インフォグラフィックの作り方ガイド!魅せるデザインを誰でもカンタンに作成

無料のデザインツール「Adobe Express」を使って、効果的なインフォグラフィックを作ってみましょう。

Adobe Expressを試してみる


言葉や数字だけでは伝わりにくい情報をわかりやすく、視覚的に伝えるデザイン手法「インフォグラフィック」。
マーケティングレポートやプレゼン資料、webコンテンツなど、幅広いシーンで採り入れられています。
実際、資料作成やコンテンツ作成の際に採用する方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、いざ作成するとなると「何から始めればよいのかわからない」「より洗練されたインフォグラフィックを作るにはどうすればよいか」と悩む場合もあるかもしれません。
そこでこの記事では、伝えたいことを効果的に伝えるインフォグラフィックの作り方やコツ、そしてカンタンに作成できるツールをご紹介します。

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インフォグラフィックとは?

インフォグラフィックとは、情報やデータを視覚的に整理し、誰でも直感的に理解できる形で伝えるデザイン手法です。企業・学校・報道機関・政府など、情報を伝える様々なシーンで幅広く活用されています。

意外と身近にある!インフォグラフィックの例

「インフォグラフィック」という言葉を聞き慣れない方も、地下鉄の路線図や天気予報のビジュアル表示を思い浮かべていただければ、そのイメージをつかみやすいでしょう。

日常的に目にしているこれらの図も、すべてインフォグラフィックのひとつです。グラフや図表・アイコン・テキストなどを組み合わせることで、複雑な情報を視覚的にわかりやすく伝えています。

また、最近では静止画だけでなく動画を使ったインフォグラフィックも増えています。アニメーションや映像で表現するインフォグラフィックは、「モーショングラフィック」と呼ばれ、こちらも様々な分野で活用されています。

例えば、ニュース番組やデジタル広告の映像などで目にする機会も多くなってきています。

モーショングラフィックは、アニメーションや映像の時間的な展開を利用して、情報やストーリーを順序立てて視覚的に表現します。例えば、データの変化をアニメーションで示すことで、複雑な情報を段階的に伝えられます。

さらに、モーショングラフィックは視覚的なインパクトも抜群です。SNSやweb広告では、動きのあるコンテンツが静止画よりも注目を集めやすく、クリック率やエンゲージメントを高める大きな助けとなります。

インフォグラフィックを使用する3つの理由

インフォグラフィックは、日常生活からビジネスシーンまで、様々な場面で活用されています。ここでは、その主な理由を3つご紹介します。

理由1:ひと目で直感的に理解できる

インフォグラフィックを活用すると、文字を読み解く負担が軽くなり、スムーズに内容を理解できます。図や画像、動画などには文字情報よりも短時間で直感的に理解しやすいという特性があるためです。
そのため、インフォグラフィックを使うと、複雑なデータや情報であっても、瞬時に要点を伝えられます。

理由2:興味を引きやすい

魅力的なデザインやわかりやすいグラフを用いたインフォグラフィックは、SNSやプレゼン資料で特に注目を集めます。視覚的な効果が高いため、目を引きやすく、情報伝達のスピードも速くなり、見る人の興味を引きます。

さらに、インフォグラフィックは情報が整理され視覚的にわかりやすいため、ユーザーが「いいね」や「シェア」、コメントを行いやすくなります。こうした特長によって、コンテンツへの関心が高まる効果も期待できます。

理由3:記憶に残りやすい

インフォグラフィックは情報を整理するだけでなく、記憶に残りやすい点が特長です。

文字だけでは印象に残りにくい内容も、画像やグラフ、アイコンを活用することでインパクトを与え、メッセージが相手に伝わりやすくなります。
そのため、記憶として定着しやすくなり、知名度や認知度の向上にもつながります。

以上が、インフォグラフィックが用いられる理由でした。
そして、これらの利点を活かして効果的なインフォグラフィックを作成するためには、計画的なステップを踏むことが欠かせません。
そこで次に、インフォグラフィックを作成するステップを順にご紹介します。

