背面や歌詞カードとデザインを合わせる
CDジャケットのデザインは、正面から見える部分だけでなく、裏表紙や歌詞カードの中身など、CDのパッケージ全体での調和を考えてデザインしましょう。先ほど紹介したデザインの4原則も、裏表紙や歌詞カードを含めて考えるのがオススメです。
CDジャケットのデザイン作成にAdobe Expressを使うメリット
ここまで、Adobe Expressを使ってCDジャケットをデザインする方法をご紹介してきました。
続いて、CDジャケットのデザインを自作する際にAdobe Expressを使うメリットを5つご紹介します。
【メリット1】無料で利用できるので、音楽活動に資金を回せる
Adobe Expressは無料で利用できます。デザイン作成ツールの費用を抑えられるため、レコーディングや機材購入といった音楽活動に資金を回せます。
【メリット2】プロがつくった高品質なテンプレートや素材を使えるので、洗練されたジャケットが作れる
デザインの経験が豊富でない人にとって、ゼロから自力でデザインを作り上げるのは難しいものです。Adobe Expressなら、プロのデザイナーが作った高品質なテンプレートや素材を利用できるので、洗練されたジャケットを初心者でも思いのままに作成できます。
【メリット3】商用利用可能
Adobe Expressで用意しているテンプレートや素材を使ってデザインしたCDジャケットは、商用利用可能です。そのため、作成したジャケットを使ってCDの販売ができます。また、CDだけでなく、オンラインでの音楽配信時のジャケットとして活用することも可能です。
【メリット4】複数人で共同編集できるので、メンバーと一緒にデザインできる
例えばバンドで活動している場合、メンバーの視点を掛け合わせることでよりよいデザインが完成するかもしれません。Adobe Expressには「共有」機能があり、複数人で同時に編集ができます。
【メリット5】スマホでも使えるので、移動中や待ち時間でデザインの調整ができる
Adobe Expressは、スマホアプリでも利用できるため、移動中やすきま時間を有効活用してジャケットのデザインの確認や編集ができます。
Adobe Expressを使って、音楽活動をより一層加速させよう
Adobe Expressなら、プロが作った高品質なテンプレートや素材を使って、優れたCDジャケットをカンタンにデザインできます。直感的に操作できるので、普段デザインに触れていない方でも無理なくデザインができます。Adobe Expressを使って、あなたのクリエイティビティを存分に活かしたジャケットをデザインしてみてくださいね