透過処理を無料でカンタンに!
写真・画像の背景を一瞬で消す方法

無料のスマホアプリ「Adobe Express」で画像の透過処理をしてみましょう。

Adobe Expressを試してみる

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画像の透過処理は、背景を透過する(背景を削除する)加工のことです。

背景を透過することで、画像を自由に組み合わせたり、新しい背景に差し替えたりできます。例えば、商品画像の背景を削除してECサイトに掲載したり、バナーを制作したり、コラージュ作品を作ったりと、活用方法は様々です。

この記事では、透過処理を行うための具体的な手順やオススメのツール、さらには透過処理を使ってカンタンにデザインする方法を紹介します。今すぐ透過処理をしたい方は、以下のリンクから無料でご利用いただけます。

Adobe Expressで背景を透過する

また、透過処理を使った編集・デザインの方法を知りたい方は、以下の見出しからご覧ください。

透過処理で、より自由なデザインを楽しもう!

Adobe Expressで今すぐ画像を透過処理しよう!

透過処理とは、画像の背景を取り除き、背景を透明にする加工です。 背景が透明になることで、ほかの画像と重ねやすくなるため、自然に合成できます。背景を透過することで、被写体をキレイに切り抜けるため、コラージュ作成にも非常に便利です。

Adobe Express」を使えば、無料で背景を除去して、新たな背景や画像をサッと追加できます。期間限定で使える無料の機能なので、ぜひ無料のうちに試してみてください。

手順もカンタンで「背景を削除」ページにアクセス後、画像をアップロードすると背景が自動で削除されます。画像のアップロードは、点線のエリア内に画像をドラッグ&ドロップするか、「写真をアップロードする」のボタンをクリックしてPC・スマホ内の画像を選択します。

なお、Adobe Expressには背景の削除以外にも、ファイル変換や画像・動画のトリミングなどデザインにまつわる便利機能が多数搭載されています。「クイックアクション」の項目からは、こうした機能にすぐアクセスして、カンタンに加工できます。

どの機能も、シンプルな操作でスピーディに仕上げられるので、ぜひご活用ください。

クイックアクションを見てみる

透過処理で、より自由なデザインを楽しもう!

透過処理をすると、デザインの幅がさらに広がります。例えば、素材を重ね合わせたり、シンプルな背景に変えたりと、より自由なデザインが可能です。

今回はコラージュのデザインを例に、Adobe Expressの透過処理機能を活かしたデザインを紹介します。

1.デザインラフを作る

デザインラフ(ラフ案・ラフ画)とは、デザインのアイデアを下書きしたもので、いわば「設計図」の役割を担います。まずはざっくりとでもよいので、デザインラフを作っておくと、作業をスムーズに進められます。デザインラフの工程は大きく以下の3つです。

  1. 要素の配置や大きさを決める
  2. 実際の線に起こしてみる
  3. 各要素の配色を決める

さらにこだわるなら、ラフで土台作りを

より一層完成度の高いデザインを目指すためには、ラフ段階でしっかりとした土台を固めておくのが重要です。手書き、あるいは「Adobe Fresco」といったデジタルソフトで描きながら、素材の配置を決めていきましょう。また、この段階でおおよその配色を決めておくと、作りたいイメージと完成物のズレが減らせます。以下の例では、ラフの段階で細かくデザインを仕上げてみました。

ただし、ラフの段階では細部にこだわりすぎる必要はありません。細かい部分は後で調整できるため、あくまで全体のバランスを掴むことを重視しましょう。

2.素材を集める

続いて、画像や写真などの素材を集めましょう。

Adobe Expressでは、画像ストックサービス「Adobe Stock」内の素材の一部が提供されています。ハイクオリティな「写真素材」やちょっとしたあしらいに使える「デザイン素材」など、コラージュ素材として使えるものが豊富に揃っているので、ぜひチェックしてみてください。

詳しい使い方は後ほど解説します。

まずはPCのブラウザでAdobe Expressにアクセスし、GoogleアカウントやSNSアカウント、メールアドレスを使って無料ログインしてください。登録は30秒ほどで完了します。

Adobe Expressに無料ログインする

ログイン後、画面左側のプラスマークをクリックしてください。すると、用途に応じたカンバスの選択メニューが開きます。今回は16:9の横長のカンバスを選択しました。

サイズをクリックすると、以下のような編集画面に切り替わります。

編集画面左端のツールバーから「メディア」をクリックし、目的のキーワードを入力しましょう。バリエーションが豊富なので、希望の素材がすぐに見つかります。今回は「花」と検索してみました。