インフォグラフィック作成の5つのステップ

それでは、インフォグラフィック作成の手順を説明していきます。

今回は山田さんのケースに沿って、順にプランニングしていきましょう。

ステップ1:目的を明確にする

まず「誰に」「何を」伝えるのかをはっきりさせましょう。

インフォグラフィックは情報を整理するだけでなく、特定のメッセージを効果的に伝えるツールです。そのため、作成前に以下のようなポイントを考えることが重要です。

情報を届ける対象を明確にしたうえで、伝えたいメッセージを絞り込みましょう。

このように条件を事前に整理することで、インフォグラフィック全体の方向性が明確になり、制作作業もスムーズに進みます。

ステップ2:必要な情報を収集・整理する

目的を明確にしたら、まずは目的に沿って、様々なトピックを洗い出してみましょう。

この段階では、ブレインストーミング的にアイデアを多く出すことを意識してください。

特に、伝えたいテーマに関連するデータを広く集めておくことで、後の整理作業がスムーズになります。

次に、集めた情報を分類・整理するステップに移ります。

この段階では、情報の優先順位をしっかりと決めることが重要です。

なぜなら、情報を詰め込みすぎると、インフォグラフィック上の要素が過密になり、視覚的なバランスが崩れてしまうためです。例えば、テキストやグラフ、アイコンが多すぎると、読者が重要な情報を一目で把握しにくくなり、全体として煩雑な印象を与えてしまいます。

その結果、メッセージが効果的に伝わらず、インフォグラフィックの目的が果たせなくなってしまうのです。

そのため、以下のように「伝えたい情報」とそれに紐づく「キーポイント」という軸で整理してみるのもオススメです。

すべての情報を等しく扱うのではなく、ターゲットにとって最も重要な要素や、目的達成に直結するデータを優先的に配置することで、インフォグラフィックの訴求力は格段に高まります。

ステップ3:レイアウトを考える

続いて、整理した情報の優先順位に従って、レイアウト案を作成します。

ステップ2で整理した「A社で働く魅力」と「キーポイント」をもとに、特にアピールしたい魅力を5つに絞りました。

この5つをより強調するために、最もユーザーの目に留まりやすい位置に配置しましょう。

一般的にwebコンテンツを見るときの人間の視線の流れは、左から右、上から下といわれています。

そのため、より強調したい要素を左上のほうに配置するのがオススメです。

山田さんは、特に強調したい5つの項目を左上から順に配置しました。

ステップ4:色味を検討する

レイアウトが固まったら、インフォグラフィックに用いる色味を検討します。

色の配色やフォント、アイコンのテイストなどについては、ターゲットユーザーを意識した選定が必要です。年齢層・性別・職業・企業イメージなどを考慮しながら選びましょう。

山田さんは、A社のロゴマークがネイビーを基調としていることから、ネイビーをメインカラーにすることを決定。さらに、明るいオレンジをアクセントカラーとしてプラスすることで、営業職の快活なイメージを演出したいと考えました。

ステップ5:ツールを使って作成する

制作方針が決まったら、いよいよデザイン作業に進みましょう。

その際にオススメしたいのが、無料で使えるデザインツール「Adobe Express」です。

Adobe Expressは、プロが作成した高品質なテンプレートを活用できるのが大きな魅力。デザイン経験が少ない方でも、短時間で質の高いインフォグラフィックを作成できます。

また、操作性がシンプルで、直感的にデザイン作業を進められる点も嬉しいポイントです。

では、ここからAdobe Expressを使った具体的な作成手順をご紹介します。
なお、今回はPCでの作業方法を解説しますが、スマホアプリも提供されているので、移動中や手軽に作業したい場合には、ぜひそちらもお試しください。

Adobe Expressを使ったインフォグラフィックの作り方

まずは、GoogleアカウントやSNSアカウント、メールアドレスを使ってAdobe Expressに無料ログインしてください。登録は30秒ほどで完了します。

【PC】ブラウザでAdobe Expressを使う

【iPhone・iOS用】アプリをダウンロードする

【Android用】アプリをダウンロードする

【手順1】イメージに合ったテンプレートを選ぶ

Adobe Expressにアクセスし、以下のようなホーム画面にアクセスできたら、「テンプレートを選択」をクリックしましょう。

そして、検索窓に「インフォグラフィック」と入力します。

すると、入力したキーワードに紐づくテンプレートが表示されます。
検索結果の中から気に入ったテンプレートを選び、「このテンプレートを使用」をクリックして、編集を開始しましょう。
今回はこちらのテンプレートを編集し、求職者に企業の魅力が伝わるインフォグラフィックを作っていきます。

【手順2】各情報の掲載位置を決める

「インフォグラフィック作成の5つのステップ」で組み立てた構成案をもとに、選んだテンプレートを活用してどこに何を配置するかを決めていきます。
テンプレート内に含まれるアイコンやグラフなど、目的に合った素材があれば、必要に応じて調整しながらそのまま活用することで、作業を効率化できます。

