YouTubeショートに適した動画サイズと投稿できない時の解決策
短い動画が次々と再生される、YouTubeショート動画。気軽に投稿でき、通常動画と比べて多くの人に観てもらいやすいので、登録者数が少ないチャンネルでもより多くの人にリーチしやすいのが特長です。
そんなYouTubeショート動画ですが、投稿するときは「動画のサイズ」に注意する必要があります。適切なサイズで動画を作成しなければ、ショート動画として投稿したつもりが、なぜか通常動画として投稿されてしまうといったトラブルが生じうるからです。
そこでこの記事では、YouTubeショート動画用の適切なサイズ設定や、うまく投稿できなかった場合の解決方法をご紹介します。動画編集アプリ「Adobe Express」を使って無料でカンタンに動画をリサイズする方法もご紹介するので、動画の調整にご活用ください。
YouTubeショート動画の適切なサイズ
YouTubeショート動画を投稿する際に確認しておくべきサイズには、以下の2つがあります。
- 解像度
- 動画の長さ(尺)
特にPCを使って投稿する場合、動画をあらかじめ適切なサイズに調整しておかなければ、通常動画として投稿される場合があります。スマホアプリから投稿する場合も、思いとおりの見た目で動画を投稿するには、サイズ調整が必要です。
これらのサイズについて、ここから具体的に解説します。
(この記事は、2024年3月時点の情報をもとに執筆しています。最新の情報はYouTubeヘルプでご確認ください)
1.解像度
YouTubeショート動画の推奨解像度は、最大1080pです。具体的には、以下の解像度が推奨されています。
- 1,080×1,920px(縦長)
- 1,080×1,080px(正方形)
2.動画の長さ(尺)
「1.0秒~60.0秒」の長さであればショート動画として投稿できます。1.0秒より短い動画は投稿自体ができず、60.0秒以上の長さの場合はショート動画ではなく通常動画として投稿されます。「YouTubeショート動画が思うように投稿できない」という場合には、これらのサイズが適切に設定できていない可能性があります。
続いて、ショート動画がうまく投稿できなかった場合の解決方法をご紹介します。
動画がYouTubeショートに適切なサイズかを確認する方法
「ショート動画として投稿したはずなのに、通常動画として投稿されてしまった」という経験はないでしょうか。そんなときは、投稿した動画が最適なサイズになっているかを確認しましょう。
- 推奨解像度になっているか(横長ではなく、正方形または縦長か)
- 動画の長さが60.0秒以下か
動画のサイズが上記と合っているかを確認する方法について、スマホとPCに分けて解説します。
スマホの場合
iPhoneおよびAndroidでの確認方法は以下のとおりです。
●iPhone
- 「写真」アプリで動画を開き、画面右下の「i」のアイコンをタップする
- 表示されるポップアップで、解像度が「1,080p」以下、長さ(尺)が「00:60」以下になっているかを確認する
●Android
- 「Gallery」アプリで動画を開き、画面下部の中央にある「i」のアイコンをタップする
- 表示されるポップアップで、解像度が「1,080p」以下、長さ(尺)が「00:60」以下になっているかを確認する
PCの場合
WindowsおよびMacでの確認方法は以下のとおりです。
●Windows
- 動画ファイルを右クリックして「プロパティ」を選択する
- 表示されたポップアップの「詳細」タブをクリックする
- 動画の長さは「長さ」が「00:00:60」以下になっているかを確認する
- 動画の解像度は「フレーム幅」が「1080」、「フレーム高」が「1920」になっているかを確認する
●Mac
- 動画ファイルを右クリックして「情報を見る」を選択する
- 表示されたポップアップを下部にスクロールする
- 動画の長さは「再生時間」が「00:00:60」以下になっているかを確認する
- 動画の解像度は「大きさ」が「1080×1920」になっているかを確認する
PCで動画の解像度と長さをカンタンに調整する方法
スマホでYoutubeアプリから、推奨解像度よりも大きい動画を投稿しようとすると、編集画面で表示位置を調整できます。また、60.0秒より長い動画をアップロードした場合も、編集画面でトリミングして短くできます。
一方で、PCから投稿する場合、YouTubeの操作画面上で解像度や長さを編集することはできません。そのため、推奨解像度よりも大きい動画や、60.0秒より長い動画は、そのまま通常動画として投稿されます。そのため、アップロードする前にあらかじめ解像度や長さを調整しておきましょう。
作成済みの動画の解像度や長さを調整するには、無料の動画編集アプリ「Adobe Express」のクイックアクション機能が便利です。
ツール画面に動画をアップロードするだけで、カンタンに解像度や長さを変えられます。
無料で使えて操作もカンタンなので、ぜひご活用ください。
【手順1】Adobe Expressの「動画をリサイズ」のクイックアクションにアクセスし、動画をアップロードする
【手順2】動画をリサイズまたは長さ(尺)を調整し、「ダウンロード」をクリックして調整後の動画をダウンロードする(無料の会員登録およびログインが必要です)
●動画をリサイズする:以下のいずれかの手順でリサイズする
- 画面右側からリサイズしたいサイズを選択する
- 「サイズ変更」→「カスタム」を選び、リサイズしたいサイズを数値で入力する
●動画の長さ(尺)を変更する:画面下部のバーを動かして再生したい位置にあわせる
なお、動画の開始位置や終了位置を、再生時間で正確に指定したい場合は「動画をトリミング」のクイックアクションが便利です。
上記では、Adobe Expressにログインしていない状態での手順を紹介しました。
ログインした状態から始める場合は、ホーム画面上部の「動画」を選び、画面の真ん中にある「クイックアクション」から「動画のサイズを変更」を選んでください。
ここまでは、ショート動画がうまく投稿できなかった場合の対処法として、作成済みの動画をAdobe Expressで調整する方法をご紹介しました。
なお、Adobe Expressでは写真や動画素材を使ってショート動画そのものを作れるほか、動画にアニメーションを付けたり文字を追加したりすることも可能です。
最後に、Adobe Expressの特長をご紹介します。
YouTubeショート動画作成に便利な「Adobe Express」
「Adobe Express」は、直感的な操作でカンタンに動画や画像を作れる、無料アプリです。
自分で撮影した動画に、テキストや素材を追加して装飾できるのはもちろん、複数の動画を組み合わせてコラージュ動画を作ったり、アニメーションを付けて躍動感のある動画を作ることも可能です。
自分で用意した素材だけでなく、プロが作った高品質なテンプレートや素材も使用可能。初心者の方でもハイクオリティな動画を作れます。YouTubeショートに適した解像度を指定して動画作成を始められるため、余計な手間もかかりません。
ぜひAdobe Expressを使って、多くの人から観てもらえる魅力的な動画を作成しましょう。