ちなみに「メディア」の項目には、写真だけでなく動画やオーディオ素材も豊富に揃っています。今回ご紹介している透過処理以外にも、様々なコンテンツ制作に活用できるので、用途に応じてお役立てください。また、以下の記事ではAdobe Expressで使用できる機能や活用法をわかりやすく解説しています。あわせてご覧ください。

はじめてのAdobe Express誰でもカンタン完全ガイド

3.背景を透過する

素材が集まったら、背景を透過させましょう。操作はとってもカンタンで、透過したい素材を選択後、編集画面左に表示される「背景を削除」をクリックするだけです。

すると、一瞬で背景が削除できました。

ほかの素材も同様に背景を削除していきます。花びらの素材など、複数のアイテムがセットになっている場合は、背景削除後に素材をコピー&ペーストし、トリミングして切り離せば、自由度高く活用できます。

また、カンバスの背景色は、編集画面上部の「背景色」から変更可能です。オススメのカラーから選択できる「スウォッチ」、カラーコードやピッカーから自由に指定できる「カスタム」のタブにわかれているので、使いやすい方を選びましょう。

先ほどのラフにしたがって素材の配置や大きさなどを調整していきます。なお、素材を重ねる順番は、素材選択後に右クリックしてメニューを開き、「最前面へ」「前面へ」「背面へ」「最背面へ」をクリックすることで調整できます。画像・素材の重なりに関する順序は以下のとおりです。

最後にテキストを追加します。編集画面左端のツールバーから「テキスト」をクリックすると、テキストに関するメニューが表示されます。「テキストを追加」をクリックすると、テキストボックスが編集できるようになるので、任意のテキストを入力しましょう。

また、テキストのメニューではフォントやフォントサイズなどの変更も可能です。フォントメニューからは、Adobe Express内の豊富なフォントを使えます。

今回は「FLOWER」の文字を入力し、フォントは「Abril Fatface」を選択。文字色を白に変え、画面いっぱいに表示されるサイズまで大きくしました。でき上がったコラージュ画像がこちらです。

たったの数分でコラージュ画像を作成できました。

ちなみに、テキスト効果を使うと、生成AIの機能によってテキストを装飾できます。

操作はシンプルで、効果を適用したいテキストボックスをクリックして選択したら、画面左側に表示されるメニューから「テキスト効果を生成」を選択します。後は、希望のテキストをプロンプトとして入力するか、あらかじめセットされたメニューを選択し、「生成」ボタンをクリックするだけです。いくつか候補が表示されるので、好きなものを選びましょう。

同じデザインであっても、テキスト効果を使って文字を装飾するだけで、風合いがガラッと変わります。Adobe Expressには様々な種類の効果が用意されているので、ぜひ試してみてくださいね。

最後に、編集画面の右上にある「ダウンロード」ボタンをクリックして、保存しましょう。

編集画面の上部にあるダウンロードボタンをクリックすると、ダウンロードメニューが開きます。出力形式を選び、紫色のダウンロードボタンをクリックして完了です。

なお、以下の記事でもAdobe Expressを使ったコラージュデザインについて、紹介していますので、ぜひご覧ください。

写真を無料でコラージュしましょう

初めての挑戦でグランプリ獲得。コラージュアーティスト「みたさん」に聞く、Adobe Expressの魅力

また、今回はPCでの操作方法を解説しましたが、スマートフォンアプリでも同じように透過処理やデザインができます。おでかけ先や旅先でもサッとカンタンに編集できるので、ぜひご利用ください。

https://apps.apple.com/jp/app/adobe-express-%E5%8B%95%E7%94%BB%E3%82%84%E5%86%99%E7%9C%9F%E7%B7%A8%E9%9B%86/id1051937863#_blank | App Storeから「Adobe Express」をダウンロードする
https://play.google.com/store/search?q=Adobe%20Express&c=apps&hl=ja&gl=US#_blank | Google Playから「Adobe Express」をダウンロードする

プレミアムプランでもっと自由に加工しよう!