【手順3】テキストを編集する

配置が決まったら、テキストを編集していきます。

テンプレート内の編集したいテキストボックスをクリックすると、直接テキストを編集できます。さらに、画面左のツールバーから、テキストのフォントや色の変更も可能です。

タイトルテキストを編集して、「数字で見るA株式会社」に変更します。

それ以外の箇所も同様に、テキストを編集していきます。

【手順4】素材を検索して置き換える

ひととおりテキストの編集ができたら、次に、テンプレート内に含まれる素材の変更が必要な箇所を特定し、素材を置き換えます。
山田さんのケースでは、テンプレート内の素材のうち、以下のオレンジ枠で囲んだ2箇所を表現したい内容に合った別の素材に置き換える必要があります。

まず、「有給休暇取得率」のベビーカーアイコンを、休暇を連想させるアイコンに置き換えてみましょう。左カラムに並んだ編集用の機能アイコンより「素材」をクリックし、「アイコン」を選択します。
検索窓に「休暇」と入力して検索すると、休暇のイメージに合致するアイコンが複数表示されるので、その中から好みのものを選びます。

素材を選択すると、テンプレートの配色に合わせて色味が自動調整されて配置されます。

配置されたら、テンプレート内の不要な素材を削除し、新たに配置された素材の位置とサイズを調整します。同様に「平均賞与」のアイコンも差し替えます。

【手順5】グラフを調整する

続いて、「年齢層」の円グラフの内容と数値データを編集してみましょう。
テンプレート内の円グラフをクリックすると、左のツールバーがグラフ編集モードに変わります。

ここから「ラベル」や「Value」の値を編集することで、任意の円グラフを作成できます。

【手順6】色を調整する

最後にテンプレートの配色を、ターゲット層や企業イメージに合った色に変更しましょう。

ステップ4:色味を検討する」で設定した配色をもとに、各パーツの色を編集していきます。

色を編集するには、編集したいパーツを選択して、ツールバーの「塗り」→「カスタム」の順にクリックしてから、画面下部のカラーコード入力欄に直接カラーコードを入力します。

順次、他のパーツも任意の色に編集していきましょう。
色を変更するだけで、自分のイメージにぴったり合うインフォグラフィックになります。

【手順7】ダウンロードする

完成したインフォグラフィックをダウンロードしましょう。右上の「ダウンロード」ボタンをクリックすれば、インフォグラフィックがPCに保存されます。

テンプレートを活用して、カンタンにオリジナルのインフォグラフィックを作成できました。

次の章では、より伝えたい情報が伝わるインフォグラフィックを作るためのルールをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

伝わるインフォグラフィックを作るための4つのルール

効果的なインフォグラフィックを作成するには、視覚的なデザインと情報伝達のバランスが重要です。その成功の鍵となる4つのルールをお伝えします。

【ルール1】シンプルさを保つ

情報をすばやく直感的に理解してもらうためには、できるだけシンプルなインフォグラフィックに仕上げることが大切です。複雑なデザインや過剰な要素は、視覚的なノイズを増やし、メッセージの伝達を妨げる可能性があります。

【ルール2】視覚的な一貫性を保つ

フォントや色、テイストなどが統一されたデザインは、メッセージをスムーズに伝え、混乱を防ぎます。また、全体の印象を洗練させ、信頼感を高める効果もあります。

【ルール3】信頼できる情報源を使う

不正確な情報や根拠のないデータは、メッセージの信憑性を損ない、ブランドや発信者の信用を失う原因となります。できるだけ一次情報を用いるのが理想ですが、情報を引用する場合は、信頼できる情報源であるかを十分に確認したうえで使うようにしましょう。

【ルール4】読み手を意識する

読む人が誰なのかを考え、その人に合ったデザインや情報の伝え方を工夫しましょう。
読み手の関心や理解度に合った内容に仕上げることで、興味を引き、情報を正確に理解してもらえる可能性が高まります。

よくある失敗とその解決策

インフォグラフィックをうまく活用すれば、魅力的でわかりやすい情報伝達が可能になる一方で、一歩間違えるとかえってわかりにくい情報になってしまうことも。
以下によくある失敗例を挙げ、その解決策について解説します。

情報が多すぎる

一度に多くの情報を詰め込みすぎると、読み手の視線が散ってしまい、一番伝えたい情報が伝わりにくくなります。これを防ぐには、最も伝えたい情報だけに絞り、優先度の低い情報を削ぎ落すことが大切です。

