【無料】動画の途中をカット(トリミング・切り取り)をする方法

無料のスマホアプリ「Adobe Express」で動画の途中や前後をカットしてみましょう。

Adobe Expressを試してみる


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「動画の不要な部分を削除したい」「撮影に失敗した箇所を削除したい」など、動画を途中でカットしたいと思ったことはありませんか?しかし、動画編集ソフトは操作が複雑なものが多く、使いこなすのが難しいことも少なくありません。そこで今回は、無料デザインアプリ「Adobe Express」を使って、動画を途中でカットする方法や手順をわかりやすく解説します。動画作成の経験がない方でも、かんたんに動画を編集できるので、ぜひ試してみてくださいね。

Adobe Expressで動画をトリミングする

Adobe Expressで今すぐ動画をカット&編集しよう!

Adobe Expressを使えば、動画をかんたんにカットでき、そのまま編集も可能です。

また、動画以外に画像を加工・編集できたり、SNSへの投稿や予約、複数人で共同編集も行えたりと、非常に便利です。スマホやタブレットならモバイル版アプリで、PCならブラウザですぐに使えるので、ぜひお試しください。

今回はAdobe Expressを使って、動画をカットする方法をご紹介します。

方法は大きく以下の2つです。

  1. 編集画面で動画の途中をカットする方法
  2. クイックアクション機能を使って動画をトリミングする方法

それでは、編集画面で具体的な手順を確認していきましょう。

編集画面で動画の途中をカットする方法

今回は撮影途中に指が映り込んでしまった例を元にして、動画の途中をカットする手順をご紹介します。

まずは「Adobe Express」にログインしましょう。

GoogleアカウントやSNSアカウント、メールアドレスを使ってログインしてください。

登録は無料で、30秒ほどで完了します。

【iPhone・iOS用】アプリをダウンロードする

【Android用】アプリをダウンロードする

ホーム画面にアクセスできたら、右下のプラスマークをタップしてください。


すると、以下のようなメニューが表示されます。


「ファイルをアップロード」をタップすると、「写真ライブラリ」「写真またはビデオを撮る」「ファイルを選択」と表示されるので、該当する項目を選びましょう。今回はカメラロールから選択したいので、「写真ライブラリ」をタップします。

タップ後、手持ちのデバイスのカメラロール画面に切り替わります。途中部分をカットしたい動画を選択し、右上の完了ボタンをタップしましょう。



選択後、Adobe Expressの編集画面に遷移します。

画面の上部にはアップロードした動画ファイルが、その下には動画をコマ送りのように確認できるタイムラインが、そして一番下には編集アイコンが並んでいます。

次に、タイムラインをタップしてみましょう。タップすることで編集アイコンのメニューが変わり、「分割」というメニューが出てきます。


カットしたい部分の直前が、ちょうどインジケーターの位置にくるように、タイムラインをドラッグして調整してみましょう。
そして「分割」をタップすると、インジケーターの表示部分で動画が分割されます。


今度は動画を再開したい位置までタイムラインを移動させ、先ほどと同じ手順で分割をタップ。すると以下の画像のように、ちょうど指が被ってしまった箇所と、それ以外のパートを分割できました。


カットしたい動画のパートをタップして選択し、最後に「シーンを削除」をタップしましょう。


これで、指が映り込んでしまった途中部分を削除できました。


このように、動画の途中をかんたんにカットすることができました。

実際に操作してみると、約1~2分程度で動画をカットできます。

最後に、画面上部にあるダウンロードアイコンをタップして保存しましょう。



以下のような画面に切り替わるので、「ダウンロード」ボタンをタップして保存します。

ちなみに、ダウンロードボタン上の「ビデオの解像度」というメニューを調整すると、元のサイズ・720p・1080p・4Kといった解像度を選択してダウンロードできます。

ただし、元のサイズ以外の解像度の変更はプレミアムプランのみとなっています。

動画編集をさらに充実させたい方は、プレミアムプランへのアップグレードを検討してみてください。SNS予約投稿やリサイズ、動画の背景削除などの高度な編集機能が制限なく利用できるので、複数のSNSを運用されている方や、さらにデザインにこだわりたい方におすすめです。

