TikTok動画の作り方ガイド!オススメの動画編集アプリ・投稿方法・注意点

TikTokアプリで動画を撮影、編集、投稿する手順を解説。動画作成アプリ「Adobe Express」の活用方法も。

Adobe Expressを試してみる


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TikTokは短尺の動画(ショートムービー)を撮影・投稿できるスマートフォン向けのSNSです。若年層を中心に、多くのユーザーが動画を観て楽しんだり、投稿したりしています。

この記事では、TikTokアプリで動画を撮影する方法から、編集、投稿までの手順を解説します。また、動画編集にこだわりたい人に向けて、無料の動画作成アプリ「Adobe Express」を使ったTikTok動画の作り方もご紹介します。TikTokアプリやAdobe Expressを使って、注目を集める魅力的な動画を作ってみてください。

TikTokとは

TikTokとは、中国の株式会社ByteDanceが運営している動画の投稿・閲覧に特化したSNSです。日本では2017年にサービス提供が開始され、今では個人だけでなく企業のマーケティングツールとしても利用されています。

そんなTikTokアプリの魅力は、動画の撮影から編集、投稿までをスマートフォンひとつで完結できることです。難しいと思われがちな動画編集も、TikTokアプリを使えば手軽に行えます。

TikTokで撮影・投稿できる動画の長さ

TikTok公式によると、TikTokでは最大10分までの動画を撮影・投稿できます。ただし現在、一部のユーザーを対象に最大60分までの動画投稿をテストしているため、10分以上の動画を投稿できる場合があります。(2024年6月現在)

TikTokアプリで動画を撮影・編集・投稿する方法

TikTok投稿用の動画を作成する方法は、以下の2パターンです。

  1. TikTokアプリを使って作成する
  2. TikTokアプリ以外の動画編集アプリを使って作成する

まずはTikTokアプリを使って動画を撮影・編集・投稿する方法を解説します。

1.TikTokアプリで動画を撮影する方法

【撮影手順1】撮影時間を選ぶ

撮影を開始するには、TikTokアプリを起動し「+」をタップします。画面左下に表示される撮影時間の選択肢から、好きな撮影時間を選んでください。

【撮影手順2】BGMを選ぶ

BGMに合わせて動画を撮影したい場合は、画面上部の「楽曲を選ぶ」をタップし、好みのBGMを選択します。なお、動画を撮影した後でもBGMは追加できるため、BGMを選択していない状態でも撮影できます。

【撮影手順3】エフェクトやフィルター、メイクを設定する

必要に応じて、エフェクトやフィルター、メイクを設定してください。動画撮影後にエフェクトやフィルターを付けることも可能です。

【撮影手順4】撮影開始

撮影開始ボタンをタップすれば撮影できます。撮影中は終了時間に合わせてボタンの周りの赤い枠線が動くため、残り時間を把握しやすくなっています。また、最初に選択した撮影時間に満たない場合でも、撮影は終了できます。

撮影が済んだら、動画を編集してみましょう。続いて、TikTokアプリを使った動画編集の方法をお伝えします。

2.TikTokアプリで動画を編集する方法

【編集手順1】動画の長さを調整する

画面右上の「編集」アイコンをタップし、動画編集用のタイムラインを表示します。すると動画が時間軸に沿って表示されるため、左右に伸縮することで動画の長さを調整できます。

【編集手順2】BGMを追加する

画面上部の「楽曲を選ぶ」をタップすると、TikTok内で使用できる楽曲が表示されます。好きな曲を選んで追加してください。

【編集手順3】エフェクトやフィルターを追加する

画面右側のメニューから「エフェクト」や「フィルター」をタップすれば、様々なエフェクトやフィルターを追加できます。

【編集手順4】文字やステッカーを追加する

文字やステッカーを追加したい場合は、画面右側のメニューから「テキスト」や「ステッカー」をタップしてください。

文字の色やフォントなどは、画面上部に表示される編集ツールで変更できます。また、文字やステッカーの大きさは、ピンチイン・ピンチアウトで調整できます。

TikTokアプリには、今回ご紹介した編集手順のほかにも、様々な機能があります。画面右側の編集メニューを使って自分好みの動画に仕上げてみてください。

3.TikTokアプリで動画を投稿する方法

【投稿手順1】キャプションやハッシュタグを追加する

動画の編集が完了したら「次へ」ボタンをタップし、投稿画面を開きます。次に、画面左上の入力欄をタップし、キャプションやハッシュタグを入力しましょう。キャプションやハッシュタグを付けることで、動画の内容が伝わりやすくなったり、ユーザーに投稿を見つけてもらいやすくなったりします。