デザインに統一感がない

色を多く使いすぎて読みにくくなったり、デザインに凝りすぎて、伝えたいことの焦点がぼやけたりすることがあります。これを防ぐには、フォントの種類や色数を2〜3種類に絞り、デザインはシンプルなものにするとよいでしょう。

グラフが複雑すぎる

複数の棒グラフや折れ線グラフをひとつの図にまとめた複合グラフは、あまりに複雑になると何を伝えたいのかがわかりにくくなります。これを避けるためには、できるだけシンプルな形式を選び、見る人がスムーズに情報を理解できるよう工夫することが大切です。

これらの点に注意しながら作ることで、情報が伝わりやすく、魅力的なインフォグラフィックを作ることができます。

さらに広がる可能性!インフォグラフィックの種類12選

ここまでご紹介したもの以外にも、インフォグラフィックにはまだまだ多くの種類があり、その活用シーンも様々です。ここで代表的な種類とその活用シーンの例をご紹介します。

【1.チャート・グラフ型】データを比較したり構造的に示したりする

■特徴
グラフや表を使って情報を整理することで、データや情報を比較したり、傾向、関係性を視覚的に示したりする

■活用シーン
費用対効果の分析/時間の経過によるパフォーマンス変化など

チャート型・グラフ型のインフォグラフィックは、データや傾向、関係性をグラフや表で視覚的に示し、比較や分析をわかりやすく整理したい場面で使われます。例えば、費用対効果を分析したり、時間経過による変化を示したりするのに効果的です。

【2.フロー型(プロセス・手順の図解)】手順やプロセスを直感的に説明する

■特徴
情報の流れや順序を直感的に理解しやすく、複雑な手続きやプロジェクトの進行状況を整理して示すのに適している

■活用シーン
操作マニュアル/業務フローの説明など

フロー型のインフォグラフィックは、手順やプロセスを図解し、流れや順序を視覚的に説明したい場面で使われます。操作マニュアルの作成や業務フローの説明に適しています。

【3.マップ型】地理情報やデータ分布を地図上で視覚化する

■特徴
エリアごとのデータ比較や分布状況を色分けやマーカーで直感的に示し、地域特性やトレンドをわかりやすく伝える

■活用シーン
観光案内/市場分析/交通情報など

マップ型のインフォグラフィックは、地図上にデータ分布や地域特性を示し、エリアごとの状況を視覚的に表現する際に使われます。例えば、観光案内や市場分析、交通情報の提供などに活用されています。

4.タイムライン型】時間の経過を追いながら、出来事やプロセスを説明する

■特徴
時系列を軸に重要なイベントを示し、歴史、プロジェクトの進捗、未来予測などを一目で理解できる

■活用シーン
企業の沿革/イベント計画/歴史的事象の説明など

タイムライン型のインフォグラフィックは、時間軸で出来事やプロセスを整理し、歴史を表したいときや、進捗を一目で理解できるようにしたいときに活躍します。企業の沿革を紹介したり、イベント計画を示したりする際に役立ちます。

【5.ヒエラルキー型】概念やデータを階層的に整理する

■特徴
データや情報を階層構造で整理し、重要度や優先順位、関係性を視覚的に示す

■活用シーン
組織図/概念の構造/分類体系の説明など

ヒエラルキー型のインフォグラフィックは、情報を階層構造で整理し、関係性や優先順位を視覚的に示す場面で使われます。組織図の作成や概念の構造、分類体系の説明に適しています。

【6.コラム型(比較型)】2つ以上のオプションやアイデアを比較する

■特徴
テーブルや横並びのデザインを用い、長所・短所や数値の違いを直感的に理解させる

■活用シーン
製品比較/プロジェクトのメリットとデメリットなど

コラム型のインフォグラフィックは、比較表や横並びデザインで、項目や数値をわかりやすく比較したいときに使われます。例えば、製品の特徴を比較したり、プロジェクトの利点と欠点を示したりする場合に役立ちます。

【7.リスト型】箇条書きやチェックリスト形式で視覚的に整理する

■特徴
各項目にアイコンやイラストを組み合わせて、シンプルかつ直感的に内容を伝える

■活用シーン
タスク管理/要点整理/特徴の列挙など

リスト型のインフォグラフィックは、箇条書きやチェックリスト形式で簡潔に内容を整理したい場面で使われます。タスク管理や要点の整理、特徴の列挙に便利です。

【8.アイコン型(モジュール型)】アイコンやシンボルを使用して視覚的に情報を伝える

■特徴
直感的でわかりやすく、テキスト量を最小限に抑える

■活用シーン
サービスの特長説明、カンタンな操作ガイドなど

アイコン型のインフォグラフィックは、アイコンやシンボルを活用し、シンプルかつ視覚的に情報を伝達したい場面に効果的です。例えば、サービスの特徴を説明したり、わかりやすい操作ガイドを作成したりする際に利用されます。

