イラストレーター
日菜乃
武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科入学。イラストレーターとして活動する。
レトロでどこか懐かしい瞬間を切り取ったようなイラストを描き、現在SNSを中心に活動している。
「イラストを描くうえで、こだわりを持つことが一番大事。ここだけは譲れないという、自分の中のこだわりをぎゅっと詰めて一枚にする。それがその人の作品なのかなと思います。」
「私はイラストを描いている過程が好きで、完成した作品をあまり見返すことはありません。自分がいいなと思えるものを増すために、もっと視野を広げるために、どんどん新しいものを作っています。」
イラスト制作のヒント
インスピレーション
「古着やアンティーク調の小物が好きで、イラストのモチーフによく使います」と言う日菜乃さん。そういうものがたくさん載った雑誌や写真集を見たりして、インスピレーションを受けているそうです。自分の好きなものからインスピレーションを得て、それをイラスト制作に活かす。何よりも上達の近道かもしれません。
色の選択
イラストを描くうえでとても重要なのが色の選択。日菜乃さんの場合は、見たままの色を写すのではなく、一度自分の中のフィルターを通して、こうであってほしいという色に置き換えて表現すると言います。自分の感じた色で作品の世界観を作り出す。日菜乃さんならではのスタイルだと言えます。
デジタルの良さ
「iPadとApple Pencilがあれば、どこにいても線が描けて、色も塗れて、下書きまで簡単に消せる。それがデジタルの一番の魅力ですね」と言う日菜乃さんの最近のお気に入りはAdobe Fresco。「ペンの種類がすごく豊富で、他のツールにはないブラシも結構たくさんあります。将来はイラストだけにとどまらず色々な領域に飛び込みたいというのもあって、IllustratorやPhotoshopとダイレクトに連携できるところも気に入ってます」