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さて、ここまでの手順で、以下のように動画の途中をカットし、以下のような仕上がりに編集し直せました。

ここまで、Adobe Expressを使って動画の途中をカットする手順をご紹介しました。複雑な操作が要らず、かんたんに編集ができるので、ぜひ試してみてくださいね。

動画の前後をカット(トリミング)するならクイックアクションが便利

Adobe Expressにはデザインに関する便利な機能が多数搭載されています。

「クイックアクション」の各ページからは、こうした機能にワンタップでアクセスでき、ドラッグ&ドロップなどの直感的な操作で実行が可能です。

例えば、動画のクイックアクションには以下のような機能があります。

そこでここからは、クイックアクション機能を使って、動画の前後をカット(トリミング)する方法をご紹介します。

まずは先ほどの手順と同様に、Adobe Expressにアクセスし、右下のプラスボタンをタップします。メニューが表示されるので、「クイックアクション」のタブをタップしましょう。


クイックアクション一覧がリスト形式で表示されるので、その中から「動画をトリミング」を選択します。


すると、以下のような画面に切り替わります。灰色枠線の中をタップすると、先ほどの手順と同じように「写真ライブラリ」「写真またはビデオを撮る」「ファイルを選択」の表示が出るので、状況に応じた項目を選びましょう。


カメラロールに保存した動画を選択したい場合は「写真ライブラリ」を選んでください。

手持ちのデバイスのカメラロール画面に切り替わるので、カットしたい動画を選択し、右上の完了ボタンをタップしましょう。アップロードが完了すると、以下の画面になります。


クイックアクションのトリミング機能では、動画の前後をサッとトリミングできます。タイムラインの外枠をドラッグして範囲を指定し、今回は指が被る前までをカットしてみます。


なお、動画の開始位置と終了位置の項目に秒数を入力して範囲を指定し、トリミングすることも可能です。直感的に操作したい場合はドラッグ操作で、正確に切り抜きたい場合は秒数指定をすると、スムーズに進められます。

ちなみに、下方にある「サイズ」の項目からは動画のアスペクト比(縦横比)を指定できます。

「オリジナル」「16:9」「9:6」「1:1」などの縮尺が用意されており、「1:1」はInstagramをはじめとした正方形型のグリッド投稿に、9:16はInstagramストーリーズやLINE VOOMなどに使うのにオススメです。また、動画に音声を残すかミュートするかも指定できます。

今回は「オリジナル」のサイズで、ミュートを選択してみました。画面下部のダウンロードボタンをタップしましょう。

以上で、クイックアクション機能を使った、動画のカットは完了です。

クイックアクション機能を使えば、よりスピーディに動画をカットできます。

動画の途中部分をカットしたい場合は、編集画面からのカット作業を。動画の前後を手軽にカットしたい場合はクイックアクションを使うといったように、ぜひ目的に応じて使い分けてみてくださいね。

動画を自然にカットするには「つなぎ目」と「リズム」を意識する

動画をカットする際には、前後のつなぎ目に注意しましょう。

急なカットや不自然なつなぎ目があると、動画全体の印象が損なわれてしまいます。

Adobe Expressなら、カットとカットの間に「トランジション」と呼ばれる視覚効果を追加したり、音声のフェードイン・フェードアウトを利用したりできるので、スムーズなつなぎ目を実現できます。

また、リズム感を意識してカットすることで、視聴者にとって心地よい動画に仕上げられます。特に、音楽やナレーションを使用する場合は、リズムに合わせたカットを心がけるとよいでしょう。ただカットするだけでなく、こうした細部にまで気を配ることで、より魅力的な動画に仕上げられます。