Adobe Expressのプレミアムプラン(有料プラン)を使えば、より便利に、こだわりのデザインを実現できます。

プレミアムプランでは、Adobe Expressで提供しているすべてのテンプレートやデザイン素材が利用できるほか、コンテンツのサイズ変更など便利な機能も利用できます。使いたい素材を自由に選んで、イメージどおりのコンテンツを作ってみましょう。

目的に応じた大きさにサッと調整できる「サイズ変更」

SNSやチラシ、ポスターなど、様々な用途に合わせて「画像をリサイズしたい」と思ったことはありませんか?ただ、そのたびにサイズを調整するのは、少し手間がかかりますよね。

そんなときに便利なのが「サイズ変更」機能です。

Adobe Expressでは画面上部の「サイズ変更」をクリックするだけで、すぐリサイズできます。SNS向けのサイズや、チラシ、ポスターカードなど多様なサイズがあらかじめ用意されているので、様々な規格に調整し転用が可能です。例えば、作成した画像をInstagramの投稿サイズに変えたり、縦長にリサイズしたりするのも、ワンクリックで手軽にできます。

このようにサイズの調整機能を駆使すれば、デザインの幅がぐっと広がります。これらの便利な機能を使いこなして、ぜひデザインを楽しんでみてくださいね。次に、Adobe Expressの特長について詳しく見ていきましょう。

Adobe Expressの特長

無料で透過処理ができるほか、画像のデザイン作成、Vlogの編集、広告のクリエイティブの作成など様々なコンテンツを制作できる「Adobe Express」。今回はそんなAdobe Expressの特長を、3つピックアップしてご紹介します。

【特長1】高品質なデザインがカンタンに実現できる

シンプルな操作で、バナーやサムネイル、チラシ、ポスター、ショート動画など、多様なコンテンツをカンタンに作成できるのが特長です。加えて、画像の切り抜き、背景の削除、色調補正、テキストの挿入、動画編集など、必要な編集機能も豊富に揃っており、効率的に作業を進められます。さらに、プロが作成を手がけた高品質なテンプレートや、豊富なロイヤリティーフリー素材を利用することで、誰でも高品質なコンテンツを手軽に作成できます。

【特長2】共同編集機能で作業がよりスムーズに

共同作業がより効率的になる機能も搭載されています。例えば、オリジナルのテンプレートを作成してチームで共有すれば、作業の手間を大幅に省けます。また、リンクを共有して複数のメンバーで共同編集やフィードバックを行えるため、チーム全体でスムーズに制作作業を進められるでしょう。

そのほか、カラーやフォント、デザイン素材をまとめた「ブランドキット」を使えば、ブランドイメージの一貫性をカンタンに管理できます。

【特長3】生成AI機能を搭載

Adobe Expressの生成AI機能は、様々なデザイン作業をサポートしてくれます。例えば、日本語でテキストを入力するだけで、画像を生成できたり、テキストの装飾を行ったりすることが可能です。

Adobe Expressで、プロのような仕上がりを

今回はAdobe Expressを使った透過処理の方法と、デザインへの活用法をご紹介しました。テンプレートや素材を組み合わせるだけで、プロのような仕上がりを叶えられるのはAdobe Expressの大きな魅力です。
手軽にデザインを楽しみながら、あなたのクリエイティブな可能性を広げてくれるAdobe Express。ぜひ、その魅力を体感してみてください。

今すぐAdobe Expressを開始

よくある質問(FAQ)

最後に、Adobe Expressに関するよくある質問に回答します。

Adobe Expressは無料で使えるの?

はい、Adobe Expressは無料でご利用いただけます。パソコン、スマートフォン、タブレットなど、様々なデバイスでアクセス可能です。また、同じアカウントでログインすれば、異なるデバイスからでも同じ作品を編集できます。また、ほかのユーザーとへの共有もカンタンです。

「JPG」「PNG」「GIF」など画像拡張子の違いは何ですか?

JPG・PNG・GIFは、それぞれ異なる特徴を持つ画像形式です。JPGは圧縮率が高く、主に写真向けのファイル形式です。ただし、圧縮によって画質が劣化する場合があります。PNGは画質を保ちながら圧縮でき、透過処理や半透明にも対応しています。ロゴや高品質な画像に最適です。GIFは256色まで対応しており、動きのある画像やシンプルなアイコンに適しています。部分的に透明にすることも可能です。

なお、透過画像はPNG形式で保存しましょう。JPGで保存してしまうと透明にした背景が再び塗りつぶされてしまうので、保存する際には注意が必要です。

PNGファイルはどうやって作成できますか?

画像を保存する際に、お使いのPCでPNGのファイル形式を選択しましょう。JPG(JPEG)のファイル形式しか選べない場合は「PNGに変換」からファイル形式の変換が可能です。

また、Adobe Expressでコンテンツを作成した場合には、ダウンロードの際にPNGのファイル形式を選択することで、PNG形式で保存できます。