【投稿手順2】カバー(サムネイル画像)を編集する

カバー画像(サムネイル画像)を変更するには、右上の「カバーを編集」をタップします。編集画面が表示されたら、動画内のシーンからカバーにしたい部分を選んでください。必要に応じてテキストを追加してもよいでしょう。

【投稿手順3】公開範囲を設定する

画面の以下の部分をタップすると、公開範囲の設定ができます。誰に動画をシェアしたいのかを検討し、公開範囲を決めましょう。

【投稿手順4】プライバシー設定を調整する

コメントのオンオフ、コンテンツの再利用の許可などのプライバシー設定は、「その他のオプション」で調整できます。

これらの調整や設定が済んだら、「投稿」ボタンをタップすれば投稿完了です。

TikTok動画の作成にオススメの動画作成アプリ「Adobe Express」

TikTokに投稿する動画の編集にこだわりたい場合や、TikTokアプリにはない編集機能を使いたい場合は、動画作成アプリが便利です。ここでは、無料の動画作成アプリ「Adobe Express」のオススメポイントと使い方を解説します。

Adobe Expressのオススメポイント

まずは、Adobe Expressのオススメポイントを5つご紹介します。

  1. 無料で利用できる
  2. テンプレートを使える
  3. 複数のBGMを使える
  4. アニメーションを追加できる
  5. デバイス問わず同じ動画データにアクセスできる

Adobe Expressは、無料アプリとは思えないほど高品質なテンプレートやおしゃれなデザイン素材を使えます。豊富なラインナップの中から、作りたい動画のイメージに合うテンプレートや素材を選んでみてください。

Adobe ExpressでTikTok用のテンプレートを見る

また、Adobe Expressは編集機能も充実しているため、様々な表現が可能です。例えば、動画の途中でBGMを切り替えたり、文字にアニメーションを付けたりといった編集は、TikTokアプリではできません。

そして、ひとつのアカウントで複数の端末からアクセスできるため、スマホやタブレット、PCでも動画編集できます。その場で手軽に作業したい場合はスマホ、細部にこだわってじっくり編集したい場合はPCといったように、用途によって使い分けてみてください。

なお、Adobe Expressで提供されているテンプレートや音楽素材はロイヤリティフリーです。著作権違反のリスクを気にせずに安心して利用できるのも魅力のひとつです。

Adobe ExpressでTikTok用の動画を編集する方法

Adobe ExpressでTikTokに投稿する動画を作ってみましょう。ここではスマートフォンアプリでの手順をご紹介しますが、PCやタブレットで作成することも可能です。

【iPhone・iOS用】アプリをダウンロードする

【Android用】アプリをダウンロードする

なお、Adobe Expressを使った動画編集の基本操作については、以下のページでも紹介しています。動画でわかりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

Adobe Express 使い方チュートリアル - アドビ

【手順1】Adobe Expressにログインする

Adobe Expressのアプリを開き、GoogleアカウントやSNSアカウント、メールアドレスを使って無料ログインしてください。登録は30秒ほどで完了します。

【手順2】動画のサイズを指定し、カンバスを開く

画面の上部にある「動画」タブをタップし、「人気」の中から「TikTok動画」を選択しましょう。するとTikTok動画のサイズに合うカンバスが開きます。

下部に表示されているタイムラインに動画や画像を入れて、投稿用の動画を作成していきます。

【手順3】動画や画像をアップロードする

まずは、タイムラインに動画や画像を追加してみましょう。iPhoneの場合、画面左下の「+」ボタンをタップし「メディア」を選択します。右下の「アップロード」ボタンをタップすれば、自分のスマートフォンに保存されている動画や画像をアップロードできます。(機種によっては、写真アプリから直接アップロードします)



複数の動画や画像を繋げたい場合は、タイムライン上の「+」ボタンをタップして新しいシーンを追加し、先ほどと同じ手順でアップロードしてください。



写真や画像の尺(表示時間)は、該当のシーンを選択した状態で、シーンの始まりと終わりの部分をスライドさせることで調整できます。

【手順4】テキストや装飾を追加する

テキストを追加したい場合は、画面左下の「+」ボタンをタップし「テキスト」→「テキストを追加」を選択します。



フォントや色などを変更したい場合は、該当のテキストを選択した状態で、下部のメニューから編集してください。



装飾を追加したい場合は、画面左下の「+」ボタンをタップし「デザイン素材」を選択すると、様々な素材を検索できます。今回は「神社」というキーワードで検索し、鳥居のイラストを追加してみました。

【手順5】アニメーションを付ける

テキストやデザイン素材にアニメーションを付けると、一気に本格的な印象になります。動きを付けたいテキストや素材を選択した状態で、下部メニューの「アニメーション」から、好きなアニメーションを選んでみましょう。