Adobe Expressで動画を編集する3つのメリット

Adobe Expressを使えば、よりスムーズに、そして楽しみながら動画を編集できます。

ここでは、Adobe Expressを動画編集に活用するメリットを3つご紹介します。

  1. 豊富でおしゃれな素材とテンプレートを使える
  2. 直感的なUIで誰でもかんたんに操作できる
  3. PC・スマホ・タブレットで編集できる

【メリット1】豊富でおしゃれな素材とテンプレートを使える

Adobe Expressには、動画制作に使える素材やおしゃれなテンプレートが豊富に揃っています。テンプレート上の動画を自分が使いたい動画に置き換えたり、装飾に使えるデザイン素材を足したりするだけで、おしゃれな動画をかんたんに作成できます。

また、InstagramのストーリーズやTikTokといったSNS別にテンプレートを選べるため、投稿に適したサイズで動画を作成できて非常に便利です。

【メリット2】直感的なUIで誰でもかんたんに操作できる

マニュアルを見なくても使える、かんたんな操作性もAdobe Expressの特長です。

操作はドラッグ&ドロップがメインで、複数の動画や写真を組み合わせる際も、直感的に動画のサイズや配置を調整できます。


また、動画の画面サイズだけでなく、動画を表示させるときのアニメーションも、該当のアイコンをクリックするだけで適用できます。

【メリット3】PC・スマホ・タブレットで編集できる

Adobe ExpressにはPCで使えるブラウザ版と、スマホ・タブレットで使えるアプリ版があります。同じアカウントでログインすれば、どのデバイスからでも同じ編集内容にアクセス可能です。例えば、移動中に手軽に編集したいときはスマホアプリを使い、大画面で作業をしたい場合はPCを活用するなど、シーンに応じて使いわけられます。インターネット環境さえあれば、どこでも動画編集が可能なので、思いついたアイデアをその場ですぐに形にできます。

プレミアムプランでもっと自由に加工できる

Adobe Expressのプレミアムプラン(有料プラン)を使えば、より便利に、さらにこだわりの動画を作りやすくなります。

●プレミアムプランの特長

1.約15時間分の動画を保存できる

プレミアムプランなら、約15時間分の動画に相当する100GBのクラウドストレージを使用できます。データ容量が大きくなりがちな動画ファイルも、プレミアムプランなら保存容量を気にせずに使えます。なお、無料プランでは5GBまでクラウドストレージの使用が可能です。

2.すべてのテンプレートやデザイン素材を利用できる

プレミアムプランなら、Adobe Expressで提供しているすべてのテンプレートやデザイン素材・音楽素材が利用できます。また、動画の背景削除をはじめとしたプレミアムプラン限定の機能も用意されているため、より幅広い編集が可能です。使いたい素材を自由に選んで、イメージどおりの動画を作ってみましょう。

3.動画編集アプリ「Adobe Premiere Rush」も使えるので、さらにこだわった動画を作れる

Adobe Expressのプレミアムプランを契約していれば、動画編集に特化したアプリ「Adobe Premiere Rush」も追加料金なしで使えます。Premiere Rushは、Adobe Expressと同様にPC、スマホの両方で動画編集が可能です。

Premiere Rushは、プロが愛用する動画編集アプリ「Adobe Premiere Pro」と似た操作画面でありながら、誰でも使いやすいように機能が厳選されています。さらにプレミアムプランでPremiere Rushを使うと、画像や動画の上に重ねて使えるアニメーションや、動画タイトルのアニメーションテンプレートをより豊富に使うことも可能です。動画を使って様々な表現を試したい方は、ぜひPremiere Rushもお試しください。

Premiere Rushのアプリをダウンロードする

「Adobe Express」で手軽に動画編集を楽しもう

Adobe Expressなら動画のカットや長さ(尺)の調整、アニメーションの追加といった編集をかんたんに行えます。また、Adobe Expressは動画だけでなく、テンプレートを使って動画のサムネイル画像も作れます。SNSに動画を投稿するときにサムネイル画像を設定しておくと、動画の内容により興味を持ってもらいやすくなります。手軽に作れるので、ぜひ活用してみてくださいね。

Adobe Expressでさっそく動画編集を始める