アドビ、デジタル社会における企業の信頼性に関する調査

「Adobe Trust Report 2022」の結果を発表

安全で透明性のあるデータ活用とコンテンツのパーソナライゼーションが

信頼構築に大きく寄与することが判明

 

【2022年6月1日】

アドビ株式会社本社東京品川代表取締役社長神谷 以下 アドビ本日デジタル社会における企業信頼に関するグローバル調査Adobe Trust Report 2022発表まし調査企業に対する信頼実態信頼獲得要件明らかすること目的日本含む世界15か国12,000以上消費従業50以上企業シニアビジネスリーダー2,000対象実施ものです

 

本調査では、地域や国によって多少の違いはあるものの世界の消費者の間で、信頼を獲得し維持するために必要な条件が一致していることがわかりました。デジタルと対面における顧客接点の重要性が同等になったことが判明したほか、消費者はパーソナライゼーションとコンテンツを重視しており、企業に対して、コンテンツの信頼性、消費者への共感、データに対する選択肢を求めていることが明らかとなりました。

 

<主な調査結果>

消費者がデジタルと対面の接点を同等に重視する一方、経営層の半数は顧客との関係構築に課題を感じている

今回の調査では、日本の消費者がデジタルにおける顧客接点を対面と同様に重要と捉えていることが判明しました。世代別の回答を見てみると、ミレニアル世代やジェネレーションXでは、対面よりデジタル体験を重要視する傾向が明らかとなっており、約2年にわたるパンデミックを通じて、顧客体験が大きくデジタル化した様子がうかがえる結果となりました。

 

 

画像1:デジタルと対面の顧客接点の重要性は同等に

 

消費者の顧客体験がデジタルに傾倒する一方で、約半数の経営層(49%)は、COVID-19のパンデミック以降、「顧客との信頼関係構築・維持が難しくなった」と感じており、もっとも多く直面した課題として「顧客からのデータ共有」が挙げられました(34%)。消費者の需要に応えるため、webサイトの改善やアプリの強化といったデジタルの接点に注力する企業が増える中、顧客体験の最適化に必要となる顧客データの取得が大きな障壁となっていることが明らかとなりました。

 

また、日本の経営層の9割以上が自社の顧客体験や個人情報の管理については顧客の信頼を得ていると回答しています。日本の消費者の64%は特定のブランドの顧客になってから10年以上が経過しており、他国と比べて最も高いブランドロイヤルティの高さが、日本の経営層の自社評価にも影響していると考えられます。

 

不適切なパーソナライゼーションや個人情報の管理で信頼が損なわれると消費者の7割以上が「購買を中止」

今回の調査では、企業の信頼がその収益に直結することも明らかとなりました。7割以上(77%)の消費者が「不適切な」パーソナライゼーション体験は企業への信頼を低下させると回答しています。個人情報の管理で顧客の信頼が損なわれると影響はさらに大きくなり、約8割(81%)の消費者が購買を取りやめることが判明しました。

 

画像2:信頼の損失によって「購買を中止する」消費者は7割以上

日本の消費者は個人情報の活用に特に高い懸念を示しており、75%が「自身のデータを企業がどう利用するのか」を懸念しています。また83%が「自身のデータが企業に盗まれる」ことを危惧しており、これはグローバルのどの地域よりも高い数値となっています。個人情報の管理に自信を持っている経営層が多い一方で、顧客は企業へのデータ提供に躊躇している様子が明らかとなりました。

 

画像3:個人情報の活用方法に強い危惧

信頼が購買行動に与える影響をさらに見てみると、企業が一度信頼を失った場合、4割以上が「二度と利用しない」と回答しており、信頼関係の構築が企業の利益に直結することが判明しました。

 