【手順6】トランジションを追加する

動画や写真が切り替わるタイミングで、ぼかしやキラキラなどの効果を追加できます。こうした効果を「トランジション」と呼びます。

トランジションを追加するには、タイムライン上のシーンの間にある「+」をタップし「トランジションを追加」を選択します。表示されたトランジションの中から好きな効果を選ぶだけでかんたんに追加できます。

【手順7】BGMを追加する

TikTokアプリではBGMを途中で切り替えることはできませんが、Adobe ExpressではシーンごとにBGMを変えたり、オープニングとエンディングを分けたりと、複数のBGMを付けられます。

タイムラインに表示されている「オーディオを追加」をタップするとBGMが表示されます。再生ボタンから試聴できるので、動画のイメージにぴったりなBGMを選びましょう。BGMの尺(長さ)は、青色のバーで調整できます。

なお、自分で録音したオリジナル音源を使用したい場合は「デバイスからアップロード」をタップすれば、自分のスマートフォンに保存した音楽ファイルをアップロードすることも可能です。

また、TikTok内で流行っている曲をBGMにしたい場合は、TikTokにアップロードする際にBGMを付けるのがオススメです。

【手順8】ダウンロードする

動画が完成したら、画面右上の「ダウンロード」ボタンをタップし、ファイル形式から「MP4」を選んでダウンロードしましょう。なお、SNSアカウントと連携すれば、Adobe Expressから直接SNSの投稿や投稿予約ができて便利です。

【手順9】TikTokにアップロードする

作成した動画をTikTokにアップロードするには、TikTokアプリを起動し「+」をタップします。画面右下に表示される「アップロード」をタップすると、自分のスマートフォンに保存されている動画をアップロードできます。

編集が必要な場合は、「TikTokアプリで動画を編集する方法」を参考に編集してみてください。そのまま投稿する場合は、「TikTokアプリで動画を投稿する方法」で解説した手順に沿って投稿してください。

TikTok動画を作成する際の注意点

TikTokやそのほかのSNSに写真や動画をアップロードする際は、著作権や個人情報など、投稿前に配慮すべきポイントがいくつかあります。最後に、TikTok動画を作成する際に気を付けたい注意点を解説します。

1.BGMの著作権に注意する

動画にBGMを使用する場合は、著作権を侵害しないように注意が必要です。TikTokは、JASRAC(一般社団法人日本音楽著作権協会)と提携しているため、JASRACがTikTokに提供している楽曲であれば使用しても問題ありません。

また、Adobe Express内の音楽素材はロイヤリティフリーなので、著作権の侵害を心配せず安心して利用できます。

2.個人情報が映り込まないように気を付ける

TikTokに動画を投稿する際は、個人情報の映り込みにも注意してください。現在では、写真や動画のちょっとした映り込みで個人を特定されることがあるためです。

また、TikTokでは第三者が動画を保存できるため、他のSNSに転載して意図せず拡散されてしまう恐れがあります。1度インターネット上に公開してしまった動画は、完全に消せないこともあるので、投稿する前に意図しない情報が映っていないか必ず確認しましょう。

3.第三者のプライバシーにも配慮する

投稿者本人だけでなく、第三者のプライバシーにも配慮しましょう。第三者が映り込んでいる動画を投稿してしまった場合、肖像権の侵害となる可能性があります。

なお、ナンバープレートが映り込んだ車やバイクを勝手にSNSに投稿すると、持ち主を不快にさせてしまうことがあります。もし映り込んでしまったら、スタンプで隠したりモザイク処理をしたりと、ナンバープレートが見えないように編集しましょう。

モザイク処理といった高度な動画編集をするなら「Adobe Premiere Pro」がオススメです。

4.閲覧者が不快な思いをしないように意識する

動画を見た人に不快な思いをさせてしまうと、批判や誹謗中傷が集まりやすく、炎上してしまう恐れがあります。個人・企業に関係なく、SNSでの発信には、意図しない状態で広く拡散されるリスクがあることを認識しておきましょう。

5.ステルスマーケティングにならないよう注意する

口コミなどを装って商品やサービスを宣伝したり、性能や品質を実際より優等に見せかけると、景品表示法違反に当たる可能性があります。また、TikTokでは商品やサービスを宣伝する投稿する場合、ブランドコンテンツタグの設置が義務付けられています。「#PR」の表記をするだけではブランドコンテンツポリシー違反となるため、注意しましょう。

(参考:ブランドコンテンツポリシー | TikTok

Adobe Expressで目を引くTikTok動画を作成しよう

TikTokに投稿する動画をより魅力的に作成するなら、動画作成アプリを利用するのがオススメです。Adobe Expressなら、直感的な操作で誰でもかんたんに動画を編集できます。ぜひAdobe Expressを使って、思わず目を引く動画を作成してみてください。

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