【9.インタラクティブ型】クリックなど操作しながら情報を段階的に閲覧できる

■特徴
動的な要素やアニメーションを活用し、大量の情報や複雑な内容をわかりやすく体験的に伝える

■活用シーン
webサイト/デジタル媒体など

インタラクティブ型のインフォグラフィックは、動的要素を使い、大量情報や複雑な内容を体験的に伝えられます。例えば、webサイトやデジタル媒体での情報提供に適しています。

【10.ストーリーテリング型】物語のような流れで展開し、読み手を引き込みながら伝える

■特徴
問題提起から解決策、結果に至るまでの流れを視覚的に整理し、感情に訴える表現ができる

■活用シーン
プロジェクトの説明/成功事例の紹介など

ストーリーテリング型のインフォグラフィックは、物語のような構成で情報を伝え、視覚的な魅力とともに感情に訴求するのに効果的です。特に、プロジェクトの概要や成功事例をわかりやすく伝える場面に適しています。

【11.比率型】パーセンテージや割合を視覚的に示す

■特徴
円グラフ、進捗や状態を表すプロセスバーなどを用い、数値の比較や分布を直感的に理解させる

■活用シーン
アンケート結果/リソース配分の可視化など

比率型のインフォグラフィックは、円グラフや棒グラフでパーセンテージや割合を視覚的に表現する場面で用いられます。例えば、アンケート結果の分析やリソース配分の可視化に活用できます。

【12.ミックス型】複数の形式を組み合わせて、様々な情報をひとつの画像に統合する

■特徴
異なるデータや要素を包括的に整理できる

■活用シーン
年次報告書/包括的なプレゼン資料など

ミックス型のインフォグラフィックは、複数の形式を組み合わせることで、多様な情報を統合的かつ効果的に提示できます。特に、年次報告書や包括的なプレゼン資料のように、幅広いデータをひとつにまとめる場面に適しています。

このように、ひと口に「インフォグラフィック」といっても、実に多様な表現方法があります。あなたの伝えたい情報に合った種類を選んで、ぜひ効果的なインフォグラフィックを作ってみてください。

インフォグラフィック作成にAdobe Expressがオススメな理由

Adobe Expressを使えば、誰でもカンタンにインフォグラフィックを作ることができます。

最後に、その理由を3つご紹介します。

テンプレートやデザイン素材が豊富

Adobe Expressには、多様なインフォグラフィックの種類に対応したテンプレートが豊富にあり、デザイン素材(イラスト・写真・アイコン・図形など)やフォントの種類も充実しているので、思いどおりのデザインが作れます。

また、グラフ作成機能も備わっているため、円グラフ・棒グラフ・折れ線グラフなどのグラフをカンタンに作成できます。

商用利用可能

Adobe Expressのテンプレートや素材を使用して作成したインフォグラフィックは、基本的に商用利用可能で、販売をすることができます。ただし、一部のアセットには禁止事項がありますので、詳しくは以下のページをご覧ください。

Adobe Expressは商用利用OK?注意点や禁止事項をご紹介

サイズをカンタンに調整可能

Adobe Expressでは、作成した画像のサイズ変更もカンタンです。例えば「Instagram投稿用」「A4サイズのチラシ用」など、ワンクリックでサイズ変更が行えますので、1枚の画像を様々な媒体で活用したいときにも便利です。サイズ変更方法について、詳しくは以下のページをご覧ください。

画像サイズを無料で変更する|Adobe Express

Adobe Expressを使って効果的なインフォグラフィックを作成しましょう

多くの情報を簡潔に整理し、視覚的に伝えるインフォグラフィック。
情報を「わかりやすく」伝えると同時に「視覚的な魅力」を高めるのに役立ちます。
情報発信の効果を最大化したいときや、大事なプレゼンテーションの場面で、手軽に作ったインフォグラフィックを添えることができれば、説得力や訴求力がグッと高まり、メッセージがより効果的に伝わるでしょう。
Adobe Expressを使って、魅力的なインフォグラフィックをぜひ作ってみてくださいね。