顧客の信頼構築に求められるのは、コンテンツの信頼性、消費者への共感、データに対する選択肢

日本消費71%優れクリエイティブコンテンツ企業顧客体験向上取り組んいること感じられることから企業信頼高める回答ますこれグローバル番目高い数値なっおり日本消費特に企業から提供れるコンテンツ注目いること明らかなりまし一方webサイト写真加工ない事実基づい情報掲載いるといった懸念から信頼できるコンテンツ求めいることわかりまし

 

さらに消費者が求めていることとして、企業が消費者の視点に立ち、消費者の抱える不満や求めている要望に共感すること(66%)や、個人データの取り扱いに関する選択肢を得ること(74%)が挙げられました。

 

画像4:消費者は、自分のデータに対する選択肢を求めている

今回の「Adobe Trust Report 2022」では、消費者側でデータ共有に対する選択肢を維持しつつ、消費者の気持ちに寄り添った、きめ細やかなデジタル体験が企業の信頼、さらには業績の向上につながることが明らかとなりました。パンデミックを経て、デジタルの顧客接点が重要性を増すなか、適切な顧客に対して適切なチャネルで適切な体験を提供する、パーソナライゼーションの見直しが求められています。

 

「Adobe Trust Report 2022」概要

アドビがAdvanisと提携して行った調査で、下記の方法で実施しています。

  • 調査方法:アンケート調査
  • 実施対象:12,000人以上の消費者と従業員が50人以上の企業のシニアビジネスリーダー2,000人
  • 調査対象国:15か国
    • 北米:米国
    • 欧州:ベルギー、デンマーク、フランス、ドイツ、スウェーデン、イギリス
    • アジア太平洋:オーストラリア、ニュージーランド、インド、日本、SEA(シンガポール、フィリピン、マレーシア、タイ)

 

本調査の詳細は下記よりご覧いただけます。

URL: https://business.adobe.com/jp/resources/reports/adobe-trust-report.html

※本調査結果を活用される際は、デジタルデータの用途等の告知義務や取扱いについて法令に従って運用いただくよう、お願いいたします。

 

■Adobe Experience Cloudについて

アドビAdobe Experience Cloud顧客体験管理CXM定義ますAdobe Experience Cloudエクスペリエンスためデジタルコンテンツ制作からマーケティング広告アナリティクスコマース含む業界唯一包括ソリューションですAdobe Experience Cloudすべてタッチポイントあらゆるチャネル通し魅力B2C/B2B/B2Eエクスペリエンス一貫継続をもって提供すること支援ブランド統一安全スケーラブルデジタル基盤構築できるようますAdobe Experience Cloud一部あるAdobe Experience PlatformCXMためリアルタイムプラットフォームですオープン拡張あるAdobe Experience Platform企業全体データつなぎ合わせリアルタイム顧客プロファイル可能Adobe Experience Cloudソリューション全体有効することできます

 

「アドビ」について 
アドビは、「世界を動かすデジタル体験を」ミッションとして、3つのクラウドソリューションで、優れた顧客体験提供できるよう企業・個人のお客様支援しています。Creative Cloudは、写真、デザイン、ビデオ、web、UXなどのための20以上 デスクトップアプリモバイルアプリ、サービス提供しています。Document Cloudでは、デジタル文書作成、編集、共有、スキャン、署名簡単でき、デバイス関わらず文書のやり取り共同作業安全に行えます。Experience Cloudは、コンテンツ管理、パーソナライゼーション、データ分析、コマース対し、顧客ロイヤルティおよび企業の長期的な成功を推進する優れた顧客体験提供を支援しています。これら製品、サービス多くで、アドビ人工知能(AI)機械学習プラットフォームあるAdobe Sensei活用しています。

 

アドビ株式会社米Adobe Inc.日本法人です。日本市場おいては、人々の創造性を解放するデジタルトランスフォーメーション推進するため、「心、おどる、デジタル」というビジョンもと、心にひびく、社会がつながる、幸せなデジタル社会の実現を目指します。

 

アドビに関する詳細な情報は、webサイト(https://www.adobe.com/jp/about-adobe.html)をご覧ください。

 

 

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